◆トップ騎手、ルメールのブランド旗艦店。
通算2,100勝を誇るJRA騎手クリストフ・ルメールが創設したファッションブランド「CL by C.ルメール」、その初の旗艦店となる「CL FASHION&CAFE」(京都市中京区)が2025年11月6日(木)にオープン。その前日となる5日(水)に、レジェンド騎手・武豊らが駆けつけ、リボンカット式典が行われました。
「CL by C.ルメール」は、現役トップジョッキーであるルメールが2022年に京都で起ち上げたブランド。この旗艦店では、ルメール騎手がこだわる「競馬を着こなせ」「メイドインジャパン」「ストリートジョッキー」の3つのキーワードとともに、ファッションとカフェを融合した新たな競馬カルチャーをより広く発信していくと言います。
◆随所にこだわり、5ゾーンで構成された店内。
競馬の標識「ハロン棒」やゼッケンなどが随所に装飾された旗艦店は、2フロア・5つのゾーンで構成。1階は、ルメール騎手が獲得した日本および海外のトロフィーが飾られた「パドック」がまずお出迎え。そして、奥に進むとGI最多勝利馬アーモンドアイの勇姿が壁一面に飾られた「レーストラックカフェ」があり、「京都競馬場」にちなんだドリンクコース(800円・以下全て税込)、デザートコース(2,400円)が楽しめます。
『第85回菊花賞(GI)』優勝トロフィーなど、貴重な品々が飾られた1階「パドック」(2025年11月・京都市内)
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すべてのドリンクには、ルメール騎手の出身地・フランスの伝統菓子である「ヌガー」がセットになっています。職人さんがひとつずつ手焼きした競馬モチーフのクッキーが付いたデザートコースは、ドリンクのほか、名馬アーモンドアイへのオマージュを込めた「クリームブリュレ・アーモンド」など、3種類からお好みでデザートが選べます。メニューにもルメール騎手のこだわりが詰まっています。
『第158回天皇賞(秋)』の優勝旗やゼッケンなどが飾られた、2階「ジョッキールーム」(2025年11月・京都市内)
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2階には、実際に使用された騎手のヘルメットやブーツ、勝負服などを展示した「ジョッキールーム」、特別コレクションを展示した「ウイニングサークル」、そして、競馬の世界・色彩・シンボルから着想を得たファッションアイテムが約60種並ぶ「ブティック」で構成されています。Tシャツやポロシャツ、キャップなど、日本製にこだわり、すべて限定数生産。これはルメール騎手の最多勝利数やレコードタイム、競走馬の体重にちなんだ限定数なんだとか(価格帯:約10,000円〜)。
ルメール騎手の年間最多勝「215」にちなんだ「GREEN WAKU」(215枚限定、13,970円・税込)
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◆競馬の魅力をより知ってもらうために。
ルメール騎手は「ブランド設立以来、自身の店舗を持つことを夢見てきました。このユニークなコンセプトは、競馬の振興を体現するものです。競馬ファンはもちろんのこと、初めて競馬に触れる人にとっても、その雰囲気に浸ることができる場となるでしょう。みなさまが感動を共有し、新たな発見を得られる場所となることを願っています」と感無量の様子。
そして、「競馬を大衆化したいという想いがあります」と語ったルメール騎手。20年来の友人で、日本騎手クラブ会長をつとめる武騎手も、「競馬文化の発展に尽力してもらっていることは、競馬界全体としてもありがたい。今回、こういう形でクリストフがやってくれたのは、素晴らしいと思っています」と感謝を述べました。「CL FASHION&CAFE」は京都市中京区大阪材木町690-3、営業時間は11時〜18時(火・水曜休)。
取材・文:服部崇(di;hype)
関西在住のウェブディレクター&編集者。競馬はビギナークラス、夢を見すぎて「ガミる」こと多し。
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