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髙橋ひかると大久保桜子の共通点は「ゲームでポテチ!」ドラマ『リビングの松永さん』

2024.02.09

髙橋ひかると大久保桜子の共通点は「ゲームでポテチ!」ドラマ『リビングの松永さん』
中島健人が主演、髙橋ひかるがヒロインを務めるドラマ『リビングの松永さん』(毎週火曜午後11時)。女子高生・園田美己を演じる髙橋ひかるさんと、シェアハウスの住人・服部あかねを演じる大久保桜子さんは今回のドラマが初共演。お互いの印象から役作りのこと、趣味の話までいろいろと伺いました。
―今作が初共演のお2人、お互いの印象を教えてください。
【髙橋】 桜子さんとは同じ事務所なんですが、このドラマの衣装合わせで初めてお話しました。これまでの役柄から不思議系っぽいイメージがあって、まなざしの強さも印象的だったから、意志の強い人なのかなと思っていました。実際は話し方が柔らかくて、表情もとても豊か。桜子さんはぱっと明るい表情でみんなを笑顔にしてくれる人です。
【大久保】 ひかるちゃんはイメージ通りの人でした。天真らんまんで周囲を明るくする人だなって。私より年下だけど、現場での気の配り方や、その場を明るく盛り上げようとする気持ちがすごく伝わって、すてきな女性だなって思っています。
―それぞれのキャラクター設定でこだわっているところは?
【髙橋】 美己はどんなことにも全力で、そこがかわいいところです。自分自身は、大人になるにつれて小さなことには驚かなくなり、だんだん感情表現がソフトになってきたので、美己の感情の豊かさを大切にして演じています。
【大久保】 私はひかるちゃんとは逆で、自分自身はうれしいことがあると顔に出るし、悲しいことにはけっこう落ち込むタイプ。でもあかねはあんまり自分の感情を表に出さないので、私は普段よりも気持ちをおさえて撮影に臨んでいます。
―セットがとってもかわいいですね。お芝居をしてみてどう感じましたか?
【髙橋】 セットは細かいところまで作り込まれていて、冷蔵庫に「俺のプリン食べたでしょ」ってメッセージが書かれているなど、シェアハウスで暮らす住人たちが本当にそこに生きている感じがしてすごくお芝居がしやすいです。あとは、リビングのホワイトボードにはキャスト自身のちょっとした情報も書かれています。藤原(大祐)さんのアーティスト活動のことが書かれていたり、向井さんはSnow Manの頭文字をとって“SM”のイニシャルが書かれていたり。そういうところも楽しんでもらえるんじゃないかな。
私のお気に入りスポットはホワイトボード下のソファです。そこに座っているとみんなの様子がよく見渡せるので。
【大久保】 ホワイトボードに書かれているあかねの字はカクカクしていて個性的で、イメージ通りでした。あかねのメッセージを見て、自分で思い描いていたキャラクターとの答え合わせができたことは、役作りの上で自信にもつながった気がします。
セットの中では私はヨギボーがお気に入り! 本当に寝ちゃいそうになるんですけどリラックスできます。
―プライベートでハマっている趣味や仕事以外でやりたいことがあったら教えてください。
【大久保】 趣味はソファに寝転がりながらポテチを抱えてゲームをすることです。
【髙橋】  めっちゃわかる! ちなみにポテチは何味が好きですか?
【大久保】 うす塩がいちばん好きなんですけど、サワークリームオニオンもいいですね。
【髙橋】 えっ、私も同じ! 最高ですよね〜(笑)。桜子さんはどんなゲームをしますか?
【大久保】 私はFPS(ファーストパーソン・シューティング)といって、武器を使って敵を倒すゲームをやっています。オンラインで友だちと「危ない!」とか話しながらプレイしています。
【髙橋】 撮影の待ち時間にもゲームしてますよね? ゲーム仲間がいるんですか?
【大久保】 リアルの友人とはゲーム仲間にならないようにしているんです。翌日の仕事のこととか気になっちゃうので……まったく知らない人とゲームを通して友だちになって、互いの素性を明かさずに遊んでいます。ひかるちゃんもゲームをするんだよね?
【髙橋】 私もMMORPGといって、オンラインで世界中の知らない人と旅をしたり、ドラゴンを倒しに行ったりするようなゲームをやっていました。自分がまったく知らない人たちと知り合ってコミュニケーションするのって楽しいですよね。
【大久保】 仕事から離れてリフレッシュにもなるし、オンラインゲームで出会う人って、普段仕事で知り合う人とはタイプが違う人が多い気がするから、役作りにもなるな、とも思います。めちゃくちゃ早口でしゃべる人がいたり、逆にすごくゆっくりなテンポで話す人がいたり、あんまり人と会話するのが得意じゃない人もいて。声だけでコミュニケーションをするから、相手の話し方の特徴を聞くのもすごく面白い。こういう役が来たらこの人のこんな話し方を参考にしたいな、とか勝手に考えて楽しんでいます。
―髙橋さんは英語にも興味があると聞きましたが……?
【髙橋】 そうなんです。今回の現場は桜子さんもそうですし、中島さんも藤原さんも英会話ができるから、私と向井さんは「みんなから英語を学びたい!」と言っているところです。私は撮影の合間にテキストの問題を解いたり、中島さんが現場で英語を使ってくださったりすることがあるので、それをまねして発音を勉強したりしています。
英語を理解して話せるようになったら、海外の映画作品を字幕なしで見るのが目標です。字幕を見ずに耳から聞く言葉で作品を楽しめるようになれたらいいな、って憧れています。
―大久保さんはインターナショナルスクール出身で英語が堪能なんですよね? 髙橋さんにアドバイスはありますか?
【大久保】 アドバイスは……勉強する!(笑)。
【髙橋】 ですよね(笑)。
【大久保】 あとは、私は洋楽を聴く勉強法が好きです。洋楽を聴くと、テキストにある一般的な言葉だけじゃなくて、ちょっとおしゃれなフレーズとか、英語にこんな言葉もあるんだ、と学ぶことがたくさんあるのでおすすめです。
【髙橋】 洋楽を聞くときは、日本語訳は読んでもいいんですか?
【大久保】 いいと思います。音楽を聞きながら和訳を読んでみると「こういう意味なんだ!」って感動するポイントがあると思うので、驚きや発見があるときっと勉強するのも楽しくなると思います。
【髙橋】 意味を知って音楽を聞くのもいいですよね。早速やってみます! 
―では最後に、今作は原作ファンも多い作品だと思いますが、ドラマではどんなふうに楽しんでほしいですか?
【髙橋】 漫画のコマとコマの間の、描かれない部分が見られるのも実写化作品の魅力の一つかなと思います。松永と美己の2人の目線の合い方、呼吸の感じ、ちょっとした細かな動作まで楽しんでもらえたらうれしいです。シェアハウスで暮らすみんなの空気感が伝わったらいいな、と思います。
制作チームは原作の魅力を理解してとっても大事に全力で作っているので、そんなスタッフみんなの気持ちが、原作ファンの皆さんにも届いたらうれしいです。
【大久保】 私は兄の影響で少年漫画を読んで育ったタイプだったので、原作を読んで「キュンキュンすることってこんなに楽しいんだ」と発見できた作品でした。ドラマでも、たくさんのキュンキュンを楽しんでほしいです。出演者たちは、キャラクターに寄り添いながらも、役者として自分自身の魅力もプラスしながら演じていると思うので、そういう点は原作と比較しながら楽しんでもらえると思います。
取材を終えて
とにかくかわいい2人が「アハハ!」と笑い合うと、まるで周囲にパステルカラーの花びらが舞うような明るい空気に。その一方で共通の趣味がゲームとポテチと聞いて、すごく親近感がわきました。出演者の女性陣で「女子会をしたいね」とも話しているそう。ドラマでの、美己とあかねのこれからの関わりも楽しみです。

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文:早川奈緒子
川崎市在住のフリーランスライター。10代の子ども3人の母。「たまひよ」など主に子育て系メディアで取材・ライティングを行う。
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