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カンテレ海外特派員リポート(パリ)

2024.07.27

カンテレ海外特派員リポート(パリ)

【世界遺産】三角帽の屋根に真っ白な壁 フォトジェニックな住宅が並ぶ南イタリア・アルベロベッロ

白い壁に三角帽のような屋根の建物は、トゥルッリと呼ばれています。
南イタリア・プーリア州のイトリア渓谷特有のもので、アルベロベッロの町にあるトゥルッリは数千年前からの建築の伝統を代表し、世界遺産にも登録されています。
構造はとってもシンプル。雨が降ると屋根にある雨水の導入口に集められ、そこから家の下にある貯水槽に蓄えられる仕組みです。壁は貯水槽を掘る時に出た石灰岩などを使い、二重構造になっていて、夏はひんやり冬は温かいそうです。
モルタルやセメントは使わずシンプルな作りのため、壊すことも簡単。
14世紀には本来定住が認められていない土地だったため、農民たちが必要に応じて素早く解体できるように工夫した結果なんだそうです。
この場所には今年6月、岸田総理の妻・裕子夫人もG7サミットの配偶者プログラムの一環として訪れていました。

【世界遺産】三角帽の屋根に真っ白な壁 フォトジェニックな住宅が並ぶ南イタリア・アルベロベッロ〈カンテレNEWS〉

miyoka
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