聞いてみよか

友達や家族からの言葉に支えられて。茅島みずき&河野純喜(JO1)『あの子の子ども』

2024.07.14

友達や家族からの言葉に支えられて。茅島みずき&河野純喜(JO1)『あの子の子ども』
桜田ひよりが主演、細田佳央太が相手役を務めるカンテレ制作のドラマ『あの子の子ども』(毎週火曜午後11時)。主人公・福のクラスメイトを演じる茅島みずきさんと河野純喜さん(JO1)に、お互いの印象や休日の過ごし方などについて語っていただきました。
ー今作では主人公・福と恋人の宝が人生の大きな選択をしますが、お2人にとってこれまでの人生で大きな選択となったできごとは? 相談した人はいますか?
【河野】僕は大学4回生のときに、オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』を受けました。オーディション申し込みの締切が2019年5月31日で、6月1日からが就活の選考開始日。5月末にオーディションを受けることを決めて、並行して就活も進めていました。内定を頂いた企業もあったのですが、オーディション番組に出演できる練習生101人になったタイミングで、「この世界で頑張りたい」と自分の生き方を決めました。
選考が進む中で、大学の学費を払ってくれた両親に、この仕事に真剣に取り組みたいと相談しました。はじめは驚いていたけれど、オーディション番組を見ながら応援してくれていたと思います。
【茅島】私は小学2年生からゴルフをやっていてプロゴルファーをめざして頑張っていたんですが、小学6年生の全国大会でいい結果が残せずに挫折してしまったんです。すごく落ち込んでいる私を見て、母が「気分転換がてら、気楽な気持ちで受けてみたら?」と事務所のオーディションを勧めてくれて。それがこの業界でお仕事をするきっかけになりました。
そのときは女優さんやモデルさんになりたい、という目標があったわけではなかったんですけど、自分の人生が大きく変わったきっかけでした。あのときオーディションを受けてよかったと思います。
【河野】プロをめざしてゴルフをやってたんだね、びっくり!
-困ったときや悩んだときに周囲の人に救われたエピソードはありますか?
【茅島】この仕事で生きていけるのかなって不安になったり、お芝居がうまくできなかったり、やりたかった役ができなかったりして落ち込むことがあります。そういうとき、父が「やめたくなったらいつでも帰ってきていいから、今はやりたいことに集中しなさい」と言ってくれて。いつでも帰る場所がある、という安心感がすごく救いになっているし、頑張る力になっています。
【河野】僕は、自分で言うのもなんですけど、けっこう集中して頑張っちゃうタイプです。たまに母や地元の友だちに会うと、いつも「純喜頑張ってるな、頑張りすぎるなよ」と心が軽くなるような言葉をかけてくれます。どんな自分でも受け入れてくれて、自分のだめな部分をさらけ出せる友だちや家族に救われています。
-お二人が自分らしくいるために大切にしていることは?
【河野】たくさん寝る! 睡眠は大事です。夜12時までには寝たいですね。
【茅島】早い! 健康的だね!
【河野】睡眠が不足していると仕事にも影響しちゃうし、睡眠はすべての原動力というか。大事にしています。
【茅島】私はあんまり寝なくてもやっていけるタイプです。早く台本覚えなきゃ、と思って夜ふかしする日もあるけど、数時間寝れば次の日は元気! けっこう体力があるほうかも。
【河野】若さだよね。まだ10代だもんね?
【茅島】来月(7月)、20歳になります!
【河野】「来月ハタチ」ってパワーワードだね(笑) まだお酒も飲んだことないってことでしょ?
-頑張りやさんのお二人。お休みの日のリフレッシュ法を教えてください。
【河野】散歩です。
【茅島】散歩? 家の周りを? 遠出するとかじゃなくて?
【河野】そう、近所を散歩する。おいしそうな店あるな〜って見つけたらふらりと入って、ごはんを食べて、いっぱい食べちゃったからまた少し遠回りして歩いて帰ろう、みたいな。音楽を聴きながら、友だちと電話しながらのんびり歩くのが好きです。
【茅島】私はゲームが大好きです。現場で純喜くんも一緒にプレイしてもらったよね。とくに戦う系のゲームが好きで、友だちと対戦して遊びます。でも牧場経営とかほのぼのしたゲームも好きです。
【河野】「私はオセロが強い!」ってずっと言ってるよね。オセロって強いとか弱いとかあるの?
【茅島】えっ、オセロって奥深いんだよ〜!
【河野】茅島さんのこの感じだと、勝てそうだなって。まだできてないけど、そのうち対戦したいですね。
-すでにとっても仲よしそうなお二人ですが、共演する前と、今の印象はどうですか?
【河野】茅島さんはクールなイメージで、大人っぽい印象でした。でも話してみたら、子ども……いや、無邪気でかわいらしい部分が多いなって(笑)
【茅島】今、子どもっぽいって言った!?(笑)
【河野】(笑) それこそゲームを一緒にやろうと言ってくれたり。撮影の合間にすごく楽しく接してくれて、助けられています。
【茅島】純喜くんと共演する前は、ダンスもキレキレで歌も上手で、完璧ですてきな人だと思っていました。共演してみたら、本当に明るくて太陽みたいな存在の人です。純喜くんがいるだけで現場が楽しい雰囲気になるから、お芝居もとってもやりやすいです。あとは天然な部分も多いけど、実は勉強もできる意外なギャップもあり、知れば知るほど完璧な方だなって思います。
【河野】えへへ、ありがとうございます(照)。
-ドラマ『あの子の子ども』は蒼井まもる氏の同名漫画が原作ですが、原作を読んだ感想を教えてください。
【河野】高校生の妊娠という難しいテーマの作品で、僕にできるかな、という不安も少しありました。でも僕が演じる飯田という役を通して、作品の中で少しでも息抜きできるような瞬間が作れたらいいなと思います。
【茅島】まだ大人にもなりきれてない、でも子どもでもない、福と宝という2人の高校生の葛藤や心情が痛いほど伝わって、心に響くものがたくさんありました。福と宝の2人の空気感を、親友という立場でサポートできたらなと思っています。
-視聴者に注目してほしいところは?
【河野】大切なメッセージがつまった作品です。若い世代の方にも、親世代の方にも幅広く見ていただきたいです。矢沢と飯田の2人が甘酸っぱい青春を送っている様子も、ぜひ楽しんでください。
【茅島】台本を読んだ段階から撮影中の今も、きっとどの世代の方が見ても心に残る作品になるだろう、と強く感じています。物語では胸がきゅっとなるシーンもあるけれど、そんな中でも矢沢と飯田の高校生らしいやりとりで、ちょっとほっとできるような、心が温かくなるような瞬間を楽しんでいただけたらなと思っています。
『あの子の子ども』公式HP
『あの子の子ども』公式Instagram
『あの子の子ども』公式X

文:早川奈緒子
川崎市在住のフリーランスライター。10代の子ども3人の母。「たまひよ」など主に子育て系メディアで取材・ライティングを行う。
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