アメリカ西海岸最大の都市、ロサンゼルス。
世界のエンターテインメントが集まる街で、今、あるレジャーが再注目されています。
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よ~いドン!【出演:円広志ほか】
ロサンゼルス空港から車で10分のビーチで、多くの人々が楽しんでいるのは「釣り」。
新型コロナウイルスの流行を機に、LAでは空前の釣りブームが到来しました。特にレドンドビーチは、カツオ・ワカサギ・サバの仲間など様々な魚が釣れる人気のスポットです。
驚くべきことに、現地の釣り人の多くが愛用しているのは「日本製」の釣り道具。
地元の釣具店を訪れると、店内には日本語表記のルアーやリール、竿(さお)など、日本の製品がずらりと並んでいます。
なぜ、これほどまでに日本製の商品が選ばれるのでしょうか。
釣り人からは「品質が良くて長持ちする」「さびにくい」といった声が聞かれ、その信頼性の高さがうかがえます。 中でも最も売れているのは、複数の針が付いた「サビキ」という仕掛け。これもほとんどが日本製です。
店長によると、サビキは「あらかじめ仕掛けができているから初心者でもすぐに使える」と大人気。
日本のメーカー「ハヤブサ」の商品がアメリカの釣りシーンを席巻しています。
日本発祥の釣具である「サビキ」が、なぜアメリカでこれほどまでに流行したのでしょうか。
兵庫県のサビキメーカー、ハヤブサの担当者に話を伺うと、その答えは「お手軽でほぼ何かが釣れる。撒(ま)きエサなしでも釣れる手軽さ」にあるといいます。
さらに、サビキは自社工場で一つ一つ手作りされているという、職人技が光る逸品です。
アメリカでも一大レジャーとなりつつある「釣り」。
その釣り人たちの笑顔を陰から支えていたのは、紛れもない日本の技術力でした。
取材:カンテレLA支局・松浦武司
LAで釣りブーム!日本製「サビキ」がアメリカを魅了する理由〈カンテレNEWS〉