さすらいラビー 中田和伸「よくも悪くも僕が一番気負っていない」【R-1グランプリ2026 ファイナリストインタビュー④】

さすらいラビー 中田和伸「よくも悪くも僕が一番気負っていない」【R-1グランプリ2026 ファイナリストインタビュー④】
3月21日(土)よる6時30分から生放送でお届けする、史上最大の“ピン芸日本一決定戦”『Indeed R-1グランプリ2026』(カンテレ・フジテレビ系全国ネット)。

過去最多6,171人のエントリーの中から見事決勝に駒を進めた、しんや、今井らいぱち、ドンデコルテ 渡辺銀次、ななまがり 初瀬、さすらいラビー 中田、真輝志、ルシファー吉岡、九条ジョー、トンツカタン お抹茶のファイナリスト9人に特別インタビューを実施。
3月12日(木)から決勝前日の3月20日(金)まで、9日間にわたってそれぞれの意気込みをお届けします。

4人目となる今回は、コンビでは賞レースで着実に結果を重ね、個人でも一橋大学卒業のキャリアを生かした“高学歴ボケ”として注目を集めているさすらいラビー 中田が、今大会にかける思いを語りました。

◆インタビュー

――決勝進出が決まった瞬間を振り返ってみていかがですか?

びっくりが100パーセントでした。コンビでやっているときは、賞レースでも人生を賭けている感じや、「ここで負けたらどうなっちゃうんだろう」とメンタル的に追い込まれるところがあったんですけど、『R-1』はいい意味で気楽にできて、当たって砕けろという感じなんです。だから、ファイナリストとして名前を呼ばれて頭が真っ白になりました。喜びを実感するにも時間がかかりましたし。あと、周りの目も怖くなってきました。「こいつ、何で決勝に行ってんだよ」と思われていたらどうしようって。

――ファイナリスト9人を見ていかがですか?

全体的にバラエティ豊かで、おもしろそうな大会ですよね。自分がそこに入れているのが光栄です。テレビショーとしてワクワクします。ただ、僕はトンツカタン お抹茶さんのピンネタの大ファンなので、もし自分がウケても、お抹茶さんがスベったらその日はうれしくないです(笑)。お抹茶さんが輝いて、ついでに僕もいいネタができるのが一番。あと、決勝記者会見の裏で真輝志くんと「同期だね」という話をしていて、これは『R-1』がつないでくれた縁。あのとき「真輝志くんと仲良くなりたくて」と言うと、「ほんまに?ありがとう!」とLINEの交換をしてもらえたんですけど、お互いに人見知りなので打ち解けられなかったんです。決勝で一緒に戦って、絆(きずな)を作りたいです。

さすらいラビー 中田さん

――“これだけはファイナリストの誰にも負けない!”と誇れる強みはありますか?

よくも悪くも僕が一番気負っていないところです。ここまでこれてラッキーという感じで上がってきたんで。だからこそ、のびのびとパフォーマンスができる気がします。ギラギラしてもいいことはないですから。

――さすらいラビー 中田さんにとっての『R-1グランプリ』とは?

自分という人間一人がテストされる舞台です。すべての立ち居振る舞い、考えていること、おもしろいこと、たたずまい、声。自分から発せられる全部がネタを通して、総合的にジャッジされる舞台だと思います。あと、僕の師匠であるウエストランドの井口(浩之)さんの敵討ちみたいな気持ちもあります。井口さんご本人は2025年の『R-1』で「大爆笑をとったのに負けた」とおっしゃっていて、「誰が出るか、こんな大会」という名言まで残されましたよね(笑)。今回、僕が準決勝に残ったとき、井口さんに「去年の井口さんのところまでは来ました」と伝えると「全然一緒じゃねえわ!」と言われて、決勝に進んだときもファイナリスト発表から数分後にLINEで「調子に乗るなよ、とにかく地に足つけろ」って。全部、井口さんなりの愛情なんですけど、でも決勝で良い結果を残しても僕を褒めることは0パーセント。何かにこじつけて叱られるんで。ただ、負けて叱られるくらいなら、優勝して調子に乗って叱られたいです。

ファイナリストの中でも、結果に対してもっとも無欲な印象です。ただ、ネタとしてはかなりどん欲に笑いを奪いにきます。お師匠であるウエストランド井口さんに良い報告をしてほしいです。

◆さすらいラビー 中田

出身地:東京都
趣味:読書(中村航)・麻雀・カレー屋巡り・NBA鑑賞
特技:漢字・ぷよぷよ
芸歴:12年目
R-1戦歴:2016年(2回戦)、2017年(2回戦)、2018年(2回戦)、2019年(2回戦)、2020年(不出場)、2021年(準々決勝)、2022年(準々決勝)、2023年(2回戦)、2024年(準々決勝)、2025年(3回戦)
受賞歴:太田プロライブ月笑 2019・2022 優勝、ツギクル芸人グランプリ2023 決勝進出、ツギクル芸人グランプリ2025 準優勝

取材・文:田辺ユウキ
芸能ライター。大阪を拠点に全国のメディアへ寄稿。お笑い、音楽、映画、舞台など芸能全般の取材や分析の記事を執筆している。

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