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神戸のハシビロコウ2羽増、希少な動かない鳥の繁殖を目指し

2025.06.30

神戸のハシビロコウ2羽増、希少な動かない鳥の繁殖を目指し
「動かない鳥」として知られる希少な鳥類・ハシビロコウ。国内での飼育数が少ないなか、ペアで2羽も飼育している「神戸どうぶつ王国」(神戸市中央区)に若いペアが仲間入りし、6月30日(月)から一般公開されます。

待ち伏せ型の狩りをするため動きを止める姿が彫像のようでかわいい、と人気を集めるハシビロコウ。絶滅危惧種に指定されていて、全世界での飼育は30羽ほど、日本では4園(日本動物園水族館協会加盟園館)で12羽が飼育されています(上野動物園、千葉市動物公園、高知県立のいち動物公園、神戸どうぶつ王国/2025年6月25日現在)。
同園では希少動物の保全と繁殖に力を注いでおり、特にハシビロコウは2014年から繁殖に向けた取り組みを継続。ですが、現在飼育されているボンゴ(雄)とマリンバ(雌)は相性が悪いようで、残念ながら繁殖にはいたっていません。

そんななか、アフリカのコンゴ民主共和国より迎え入れ、アフリカの民族楽器から命名されたサカラ(雄)とクラル(雌)の2羽が仲間入り。同園は、「まだ若いですが待望のペア。将来的に繁殖適齢期を迎えてアジアで初めてのハシビロコウ繁殖成功に向けた重要な契機です。いつか日本国内でその愛らしい雛の姿を見ることができる日を目指します」と期待に胸を膨らませています。
2羽は、2025年6月30日(月)から午前と午後に雌雄を交代して公開。公開場所は、ハシビロコウ生態園 Bigbill「MABAMBA CAMP-マバンバキャンプ―」にて。詳細は公式サイトにて確認ください。

神戸どうぶつ王国
住所:神戸市中央区港島南町7-1-9
営業:10:00〜17:00
料金:大人2,200円、小学生1,200円、4・5歳500円ほか
電話:078-302-8899
https://www.kobe-oukoku.com/

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