毎週フレッシュな映画情報をお届けする『シネマTrip!』(毎週土曜 午前10:25 関西ローカル)。
お楽しみいただいているでしょうか。
今週からは西中蓮アナウンサーが担当。キャストや監督のインタビュー、イベント映像など盛りだくさんで最新映画情報をお届けします。
新海誠の劇場アニメーション『秒速5センチメートル』がついに実写映画化へ。
18年前の公開から今なお国内外で愛され続け、“新海ワールドの原点”とも称される不朽の名作が、新たな姿としてスクリーンに登場します!
物語は1991年、春。
東京の小学校で出会った貴樹(松村北斗)と明里(高畑充希)は、互いの孤独にそっと手を差し伸べるようにして、少しずつ心を通わせていった。
しかし、卒業と同時に、明里は引っ越してしまう。離れてからも、文通を重ねる二人。
相手の言葉に触れるたび、たしかにつながっていると感じられた。
中学一年の冬。
吹雪の夜、栃木・岩舟で再会を果たした二人は、雪の中に立つ一本の桜の木の下で、最後の約束を交わす。
「2009年3月26日、またここで会おう」
時は流れ、2008年。
東京で働く貴樹は、人と深く関わらず、閉じた日々を送っていた。
30歳を前にして、自分の一部が、遠い時間に取り残されたままだと気づきはじめる。そんな時にふと胸に浮かぶのは、色あせない風景と、約束の日の予感。
明里もまた、あの頃の想い出と共に、静かに日常を生きていた。
18年という時を、異なる速さで歩んだ二人が、ひとつの記憶の場所へと向かっていく。交わらなかった運命の先に、二人を隔てる距離と時間に、今も静かに漂うあの時の言葉。
――いつか、どこかで、あの人に届くことを願うように。
大切な人との巡り合わせを描いた、淡く、静かな、約束の物語。
新海誠の劇場アニメーション『秒速5センチメートル』が実写映画化。
主題歌は、米津玄師「1991」
劇中歌には原作でもお馴染みの山崎まさよし「One more time, One more chance」
音楽と共に新海ワールドが繰り広げられます。
(西中蓮アナウンサー)