ウイスキーのような見た目で、スタイリッシュな雰囲気を醸し出すボトル。ひっくり返すと中身が黒一色に変わり、これが何なのか一瞬戸惑う…。黒ごまを搾った皮ごと瓶に詰めた新感覚のごま油「BLACK GOMA Oil(ブラック ゴマ オイル)」が、6月17日に販売されました。
開発したのは、南天満公園の近くにある大阪の老舗ごまメーカー「和田萬」。ごまに圧力をかけて搾り出した油を集めた「ごま油」は通常、ろ過することですっきりとしたキレのある味わいになりますが、同社は「搾ったばかりのごま油には、どこか荒削りながらも奥深く力強い濃厚な味わいがあります」と、その魅力を伝えたく開発したといいます。
着想から発売まで約5年を要したといい、「試作品を家族に味見してもらったり、友人に意見をもらうなど幾度も改良を重ねて、ようやく自信を持って世に送り出せる商品が完成しました」と和田武大社長。
製造担当者も、「搾油の際、できるだけ多くの油が出るようハンドルを回すのですが、締めすぎてしまうと油ではなくペーストに…。その時のごまの焙煎具合・気温などさまざまな要因によって油の状態が変化するため、見極めと調整に技術が必要になります」と、苦労を明かします。
また、「料理・お菓子づくりなど、みなさんの想像力を掻き立てていろんな場面で使っていただける商品になってくれればうれしいです」とも。同商品は、容量50グラムで1本1,620円、直営店の「ごま和田萬 萬次郎蔵」ほかで販売されます。詳細は公式サイトにて確認ください。