あの「大屋根リング」の柱が駅ベンチに!万博会場のヒノキ材、阪神なんば線・伝法駅と福駅で再利用へ
大阪・関西万博のシンボルとして多くの来場者を迎えた「大屋根リング」が、今度は駅で人々を迎えるベンチとして生まれ変わります。阪神電気鉄道(以下、阪神電鉄)は、大屋根リングの柱に使われた木材を、改築中の阪神なんば線・伝法駅と福駅の待合ベンチとして再生・活用します。
大阪・関西万博のシンボル・大屋根リング(2025年10月13日、大阪市此花区)
■柱2本を万博協会から有償譲渡
活用されるのは、大屋根リングの柱として使用された檜(ヒノキ)材2本です。2025年日本国際博覧会協会が実施したリユース事業「ミャク市!」の公募を通じて、有償譲渡を受けました。
有償譲渡を受けた大屋根リングの柱(阪神電気鉄道提供)
■会場の記憶を乗せたベンチ誕生へ
譲渡された檜材はベンチへと加工され、阪神なんば線淀川橋梁改築事業に伴う新駅舎の改札内コンコースに設置される予定です。伝法駅は万博会場があった大阪市此花区に、福駅は隣接する西淀川区に位置しており、万博の記憶を受け継ぐ場所としてふさわしいロケーションです。会場で多くの人々を見守ってきた木材が、今後は駅利用者の憩いの場として新たな歴史を刻みます。
大阪・関西万博のシンボル・大屋根リング(2025年撮影、大阪市此花区)
■木のぬくもりと資源循環を駅空間に
阪神電鉄は「万博のレガシーを身近な公共空間へ取り入れることで、資源循環の推進と、木のぬくもりを感じられる駅空間の創出を目指す」としています。
■新駅舎で再会できる日を楽しみに
ベンチは加工・設置を経て、新駅舎の供用開始に合わせてお披露目される予定です。万博の思い出が刻まれた木材が、地域の日常を支える新たな風景として活躍する日が楽しみです。
大阪・関西万博のシンボル・大屋根リング(2025年10月13日、大阪市此花区)
文/華みず希 万博ロスの関西在住ライター。
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