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カンテレ海外特派員リポート(パリ)

2024.02.13

カンテレ海外特派員リポート(パリ)
農家が高速道路をトラクターで封鎖 自前食材で長期戦覚悟
フランスでは1月半ばから農家がデモを行っていて、パリ中心部に続き道路を封鎖するなどしました。
並ぶトラクターの向かいでは、憲兵隊の装甲車が待ち受けています。
彼らはEUヨーロッパ連合の環境規制によるコスト増加や、安い農作物の輸入、価格圧力などへの不満を訴えています。
一部の農家は1月31日、パリの胃袋とも呼ばれるランジス市場の営業を妨害しようと強硬手段に出ましたが、政府は「パリやランジス市場、空港への立ち入りは超えてはならない一線だ」と警告。およそ100人が一時的に拘束されました。

連日続く抗議活動。農家は長期戦覚悟です。
高速道路に発電機や簡易トイレも持ち込み、ランチタイムにはクレープが振る舞われていました。
フランスで度々行われるデモ。パリでは半年後にオリンピックという大イベントを控えていますが、交通機関や警察などがこぞってデモをするぞと国に圧力をかけています。

最終的に政府は1週間で3回、農家の声にこたえる形での対応策を発表。
燃料の増税を撤回するなどの措置を約束し、2月1日農家の労働組合は抗議活動の中止を決めました。

しかし一部の労働組合は6月までに約束が達成されなければ、抗議活動を再開すると示唆していて先行きが注目されます。

【フランス】農家が高速道路をトラクターで封鎖 自前食材で長期戦覚悟  FNNパリ支局森元愛記者リポート 【関西テレビ・newsランナー】

miyoka
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