ソロデビュー10周年の山本彩「ようやく今、シンガーソングライターと言えるようになった」次なる夢は“大阪城ホール”

2026年にソロデビュー10周年を迎えた、シンガーソングライターの山本彩(2026年9月・大阪市内)

2026年にソロデビュー10周年を迎えた、シンガーソングライターの山本彩(2026年9月・大阪市内)

2026年、ソロデビュー10周年を迎えたシンガーソングライターの山本彩。7月にはソロ初の日本武道館公演も行われ、9月24日(木)にソロデビュー10周年を記念したアニバーサリーブックを発売。そして、12月にはコンサート『いのち輝く吹奏楽Ⅱ〜響きあう心 未来を奏でるクリスマス〜』(主催・企画・制作:カンテレ)にも出演予定です。ますます精力的に活動する彼女に、曲作りの変化や地元・大阪への思いについて話を聞きました。

◆「変えるのが好き、どんなリクエストがあるか楽しみ」

──12月に開催されるコンサートでは、大阪交響楽団と箕面自由学園高等学校吹奏楽部、さらには、能登半島地震の被災地学生との合同演奏など、多彩な音楽の魅力をクリスマスに届ける内容となっています。オファーがあったときの感想をお聞かせください。
最初は「私でいいんですか?」みたいな気持ちもありましたけれど、なかなかこういった機会もないので、呼んでいただけてありがたいです。自分ではやりたくてもやれるものじゃないので、本当に光栄です。
ゲスト出演が決まったコンサート『いのち輝く吹奏楽Ⅱ〜響きあう心 未来を奏でるクリスマス〜』

ゲスト出演が決まったコンサート『いのち輝く吹奏楽Ⅱ〜響きあう心 未来を奏でるクリスマス〜』

──山本さんの出演は12月19日(土)の1日目で、サクソフォン奏者の須川展也(のぶや)さんや大阪交響楽団(弦楽四重奏)、ピアニストの林そよかさん、箕面自由学園高等学校との共演が予定されています。
実はまだ細かな打合せができてなくて、『365日の紙飛行機』は決まっているんですが、もしかしたらみんなが知ってる『365日の紙飛行機』じゃない可能性もあったりして。だいぶ様変わりするかもしれないです。
──いろんな方とやることによって変化する面白さもあるかと思いますが、そのあたりはどうですか?
それはすごくあります。ライブもそうですし、レコーディングでも。アレンジャーさんによって全然変わりますし、ディレクションも違うので。私は結構、その方々に合わせて変えるのがわりと好きなので、須川さんたちからどんなリクエストがあるのか、ちょっと楽しみでもあります。

◆「ようやく楽しみながら歌詞を書けるようになりました」

──2026年は10周年のアニバーサリー・イヤーですが、ソロデビュー以降、小林武史さん、亀田誠治さん、スガシカオさん、TAKUROさん(GLAY)、蔦谷好位置さんといった、日本を代表するアレンジャーや音楽家と作品を作ってこられました。変えるのが好きとおっしゃっていましたが、この10年で音楽的にはどう変わりましたか?
10年は長かったなとも思うんですけど、周りには20年、30年と続けられている大先輩がいっぱいいらっしゃるので、まだまだ私は新米だなと。ソロ活動を始めた頃は、曲の作り方もなんとなく知ってるレベルで、この10年の間にアレンジやトラックダウンについても勉強させてもらいました。
10年経って、ようやく今、シンガーソングライターと言えるようになったのかなっていうぐらいで。本当に携わってくださったみなさんにシンガーソングライターとして成長させてもらった、そんな10年でしたね。
「10年は長かったけど、周りには大先輩がいっぱい。まだまだ私は新米」と山本彩(2026年9月)

「10年は長かったけど、周りには大先輩がいっぱい。まだまだ私は新米」と山本彩(2026年9月)

──2010年に誕生したNMB48の加入前にも、ガールズバンド・MAD CATZでメジャーデビューを果たすなど、10代の頃から深く音楽に携わってこられましたが、シンガーソングライターとして活動するなかで、ご自身の音楽表現の広がりを感じることはありますか?
やっぱりアレンジひとつで楽曲の印象がまるっと変わるので、セルフプロデュースをする中で、自分を客観視する力を培ったなと思います。歌詞も最初は生み出すことに必死というか、すごく時間もかかっていたのですが、ようやく楽しみながら書けるようになりました。
例えば、このワンフレーズが全然出てこないって、前だったら「どうしよう」って感じだったのが、今はちょっとお茶でもしばいて考えよか、みたいな(笑)。そういうマインドの変化が、曲作りにもつながっているように思います。

◆目指すは聖地・大阪城ホール「すぐ近くなのに、すごく遠い」

──ステージ・パフォーマンスに関してはどうですか?
昔からどこか客観視しちゃう癖があって、ライブ中も歌いながらどう見られてるかとか、今の目線は変やったかなとか、常に自分を俯瞰して見ちゃって、ライブに集中できていないこともあって。ライブをやりながら反省してたり。
──ライブが終わってないのに?
そうです。常に反省している感じだったので、それも1回やめようと。思い切って自分に酔ってみようとステージに立ったら、脳内のノイズがなくなって、すごく集中できたんです。「あぁ、自己陶酔というのは、時には大事だな」と。時にはというか、ライブでは大事だなって。
──10周年の今年、ご自身の誕生日でもある7月14日に初の武道館公演『山本彩 LIVE at 武道館』が開催されました。関西のファンとしては「いつか大阪城ホールでも」という声もあるかと思いますが、どうですか?
やりたいです! できる限り早いうちに。もともとバンド時代、「城天」(関西のストリートライブの聖地として知られる「大阪城公園ストリートライブ」)で路上ライブをしてましたから。すぐ近くなのに、すごく遠い。
グループのコンサートで「大阪城ホール」のステージに立たせていただいた時は、すごく感動して感慨深かったです。「武道館」もそうですが、やっぱりソロでやるからには聖地「大阪城ホール」だと思っています。
「ライブでは自己陶酔が大事」と語った山本彩(2026年9月)

「ライブでは自己陶酔が大事」と語った山本彩(2026年9月)

──大阪城ホール公演もいつか実現してほしいですが、もう年明けにはライブハウスツアー『SAYAKA YAMAMOTO LIVE TOUR "NARRATIVE"』が始まります。大阪公演はアメ村にある「BIGCAT」で予定されています。
ルーツがロックなんで、ライブハウスで「山本彩のロック」ができたらいいなと思います。ホールだとショーに近くて、観ていただくような感覚になりやすいんですが、ライブハウスは一体感が欠かせないというか、みんながいないと成り立たないところがあるので、一緒に作っていきたいです。
2026年12月19日(土)・20日(日)に開催されるコンサート『いのち輝く吹奏楽Ⅱ~響きあう心 未来を奏でるクリスマス~』(会場:箕面市立文化芸能劇場 大ホール)ポスタービジュアル

2026年12月19日(土)・20日(日)に開催されるコンサート『いのち輝く吹奏楽Ⅱ~響きあう心 未来を奏でるクリスマス~』(会場:箕面市立文化芸能劇場 大ホール)ポスタービジュアル

──その前に行われるのが、最初にお聞きした『いのち輝く吹奏楽Ⅱ〜響きあう心 未来を奏でるクリスマス〜』。改めて、このコンサートへの意気込みをお聞かせください。
クリスマス近辺にこうやって豪華なコンサートをやらせていただいたことはないので、しかもそれが地元・大阪でできることがすごく楽しみです。自分にとっても、そして、みなさんにとっても特別なクリスマスになればいいなと思います。
コンサート『いのち輝く吹奏楽Ⅱ〜響きあう心 未来を奏でるクリスマス〜』は、2026年12月19日(土)・20日(日)開催。会場は「箕面市立文化芸能劇場 大ホール」(大阪府箕面市船場東3-10-1)。前売りチケットは大人5,000円、3歳~高校生以下2,000円(全席指定・税込、当日券は各+1,000円)。0歳~2歳は膝上鑑賞に限り無料で、座席が必要な場合は有料。チケットは10月17日(土)・10時から各プレイガイドで発売されます。

公式HP:https://www.ktv.jp/event/inotikagayaku/
取材・文/服部崇(di;hype)
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