ヒナタ(関水渚)が自らシリアルキラーの標的へ——。横山裕主演『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』第3話、狂気の部屋で暴かれた“歪んだ選別基準”
一匹オオカミの刑事・磯貝史郎(横山裕)と、“殺した人数”が見える特殊能力を持つ黒井ヒナタ(関水渚)がバディとなって、日常に潜むシリアルキラー(猟奇的連続殺人鬼)を追う、水ドラ★イレブン『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』(カンテレ・フジテレビ系/毎週水曜 午後11:00)。7月15日、第3話が放送されました。
第1話では、ヒナタが警察にシリアルキラーの居場所を伝える“謎の通報者”であることに気づいた磯貝。ヒナタとともに視覚障害者を装ったシリアルキラー・犬飼(飯田基祐) を制圧し、危険な協力関係がスタートしました。第2話では、失踪者が相次ぐパーティー会場に潜入。一見“助けられる側”に見えた若い女性・リサ(田鍋梨々花)こそが、12人もの命を奪ってきたシリアルキラーだと判明したのです。第3話では、そんなリサの正体に迫るべく、磯貝とヒナタがさらに踏み込んだ捜査へと乗り出します。
(以降、第3話のネタバレを含みます)
第1話では、ヒナタが警察にシリアルキラーの居場所を伝える“謎の通報者”であることに気づいた磯貝。ヒナタとともに視覚障害者を装ったシリアルキラー・犬飼(飯田基祐) を制圧し、危険な協力関係がスタートしました。第2話では、失踪者が相次ぐパーティー会場に潜入。一見“助けられる側”に見えた若い女性・リサ(田鍋梨々花)こそが、12人もの命を奪ってきたシリアルキラーだと判明したのです。第3話では、そんなリサの正体に迫るべく、磯貝とヒナタがさらに踏み込んだ捜査へと乗り出します。
(以降、第3話のネタバレを含みます)
◆怪しい女性・リサを追え——磯貝の手段を選ばない泥臭い捜査手腕
リサの手に触れたことで、ヒナタが「あの子……彼女がシリアルキラー」と磯貝に告げた直後から始まった第3話。にわかには信じきれない磯貝でしたが、パーティー会場の防犯カメラを確認すると、そこにはリサが失踪した女性たちと親しげに接触する姿が残されていました。しかし、リサが獲物を選ぶ“歪(ゆが)んだ選別基準”までは掴(つか)みきれません。
ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』2話 リサ(田鍋梨々花)
そんななかで光るのが、磯貝の“刑事力”です。まずパーティー会場のオーナーに警察手帳を見せ、奥の部屋の存在をちらつかせながら防犯カメラ映像を提出させる。リサの本名が鷲頭リサであることや、住んでいるマンション、家庭環境に関する情報も調べ上げていきます。さらに磯貝は、リサの部屋の暗証番号を割り出すため、管理人を外へ誘導し、その隙に防犯カメラ映像を確認。リサの指の動きから部屋の暗証番号を推測します。やっていることはかなり強引で、正攻法とは言い難い。それでも、警察官としての経験と観察眼、そして多少グレーな手段も使ってしまう“胆力”が、磯貝という人物の面白さを際立たせていました。
ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』3話 磯貝史郎(横山裕)
◆リサの部屋に潜入する磯貝、ターゲットになろうとするヒナタ
磯貝は、再び開催されるパーティーの隙を狙い、リサの部屋へ潜入する計画を立てます。ヒナタに任されたのは、もし彼女が自宅に戻ろうとした場合の足止めでした。当日、ヒナタは偶然を装ってリサに接近します。リサもヒナタに興味を示し、ふたりは奥の部屋へ。そこで彼女は、ヒナタの身体のラインをなぞるように触れ、腹部あたりで一瞬動きを止めます。しかし次の瞬間、興味を失ったようにその場を去ってしまう。ヒナタは引き留めようとしますが、店のスタッフに阻まれ、足止めは失敗。リサは自宅へ戻ってしまいます。
一方その頃、リサの部屋に忍び込んだ磯貝は、ナイフやロープ、日記帳、失踪女性たちが写るチェキ、そしてピアスなどの小物も発見します。日記の日付と失踪者、防犯カメラの映像が一致していることからも、リサが事件に深く関わっていることは明らか。しかしさらなる証拠をつかもうとする磯貝は、部屋に戻ってきたリサと鉢合わせ寸前に!危機一髪の状況に追い込まれますが、華麗な身のこなしで、その場を潜り抜けます。
一方その頃、リサの部屋に忍び込んだ磯貝は、ナイフやロープ、日記帳、失踪女性たちが写るチェキ、そしてピアスなどの小物も発見します。日記の日付と失踪者、防犯カメラの映像が一致していることからも、リサが事件に深く関わっていることは明らか。しかしさらなる証拠をつかもうとする磯貝は、部屋に戻ってきたリサと鉢合わせ寸前に!危機一髪の状況に追い込まれますが、華麗な身のこなしで、その場を潜り抜けます。
ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』3話 黒井ヒナタ(関水渚)、磯貝史郎(横山裕)
その後、磯貝が撮影したリサの部屋や失踪した母親と写る幼少期のアルバムの写真を見たヒナタは、被害者たちに共通する特徴として鍵になっていたのは、へそピアスだったことに気づくのです。磯貝にくぎを刺されながらも、ヒナタはひとりで動き出します。街で偶然リサと出会ったヒナタは、開けたばかりのへそピアスを見せ、ついにリサの興味を引くことに成功。リサはヒナタの手を引き、暗い路地裏へと連れていきます。「楽しいこと、しようよ」と微笑むリサ。ヒナタは狙い通りシリアルキラーのターゲットになったのです。
ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』3話 黒井ヒナタ(関水渚)
◆刑事力×行動力——磯貝とヒナタの危ういバディ感
第3話でひきつけられたのは、磯貝とヒナタの“捜査スタイル”です。磯貝はヒナタにご飯をたかられたり、「おじさん」扱いされたり、相変わらず振り回されっぱなし。けれど、いざ捜査となると場数を踏んできた刑事だからこその観察力と突破力があり、ただの“組織から外れた刑事”ではないことがよく分かりました。少し昭和気質というか、力技で押し切るような危なっかしさはあります。ヒナタから「本当に警察?」と疑われるような無茶もしますが、なんだかんだと手がかりを掴んでくる。このバランスが、磯貝のキャラクターをより魅力的にしています。
ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』3話 磯貝史郎(横山裕)、黒井ヒナタ(関水渚)
一方のヒナタも、磯貝に負けたくないのか、あるいは自分の目的のためか、とにかく行動が早い。リサの条件がへそピアスかもしれないと気づくと、すぐにへそピアスを開けてしまいます。ヒナタの行動力は頼もしい反面、いつ取り返しのつかないことになるのか分からない危うさこそが、観る者をひきつけました。
そして警察側では、捜査一課の鶴岡楓(山崎紘菜)も「謎の通報者」探しに乗り出してきた様子。磯貝の手段を選ばない“刑事力”と、ヒナタの命を危険にさらすほどの“行動力”で、ふたりはシリアルキラーに近づいていく。事件解決に近づく一方で、新たなリスクを呼び込んでいる気配が漂いました
そして警察側では、捜査一課の鶴岡楓(山崎紘菜)も「謎の通報者」探しに乗り出してきた様子。磯貝の手段を選ばない“刑事力”と、ヒナタの命を危険にさらすほどの“行動力”で、ふたりはシリアルキラーに近づいていく。事件解決に近づく一方で、新たなリスクを呼び込んでいる気配が漂いました
ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』3話 鶴岡楓(山崎紘菜)
◆普通の顔で近づいてくる、シリアルキラーの不気味さ
シリアルキラーの描き方も、リサの存在でより不気味さを増しました。第2話では、優しく微笑む若い女性が実は12人を殺していたという反転が大きな衝撃でしたが、第3話では彼女の“こだわり”が発覚。へそピアス、日記に残された名前、女性たちのチェキ。リサの部屋に残されたものは、単なる殺人の証拠というより、彼女自身の執着の記録のようでした。誰でもいいから殺しているわけではない。自分なりの条件や美学があり、それに合う相手を選び、近づき、取り込んでいく。しかもリサは、見るからに怪しい人物ではありません。若く美しく、柔らかく笑い、感謝の言葉も言える。だからこそ怖いのです。ヒナタが異能で殺した人数「12」を見なければ、誰も彼女をシリアルキラーだとは思わないでしょう。普通の顔で、普通の声で、自然に人と距離を詰めてくる相手が、実は何人もの命を奪っている。第3話では、その“日常に紛れる狂気”がさらに際立っていました。
ラストで、ついにリサのターゲットとなったヒナタ。リサはどんな形でヒナタに牙をむくのか。そして、磯貝とヒナタはシリアルキラーを捕らえることができるのか。ヒリヒリする展開が、ますますクセになってきました。
ラストで、ついにリサのターゲットとなったヒナタ。リサはどんな形でヒナタに牙をむくのか。そして、磯貝とヒナタはシリアルキラーを捕らえることができるのか。ヒリヒリする展開が、ますますクセになってきました。
文:鈴木まこと
編集プロダクション・広告制作会社で編集・ディレクター・ライターとして活動。年間100本以上観るほどドラマ好きで、エンタメライターとしても執筆中。
編集プロダクション・広告制作会社で編集・ディレクター・ライターとして活動。年間100本以上観るほどドラマ好きで、エンタメライターとしても執筆中。
【関連記事】
0
カンテレIDにログインまたは新規登録して
コメントに参加しよう








