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「キャラクターをつかむのにものまねが役立った」ドラマ『トクメイ!警視庁特別会計係』に出演中のJPにインタビュー!

2023.10.23

「キャラクターをつかむのにものまねが役立った」ドラマ『トクメイ!警視庁特別会計係』に出演中のJPにインタビュー!
10月16日(月)からスタートした橋本環奈主演の月10ドラマ『トクメイ!警視庁特別会計係』。警視庁特別会計係の一円(はじめまどか)が「お金」を切り口に難事件に挑む、新しくユニークな警察エンターテインメントです。今回は万町署刑事課強行犯係のメンバー、大竹浩介を演じるJPさんに、役作りや現場の雰囲気、見どころなどを聞きました。

─刑事課強行犯係の刑事・大竹は、どういう役どころなのか教えてください。

大竹は頭脳明晰で数字に強く、エリートでプライドも高い人物。全然勉強ができない僕とは正反対なので新鮮です。心は温かいのに嫌みを言って素直じゃないところは、大竹のかわいいところだととらえて演じています。

─JPさん自身と大竹が似ていると思う部分はありますか?

たまたま警視庁の刑事部に知り合いがいて、ドラマが始まる前に相談したんです。大竹は40歳手前の坊主でこういう性格で……と説明したら、「現実の刑事だとしたら相当な変わり者」と言われたので、それをヒントにキャラクターを作りました。さらに僕の予想では、大竹はたぶん結婚もしていなくて彼女もいない。少し変わっていて、恋愛には興味がなく、自分の世界観で生きている部分や、素直じゃなくて色々とこじらせているところは自分と似ているな、と思います。
─JPさんといえばものまねですが、演じる上でものまねが役立ったところは?

役作りの際に「ものまねだとしたらこの人っぽい感じ」とプランを立てるのに役立ちました。はじめはバナナマンの設楽統さんみたいなイメージ。でも、ドラマのポスター撮影後に監督から「キャラクターを色濃く出すために坊主にしてほしい」と提案をいただき髪を切ったら、「設楽さんじゃないな」と。ちょっと偏屈な変わり者で坊主というところから、イメージは設楽さんから天竺鼠の川原克己さんになりました(笑)。何が飛び出すかわからん、でも根はやさしいみたいな(笑)。ただ、演じるごとに川原さんはどんどん抜けて、大竹という刑事の役をつかめていけている気がします。

─演技について他の役者さんからアドバイスをもらったりしますか?

僕はお芝居のイロハをまったく知らない状態で参加したので、毎回、先輩方の演技のやり方を盗んで自分の糧にしています。印象に残っているのは、カメラチェック(撮影した映像の確認作業)のときに沢村さんから「カメラが見える位置に立つんだよ」と教えていただいたこと。自分からカメラが見えていないと、カメラに自分が映ってない状態になるんですよね。「カメラが見えなかったら、自分で自然に動いて人とかぶらないようにするといいよ」とアドバイスをいただきました。
─ドラマ公式SNSでは、出演者たちのとても楽しそうな雰囲気がみられますが、実際はいかがですか?

本当にみんなファミリーみたいな雰囲気です。橋本さんと沢村さんと佐藤さんが楽しく盛り上げてくれて、お酒のない居酒屋でワイワイしている感じです。でもそんなふうに雑談をしていても、本番がスタートした途端、パッと役に入るんです。本当に役者さんはすごいと思います!
僕は芸人なので、反射的にその場を盛り上げたりツッコんだりしがちですけど、そうすると芝居のほうがおろそかになりそうな気がして、今は必要以上に会話に入らないようにしています。JPを押し殺しているから、現場では僕がいちばん寡黙かもしれません。今はものまねもしていないけど、10話すぎくらいから休憩中にやり始めるかも……(笑)

─最後にJPさんの視点によるドラマの注目ポイントを教えてください。

いちばんは家族で見られるところだと思います。今は家族もそれぞれのスマホで好きなものだけを見る時代ですけど、このドラマはお子さんから年配の方まで、家族で一緒に見て笑って楽しんでもらえるドラマです。毎回、時代背景を反映したユニークな犯人たちが登場するのもおもしろいですよ。
あとは、今までにないお金を切り口にした刑事ドラマというのも見どころ。経費削減のテーマを通しながら、ものを大事にすることや、1円のお金の価値を学べる要素もあるから、ぜひお子さんとも一緒に見てほしいです。
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衣裳協力:EDIFICE

文:早川奈緒子
川崎市在住のフリーランスライター。10代の子ども3人の母。「たまひよ」など主に子育て系メディアで取材・ライティングを行う。
miyoka
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