聞いてみよか

「じぶん」豊田アナの日常発見日記

2024.08.02

「じぶん」豊田アナの日常発見日記

じぶん

カンテレのとなりには
大阪市の北区役所がある。

庁舎の壁には
さまざまな垂れ幕が。
がん検診を呼びかける
ヒョウ柄のおばちゃんの一言に
32年前、大阪に来たときの
カルチャーショックが
よみがえった。
先輩社員から
「じぶん、どこ出身?」
「じぶん、趣味は?」
などと、なぜかやたら
「じぶん」「じぶん」「じぶん」
と呼びかけられたときの違和感。

関西では「自分」を一人称ではなく
二人称として使うことがあるのだ。

もしかすると
相手のことを“自分事”として
親身に思ってくれているからかも?

ヒョウ柄のおばちゃんも
がんの発生リスクが高まる
同じ世代の中高年に対して
「これはひとごとではない!」
という切実な思いがあるのだろう。

私も関西人の妻から
「じぶん、アカンで~」
と、よく生活態度を注意される。

「じぶん」と呼んでくれる人が
そばにいてくれるのは
実にありがたいことだ。
miyoka
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