懐かしの映像で思い出を語り合う、脳を元気にする「回想法シアター」をレポート!
2024.05.16
このセミナーに、60~70代を中心とした男女約20名が参加し、関西テレビが所有する懐かしい映像を観ながら思い出を語り合い、笑顔があふれる催しとなった。
学校給食の思い出で会場は大盛り上がり!
今回のセミナーでは、年間約2000件のパーソナル指導やアスリートのパフォーマンスアップまで幅広く手掛ける、インストラクターの岡本映司さんが司会・講師を担当。明るくプロ顔負けの話術がさえる岡本さんは、セミナー開始直後に「回想法を活用したセミナーを担当するのは初めてのこと。だから、ぼく自身が皆さんよりワクワクしています!」と軽快なトークで場を和ませ、参加者の緊張をほぐした。
参加者は60~70代の男女が中心で、単身の方のほか、夫婦や親子、友人を誘って参加する人など、顔ぶれはさまざま。セミナーは、第一部である「回想法シアター」から始まり、参加者たちによる自己紹介のあと、いよいよ1本目の映像がスタート!
「私は地方に住んでいたので、小学校と中学校は給食がなくてお弁当を持参していました。唯一の給食といえば牛乳だけ。だから、こういう映像を見るとうらやましいなぁと思いますね」
このエピソードに参加者はもちろん、岡本さんも「そんなことあるんですね!」と驚きの表情。また、この話をきっかけに80代の女性は「そういえば、私は都会に住んでいましたが、給食自体がなかったですね」と思い出を語ると、さらに会場は驚きの声に包まれた。
世代で変わる電化製品の思い出
岡本さんから「電化製品に関する便利だった思い出は何ですか?」と質問されると、最初に思い出を語ったのが60代の男性。「当時、高額だったソニーのベータを購入した思い出があります。かなり勇気を出して購入したのですが、すぐに壊れて自分で修理をしました(笑)」と会場を笑わせた。
このテーマで、大いに盛り上がったのが世代間ギャップ。手動式の洗濯機や冷蔵庫、電気炊飯器の便利さが語られたあとに、少し若い世代から「私たちの記憶では、生まれた時からあったと思います」と答えると、上の世代は「うらやましい!」と世代を越えて大盛り上がり。ウォークマンや電動鉛筆削り、カセットデッキという具体的なキーワードが出てくると、「まだ娘が小さい頃に、買ってほしいとねだられたことを思い出しました」と当時の思い出を懐かしそうに語った。
脳が喜び、笑顔があふれる取り組みに
また、80代の母親と参加したという女性は「母が高齢なので、リハビリをかねて参加してみました。映像を見ながら、私も今まで知らなかった話をしゃべっていたので驚きましたね」と、回想法の成果に喜びの表情を見せた。
司会を務めた岡本さんも、今回のセミナーには大きな手応えを感じたという。
「普段のトレーニングでは、苦しい表情をする人もいるのですが、今回はずっと楽しい表情でしたね。皆さんの笑顔を見ていると、『脳が喜んでるな』とうれしくなりました。私は、運動が専門なので、今後も回想法を取り入れた、脳と体の活性化につながるトレーニングを考えていきたいと思いました」
5月は、脳活イベントを開催します。懐かし映像も盛りだくさん!
スポーツクラブが行くのが初めての方、大歓迎です!
楽しみながら脳活できます。ご友人・ご家族とご一緒に参加できます。皆様のお越しをお待ちいたしております。
「懐かしむコミュニケーション&楽しむレクリエーション」
日時:5月26日(日)10:40-12:15
場所:KTVフィットネスクラブフレスコ茨木
お申込み 株式会社ウエルネスライフ HPより
文:橋本未来
高田強が所長を務める、ライター・編集者が集まる「エース制作所」所員。各種媒体での取材・ライティングをはじめ、書籍の企画・制作なども手掛ける。@h_mirai1987
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