調べてみよか

マウンテンスライダー【私のまちの宝もの 】

2024.07.17

マウンテンスライダー【私のまちの宝もの 】

私のまちの宝もの 〜となりの重要文化財〜Vol.1 「マウンテンスライダー」(大阪市北区)

「私のまちの宝もの」連載へようこそ!
皆さんの心に刻まれた「まちの宝もの」、それはどんなものですか?

幼い頃によく遊んだ公園の大きな滑り台。
友達と待ち合わせをした駅前の時計台。

そう、私たちのまちには、みんなの思い出がつまった「宝もの」がたくさんあります。
この連載では、そんな「私のまちの宝もの」を紹介していきます。私たちのまちの歴史と魅力を再発見し、それを通じて世代を超えた交流の場を作っていきたいと思います。

掲載画像は、最新のデジタル技術で大切に保存しています。
詳しくは「プロジェクトのご紹介」をご覧ください。

さて、記念すべき第一回目(Vol.1)として今回ご紹介したい宝ものは、キッズプラザ大阪(カンテレ本社)に隣接した扇町公園。そこには、ひときわにぎやかで子どもたちの歓声が聞こえてくる滑り台があります。

その名も「マウンテンスライダー」 です。

データアドレス: NAELRABGBJONVQGRVZ3J7NE4DCISRKQIZ2MIFTY

平地に大きな滑り台が設置されている公園は他にもたくさんあるものの、隣接する小高い丘との一体感があって、まさしく山を滑り降りる爽快感を味わえる滑り台は珍しいかもしれません。(でも、滑れるのは12歳までとなっていますので、大人の方は我慢してくださいね。)

調べてみると、扇町公園が出来たのは大正12年(1923年)。堀川監獄と呼ばれた大阪刑務所が堺市に移転し、その跡地として大阪市により公園整備が進められました。それから74年後の平成9年(1997年)、現在のカンテレ社屋が完成し、平成11年(1999年)3月31日にマウンテンスライダーが完成しました。(現在扇町公園は新施設建設工事が進んでおり、2024年秋にはカフェができるそうです) 。

毎日のように子どもたちの笑顔に触れて社屋に入るカンテレ番組制作スタッフ。
きっと番組作りにも生かされていると思います。

プロジェクトのご紹介

今回から始まりました、私のまちの宝もの 〜となりの重要文化財〜。これは「国宝級というには恐れ多いけど、わたしが住む地域の大切な文化や宝もの」にフォーカスして、歴史をひも解き、画像で長期保存するプロジェクトです。『よ~いドン!』で人気のある「となりの人間国宝さん」にあやかって、副題を「となりの重要文化財」といたしました。

カンテレでは今、番組制作にかかわらず様々な新規事業が進行中です。そんな取り組みから派生して、グループ企業である関西テレビソフトウェアが中心となって、インターネットの最先端であるブロックチェーン技術を使って地域文化を保存するプロジェクトが生まれました。

ブロックチェーンとは?

ブロックチェーンは、デジタルの世界で情報を守る特別な方法です。たくさんのコンピューターが協力して正しく情報を記録し保管するのでとても安全です。また、投稿された画像が本物であることをいつでも証明できます。デジタルの世界は便利がゆえに、データを間違って消してしまったり、勝手に書き換えられたり、偽物が出てきたりする心配がありますが、ブロックチェーンを使えば、そういった心配はありません。
つまり、この技術のおかげで、大切な思い出や地域の宝ものを、より確実に未来に残すことができるのです。
子どもたちやお孫さんまで、世代を超えて、しっかりと引き継がれていくのです。
今回紹介した画像も関西テレビソフトウェアのホームページのアーカイブエクスプローラー(Archive Explorer)から、直接ブロックチェーン上に保存されているデータを表示することができます。下記URLをクリックして、マウンテンスライダー画像の下に掲示しているデータアドレスで検索してみてください。

Archive Explorer
https://www.ktvs.co.jp/bcdata/viewer.html

私たちは、皆さんが大切にしている場所や思い出を知り、記録し、広くお伝えすることで地域の新たな魅力を発見し、世代間交流の促進や文化を育むきっかけになると考えています。あなたにとっての「わたしのまちの宝もの」にひょっこりお伺いさせていただくかもしれません。 もし紹介したいみなさんの宝ものがあれば、カンテレIDのアカウントでログインしてコメントお願いします。参考にさせていただきます。

ぜひこれからの記事にご期待ください!
miyoka
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