「これが日本画!?」戦後京都で火が点いた前衛日本画、前代未聞のスケールで大集結【日本画アヴァンギャルド KYOTO 1948-1970】
壁から足が飛び出す。
麻袋が貼られている。
それでも、これは“日本画”。
大野俶嵩《緋 No.24》1964年、京都市美術館蔵(通期展示)
伝統ある「日本画」の枠を超え、「描く」ことそのものを問い直す衝撃の作品群が、いま京都市京セラ美術館 新館 東山キューブで体感できます。
展示替えを含め、およそ150点の作品が公開される特別展「日本画アヴァンギャルド KYOTO 1948-1970」は、2026年2月7日(土)~5月6日(水・休)まで開催中です。
展示替えを含め、およそ150点の作品が公開される特別展「日本画アヴァンギャルド KYOTO 1948-1970」は、2026年2月7日(土)~5月6日(水・休)まで開催中です。
戦後京都で生まれた前衛日本画
本展は、1940年代以降に京都で結成された3つの美術団体である創造美術、パンリアル美術協会、ケラ美術協会を中心に、日本画の枠を問い直し、新たな表現を模索した気鋭の画家とその軌跡を紹介します。
戦後京都で生まれた反骨的創造運動を「日本画アヴァンギャルド」と総称し、現代へと連なるもうひとつの日本画の系譜を紐解きます。
戦後京都で生まれた反骨的創造運動を「日本画アヴァンギャルド」と総称し、現代へと連なるもうひとつの日本画の系譜を紐解きます。
「特別展 日本画アヴァンギャルド KYOTO 1948-1970」 会場風景
前衛日本画はどう生まれたのか
戦後、日本画は大きな岐路に立たされていました。「日本画滅亡論」と呼ばれる議論が流行し、花鳥風月的な伝統表現だけでは、このまま衰退してしまうのではないか、とささやかれていたのです。
そんな中、若い画家たちは伝統の枠組みを問い直しつつ、単なる反抗や破壊ではなく、自分たちなりの表現として日本画を生かす道を模索しました。こうした挑戦が、京都で力強く芽吹いたのです。
戦後、日本画は大きな岐路に立たされていました。「日本画滅亡論」と呼ばれる議論が流行し、花鳥風月的な伝統表現だけでは、このまま衰退してしまうのではないか、とささやかれていたのです。
そんな中、若い画家たちは伝統の枠組みを問い直しつつ、単なる反抗や破壊ではなく、自分たちなりの表現として日本画を生かす道を模索しました。こうした挑戦が、京都で力強く芽吹いたのです。
下村良之介《27のパターン(の一部)》1963年、大日精化工業株式会社蔵(通期展示)
上村松篁(1902-2001)、堂本印象(1891-1975)、秋野不矩(1908-2001)など、日本画の常識を覆す表現に挑んだ精鋭たちは、今や現代日本画を語る上で外せない巨匠です。本展では、そんな彼らが若き日々を過ごし、活躍の中心であった京都から、戦後日本画の歴史と動向を総覧します。その他にも岩田重義(1935-)、三上誠(1919-1972)、下村良之介(1923-1998)などの作品も出展されます。
「特別展 日本画アヴァンギャルドKYOTO 1948-1970」 会場風景
「特別展 日本画アヴァンギャルドKYOTO 1948-1970」 会場風景
創造美術が主流をつくると、それに対抗する形でパンリアル美術協会が生まれ、さらにケラ美術協会といった前衛団体が次々と登場しました。当時では考えられなかった、3つの団体の作品を一堂に展示するという企画が、「日本画アヴァンギャルド」で実現しました。こうして、日本画界に巻き起こった「アヴァンギャルド」を、戦禍の爪痕が残る京都の社会とともに振り返ることができます。創作への意欲と情熱に燃えた芸術家たちの作品には、街や社会の変化が色濃く反映されており、戦後の社会状況を示す資料とあわせて鑑賞することで、美術業界で奮闘した作家たちへの思いを巡らせることができるでしょう。
野村耕《存在の露呈》1965年、京都市美術館蔵(通期展示)
日本画アヴァンギャルド展では、既成の「美しさ」をくつがえす、自由で挑戦的な表現に出会えます。「余白の美」「墨」「岩絵具」などの伝統的な画材や技法、美意識など、これまでの日本画のイメージを塗り替える作品が目白押しです。私たちの想像を超える作品に触れることで、「こうきたか!」「これは日本画?」と、思わず目を見張る経験となるでしょう。
「特別展 日本画アヴァンギャルド KYOTO 1948-1970」 会場風景
そんな驚きと発見に満ちた作品の数々。戦後京都で芽吹いた日本画の熱気を間近で感じれば、自由な発想で表現することの楽しさや、新たな視点が伝わってきます。
5月6日まで開催の「日本画アヴァンギャルド」を、ぜひ会場で体感してみてください。
5月6日まで開催の「日本画アヴァンギャルド」を、ぜひ会場で体感してみてください。
野村久之《Sanctuary》1960年、京都市美術館蔵(通期展示)
<開催概要>
展覧会名/特別展「日本画アヴァンギャルド KYOTO 1948-1970」
会期/2026年2月7日(土)~5月6日(水・休)
※会期中一部に展示替えあり
前期:2月7日(土)~3⽉1日(日)
中期:3月3日(火)~4⽉5日(日)
後期:4月7日(火)~5⽉6日(水・休)
休館日/月曜日(祝日の場合は開館)
開館時間/10:00~18:00(最終入場は17:30まで)
会場/京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ
[〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町124]
主催:京都市 / 関西テレビ放送 / 京都新聞
協賛:株式会社長谷ビル
特別協力:株式会社藤井大丸
協力:京都薬品工業株式会社
お問合せ/京都市京セラ美術館 075-771-4334
展覧会名/特別展「日本画アヴァンギャルド KYOTO 1948-1970」
会期/2026年2月7日(土)~5月6日(水・休)
※会期中一部に展示替えあり
前期:2月7日(土)~3⽉1日(日)
中期:3月3日(火)~4⽉5日(日)
後期:4月7日(火)~5⽉6日(水・休)
休館日/月曜日(祝日の場合は開館)
開館時間/10:00~18:00(最終入場は17:30まで)
会場/京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ
[〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町124]
主催:京都市 / 関西テレビ放送 / 京都新聞
協賛:株式会社長谷ビル
特別協力:株式会社藤井大丸
協力:京都薬品工業株式会社
お問合せ/京都市京セラ美術館 075-771-4334
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