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見頃は6月上旬、奈良の紫陽花絶景スポット3選【2025年】

2025.05.30

見頃は6月上旬、奈良の紫陽花絶景スポット3選【2025年】
6月上旬から7月にかけて見頃を迎える、色鮮やかな紫陽花(あじさい)。しっとりと雨に濡れたその花は、青、ピンク、紫、赤⋯とキラキラと宝石のようなに輝き、梅雨どきのじめじめとした気分を晴れやかなものにしてくれます。この季節ならではの紫陽花鑑賞にぴったりな、奈良の名スポットをご紹介。
(※トップ画像は、岡寺の華手水舎/提供:岡寺)

長谷寺(奈良・桜井市)

関西を代表する「花の御寺」、初夏を彩る紫陽花群。

鮮やかに咲き誇る紫陽花(提供:長谷寺)

四季折々の花々が美しく咲き誇ることで有名な長谷寺。3月には山を包み込むような満開の桜、4月には7,000株の牡丹、5月には2,500株の石楠花(しゃくなげ)、そして、6月には3,000株の紫陽花と、次々と季節の花が見頃を迎えます。気候によっては開花時期が重なって、夢のコラボが偶発的に楽しめることも。
仁王門をくぐり登楼を抜けると見えてくる嵐の坂では、両脇に地植えの紫陽花が咲き誇るほか、階段には鉢植えの紫陽花が美しく設置され、鮮やかな色彩をたたえた見事な景観が飛び込んできます。まさに「花の御寺(みてら)」にふさわしい、千紫万紅の絶景! 同寺で人気のプログラム『大和観音「あぢさゐ回廊」』が5月24日(土)から始まっています。

「長谷寺」
時間:8時30分〜17時(4月〜9月)
住所:奈良県桜井市初瀬731-1
入山料:大人450円、中・高校生350円、小学生200円
電話:0744-47-7001
公式サイト
公式インスタグラム

岡寺(奈良・明日香村)

フォトジェニックな演出で魅せる、麗しき手毬花。

境内をカラフルに染める、岡寺の紫陽花(提供:岡寺)

日本最初の厄除け霊場で有名な岡寺。ゴールデンウィークには天竺牡丹(ダリヤ)が境内の池を染める『華の池』がおこなわれ、多くの参拝客が訪れました。そして、梅雨どきには色鮮やかな紫陽花が満開となります。仁王門をくぐるとフォトジェニックな華手水舎(はなてみずしゃ)がお出迎え、そして、本堂や奥の院へと向かう石段も鉢植えの紫陽花で彩られます。
ガクアジサイやツルアジサイなど、約500鉢の鉢植えと約200株の地植えがスタンバイ。それぞれのフォルムや色合いで境内をカラフルに染め上げます。長谷寺、壺阪寺、室生寺とともに同寺が参加する『大和観音「あぢさゐ回廊」』は毎年人気のプログラムで、2025年も5月24日(土)からスタート。その期間限定の切り絵御朱印(4カ寺とも1,000円)もチェックして。

「岡寺」
住所:奈良県高市郡明日香村岡806
時間:8時30分~17時(12~2月は8時30分~16時30分)
入山料:大人500円、高校生以下400円(小学生以下無料)
公式サイト
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矢田寺(奈良・大和郡山市)

約60種・10,000株が咲き誇る、別名・あじさい寺。

約10,000株の紫陽花が咲き乱れる矢田寺(提供:矢田寺)

ご本尊であるお地蔵さんにちなみ、昭和40年頃から植栽が始まったという同寺の紫陽花。25,000平方メートルにもおよぶ境内には、回遊式の紫陽花庭園や見本園があり、梅雨どきになると約60種類・10,000株の紫陽花がお地蔵さんを装飾するかのようにいっせいに花開きます。まさに、「あじさい寺」の名にふさわしい咲きっぷりです。
かわいらしい手毬型のウズアジサイや西洋から逆輸入されたブルーキング、装飾花のふちがギザギザのナデシコガクアジサイなど、多種多様な紫陽花が山容を活かした展示で参拝者を楽しませてくれます。アジサイ園の開園は、5月31日(土)~6月30日(月)。また、期間中は本堂の特別拝観(500円)、閻魔堂の特別開扉(無料)も実施。こちらもぜひ。

『アジサイ園』
期間:2025年5月31日(土)~6月30日(月)
時間:8時30分~17時
住所:奈良県大和郡山市矢田町3549
入山料:大人700円、小学生300円
電話:0743-53-1445
公式サイト
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