3月8日(土)に迫った『R-1グランプリ2025』。
決勝戦にコマを進めたファイナリストたちのインタビューを毎日1本ずつ掲載していきます。
今回は友田オレさんです。
友田さんは早稲田大学在学中、芸人としてデビュー10ヶ月にして『ABCお笑いグランプリ』決勝進出、さらにユニットのLet Me Show You THEまごころで『M-1グランプリ2023』準々決勝進出など、早くも数々の賞レースで頭角をあらわされています。「若き天才」という風に称されることもありますが、そういった言葉はどのように受け止めていらっしゃいますか。
もちろんありがたいのですが、ただ自分は努力と運、あと環境だと思っています。大学生の頃からお笑いサークル(お笑い工房LUDO)に入っていますし。歌ネタで使用する楽曲についても幼稚園の頃からの友人がたまたま音楽をやっていて、「音を作ってあげるよ」と言ってくれて。そういう協力がないと自分は成り立たちませんから、環境に恵まれていると感じています。あと、見てくださるお客さんとネタの相性はその日の運ですし。ですので、努力、運、環境ですね。なにより僕は、「自分の笑いについて来い」というのではなく、合わせていくタイプなので。
たしかに友田さんは「新世代芸人」とくくられますが、スタイル自体は、歌ネタ、あるあるネタ、フリップネタなどオーソドックスですよね。合わせていくタイプであり、また大衆性もあるように感じます。
たしかに「自分が考えていることができるだけ伝わってほしい」という意識があります。でも、必ずしもそれがうまくいかないこともあります。ただ、たとえば歌ネタは、自分が「おもしろい」と思っていることが伝わらなくても、歌だとぎりぎり聞いていられるかなって。夏祭りでよく知らない歌手が歌いに来ているみたいな、そういう感覚ですね。
準決勝のネタはまさにそういう意図が伝わってきました。
お笑いとして楽しみにしている方は近くで見てほしいですけど、そうじゃない方も遠くからなんとなく楽しめるようにしたいですね。
友田さんは歌ネタをたくさんお持ちですが、まだまだ可能性があるジャンルだと思いますか。
はっきりとした答えは持っていませんが、ただ、自分が「おもしろい」と思ったことをそのまま言葉として発するより、とっつきやすいやり方である気がします。そこは他のジャンルとは違った良さがあるかな、と。そういう点では、まだまだ可能性はあるのかも。あと自分の歌ネタの場合は聞き心地の良さも感じてほしいです。決勝では、おじいちゃん、おばあちゃんや、あまりお笑いを知らない方でも「なんかいいものが見られた」と思ってもらえるとうれしいです。
『R-1グランプリ2025』は2025年3月8日(土)よる6時30分から生放送(全国放送)です。
また「みよか」では優勝者予想を受付け中です(2025年3月8日よる7時まで、要:カンテレID登録/無料)。
見事的中させた方の中から抽選で3名さまに賞品があたります!
【賞品あり】R-1グランプリ2025の優勝者を予想しよう
その他ファイナリストのインタビューなど関連記事は
こちら
取材・文:田辺ユウキ
芸能ライター。大阪を拠点に全国のメディアへ寄稿。お笑い、音楽、映画、舞台など芸能全般の取材や分析の記事を執筆している。
カンテレIDにログインまたは新規登録して
コメントに参加しよう