梅雨明け宣言前にもかかわらず、関西ではすでに真夏日や猛暑日が続き、熱中症対策が欠かせない状態に。
熱中症対策グッズはさまざまありますが、なかでも注目されているのが、男性による「日傘」の活用。大阪・関西万博の会場や街中で日傘をさす男性の姿を見かける機会が確実に増えてきました。
男性用日傘市場の現状について、さまざまな傘ブランドを展開する傘メーカー「ワールドパーティー」(本社:大阪市住吉区)と、生活雑貨店「ハンズ」(本社:東京都新宿区)の担当者に話を聞きました。
そもそも日傘を使う男性は、どのような方が多いのでしょうか?
ハンズの担当者によると、「日傘全体では20代からシニア層まで幅広い年代の方が購入していますが、男性の場合は特に20〜30代の利用が目立ちます。『日傘男子』という言葉が登場したのは2013年頃ですが、当時若者だった世代が自然とその存在を受け入れており、多様性の浸透もあって、若年層に支持されているのだと思います」とのこと。
また、「Wpc.」など複数の傘ブランドを展開するワールドパーティーの広報・神田麻由さんによると、「当社でも20代〜40代の若い世代を中心に購入されています。男性向け晴雨兼用傘ブランド『Wpc. IZA』を立ち上げた2021年は約5万本、それから毎年売り上げを伸ばし、昨年は年間で69万本、今年5月末時点ではシリーズ累計販売数160万本を突破しています。男性の間でも日傘の利用は着実に広がっていると感じています」と教えてくれました。
これまで日傘と言えば、紫外線対策や美白ケアを目的に女性が使用するイメージがありましたが、男性が日傘を使う理由はやや異なるようです。
ワールドパーティー広報の神田さんは、「男性は暑さ対策をメインの目的として日傘を使うケースが多い印象です。実際、弊社が実施した実験でも、日傘を使うことで体感温度が下がり、汗の量が減ることが明らかになっていますし、そういったデータを見ていただき、男性に訴求しています。また、営業職など人と接する機会の多い方には、清潔な印象を保つためのツールとしても重宝されているようです」と語ります。
さらにハンズの担当者も、「最近は紫外線による“頭皮ダメージ”を意識する男性が増えており、将来的な薄毛や白髪対策の観点から日傘を選ぶ方も多いです」と、男性向けの日傘市場を分析しています。
こうした男性用の日傘ニーズの高まりを受け、日傘のデザインや機能性も進化を続けています。シンプルなデザインで持ちやすいもの、折りたたみタイプ、軽量モデル、遮熱性・UVカット機能に優れた商品など、多様化が進んでいます。人気の男性向け晴雨兼用傘ブランド「Wpc. IZA」から、おすすめの傘をご紹介します。
その名の通り、手のひらサイズが便利な「コンパクト」(3,850円/税込)。折りたたむと縦17cm、横6.5cmと、小さいバッグやポケットに入れることもできるサイズ感です。遮光率、UVカット率とも100%(メーカーによる表示)で、使うだけで日差しを遮り体感温度が下がります。
カラーバリエーションは7色あり、今年はツートーンカラーの切り継ぎタイプが3種類、シルバーが新色に登場しています。
https://www.wpc-store.com/c/iza/za003?srsltid=AfmBOooZOjN4zoL4beRUph0U7Id-AeTahXFDYKlvfzQGTQr4Lta_ZgPA
ワンタッチで開閉できる「オートマチック&セーフ」(4,620円/税込)は、使いやすいと人気の機能的な晴雨兼用傘。ボタンを押すだけでサッと開き、また閉じることができるので、片手で扱いやすいと人気の一本です。こちらも遮光率、UVカット率とも100%(メーカーによる表示)で、使うだけで日差しを遮り体感温度が下がるすぐれものです。
https://www.wpc-store.com/c/iza/za001?srsltid=AfmBOorKmh-milljcMZyMXdXXCs1thqdTO-7khIrwSFeMgUABXBzJDu-
どちらも機能的かつシンプルで使いやすいデザインなので、男性だけでなく、女性にもおすすめです。ご紹介した「Wpc. IZA」をはじめとする「ワールドパーティー」の傘は公式通販サイトのほか、直営のフラッグシップ店「Wpc. LUCUA 1100店」や「Wpc.心斎橋PARCO店」、「ハンズ」にて購入可能。雨も暑さも凌げる晴雨兼用傘を活用して、この夏を快適に乗り切りましょう。
取材・文:野村真帆
関西に特化した編集・ライター。プライベートでは小学生と犬2匹の母。美味しい食べ物と車の運転が好き