また、「正月のお節は、1年の家内安全と無病息災を願うものです。そのため、材料も内容も語呂合わせで縁起を担ぐものが多くなっています」とあります。
代表的なおせちの食材の語呂合わせには、
きんとん:金団と書き、黄金色をしているところから、金運上昇。
田作り:材料のカタクチイワシを田畑の肥料に使ったことから、豊作。
伊達巻:着物の柄に似ていたところから、着るものに困らない。
里芋:土の中に小芋をたくさんつけるところから子孫繁栄。
れんこん:穴が開いていて、将来の見通しがいい。
えび:腰が曲がるまで長生きできる。
数の子:一腹にたくさん卵があるところから、子孫繁栄。
昆布巻き:よろ“こぶ”の語呂合わせ。
ブリ:ブリは出世魚であるところから、出世祈願。
黒豆:「まめましく(=真面目によく)働けますように」との願い。(1)
と、食材ごとに願いが込められていて、大切に伝わってきたことがわかります。
(1)引用:農林水産省HP「おせちは一年の幸を願う料理。おせちを知って作ってみよう!」