【インタビュー】黒川智花の癒しはくまモン⁉ ドラマ『リビングの松永さん』
2024.02.02
俳優は私にとって夢中になれるお仕事です。作品を共に作り上げる仲間たちとの出会いの中で、自分が演じる役柄だけでなく、自分自身についても毎回新たな発見があります。どのお仕事もそうだと思いますが、俳優も自分1人では成り立ちません。まわりの支えがあってこそ、という感謝の気持ちを常に持って仕事に向き合ってきました。
そうなんです、ニューヨークで生活することになり、仕事があるときには日本に来る形で、ニューヨークと日本を行き来しています。自宅があるマンハッタンは、エネルギッシュでにぎやかで、活気あふれる街です。
スーパーに買い物に行くとお肉が量り売りしているんですけど、「何百グラムください」と注文しても、店員さんは注文以上にドバッとたくさん入れてくれようとするんです(笑)。びっくりして「もっと減らして!」となんとか伝えています。日本と比べるとなんでも大きかったり、量が多かったりするのは、さすがアメリカ!と感じました。
趣味は食事と睡眠です(笑)。単純な人間なので、おいしいものを食べてしっかり寝て、心身ともにリフレッシュすることを心がけています。お休みの日はゆっくり起きて好きな音楽を聴きながらのんびりして、1時間くらいお散歩をしています。
10月に渡米したんですが、そのころはちょうど紅葉が美しい季節だったので、よくセントラルパークを散歩して秋の紅葉を楽しみました。
−食事で気をつけていることはどんなことですか?
フルーツと野菜をたくさん摂るように心がけています。ニューヨークのスーパーはフルーツが豊富に置いてあるんです。とくにブルーベリーはどこのスーパーにもあるから、ヨーグルトに入れたり、ベーグルやパンケーキを焼いて一緒に食べたりしていました。ジューサーで人参とリンゴのジュースを作って飲んだりもしています。日本に来てからはみかん狩りに行ったので、とれたてのみかんでジュースを作って飲んだのもとってもおいしかったです。
ニューヨークでの食事はお肉がメインだったり、ボリュームのあるお料理が多かったりするので、日本に帰ってくると、「やっぱり和食が好きだな」ってしみじみ感じます。日本滞在中の今は、とにかく和食を楽しんでいます。とくに大豆が大好き。お味噌汁はやっぱりホッとしますね。
1年くらい前からフラメンコを始めました。つま先から腰や上半身までしなやかにつながる動きが難しくて、コツをつかむまで時間がかかりそうですが、しなやかで女性らしい動作を習得できたらいいなと思って続けています。
フラメンコの衣装もすてきですよね。練習のときはフリルがついた赤いレースのトップスと、動くとフリルが広がる黒いスカートを着るんですが、そのウェアを着るだけでも気持ちが高まって楽しいです。フラメンコは、しなやかだけれど情熱的で強さもあるところが魅力。そういう女性になりたいし、お芝居にもつなげられたら、と思っています。
とっても魅力的なシェアハウスのメンバーたちの物語にドキドキしながら作品を読みました。恋ってすてきだな、と思えるし「こんなシェアハウスがあったら住んでみたいな」って憧れも持てる作品ですよね。
−朝子のキャラクターを演じる上で心がけていることは?
シェアハウスのみんなの頼りになる存在でありながら、優しくてほがらかな女性でいることを心がけています。朝子は、美己からすれば憧れのお姉さんで、恋の相談に乗ってくれる人。だけど、完璧に見えても朝子なりに仕事や恋に悩んだり、意外な弱さがあったりする一面も。シェアハウスのメンバーとかかわりあう中で、自分のことも見つめ直し、変化していく朝子の内面やしぐさなども意識していきたいと思っています。
物語が進むうちに、朝子自身の過去の恋愛が明らかになったり、健太郎との関係性が少しずつ変わってきたりもします。美己ちゃんの恋模様はもちろんですが、朝子の大人の恋も動き出すかもしれません。
大切な人がそばにいて与えてくれる安らぎや幸福感って、何にも代え難いものですよね。恋愛に限らず、シェアハウスで暮らす人たちがお互いを思いやる気持ちや、お互いの温もりを感じられるドラマになっているはず。演じる私たちと一緒に、きっとファンの方にもシェアハウス生活を楽しんでもらえると思います。
−リビングが舞台の今作ですが、黒川さんがご自宅でお気に入りの場所を教えてください。
実はくまモンが大好きなんです(照れ笑い)。自宅のリビングから見えるところに、ポスターサイズのくまモンのカレンダーを飾っているコーナーがあって、そこがとってもお気に入りです。くまモンの愛らしい姿を見るたびに、ホッとして癒されています。
「コミックスから朝子が出てきたのかな?」と思うくらい、役の雰囲気ぴったりの黒川さん。柔らかな空気をまとい、ゆっくりとていねいにお話ししてくれる黒川さんが、フラメンコにハマっていたり、くまモンが大好き、という意外性もとっても魅力的でした。
公式HP
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文:早川奈緒子
川崎市在住のフリーランスライター。10代の子ども3人の母。「たまひよ」など主に子育て系メディアで取材・ライティングを行う。
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