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昴(永瀬廉)が作ったお詫びの豚汁はどんな味?【恋ムズ】

2025.01.28

昴(永瀬廉)が作ったお詫びの豚汁はどんな味?【恋ムズ】

『御曹司に恋はムズすぎる』第4話レビュー

第4話も笑いとときめきと、胸がジーンとするシーンもあって、感情が忙しい回でした。今回も声を出して笑ったシーンはいくつもありましたが、お気に入りをピックアップさせてください。

まずは前回に引き続き、昴(永瀬廉)がまどか(山下美月)にそっと顔を近づけるシーン。もしかしてこのままキス?! ……と思いきや、またしても昴のほっぺをムギュー! とつぶして「なにする気ですか!」と怒るまどか。顔を押しつぶされながら「だって、そういう空気……?」と答える昴の顔に笑ってしまいました。
そして、これまで謎に包まれていたリチャード(芹澤興人)が大活躍したシーン。前回盗まれた昴のバッグは、警察に届けられて無事昴の元に戻ってきたのですが、なんとバッグを取り返したのは天堂家の執事・リチャード。窃盗犯相手に闘うリチャードがめっちゃ強い! 今まで、ふとしたときにすっと現れる謎の存在だったリチャードが、こんなにも強いとは意外すぎて笑えました。

そして、まどかの好きな人が成田(小関裕太)かもしれないと疑う昴が、資料にオコジョの落書きをしながら成田を凝視するシーン。落書きのオコジョがかわいすぎて、昴の絵心に驚きました。そういえば、成田はどことなくオコジョに似てかわいいです。Xでも「昴のオコジョ上手すぎだしかわいい!」「たしかに成田さんオコジョっぽい」「成田さんは紳士的で品のあるオコジョ!」と話題になっていました。
「絶対あいつに違いない!」と成田にライバル心を燃やす昴は、まどかと成田が話し合うのを見ているうちに、嫉妬からかどんどん変顔になって……友也(西畑大吾)に「ブサイクになってるよ!」と指摘されるほど。昴の“顔芸”が見事でした。
昴のコロコロと変化する楽しい表情を堪能できた回でしたが、同時に庶民暮らしに慣れ始めた昴の、人としての成長を感じた回でもありました。

前回子供服店の見学に行かれなかったことを成田にきちんと謝ったり、プレゼンでまどかに言い過ぎたことを「悪かった」と謝ったり、まどかが服天に入社を決めた理由を聞いたときには「話してくれてありがとう」と言ったり……。わがまま放題の御曹司だった昴が、人へのおわびや感謝を自然に口にできるようになり始めたのです。「なぜなら、俺だから」が口癖のナルシストだった昴の、人としての成長を感じてぐっと親しみがわいてきます。
今回、服天社長の東雲香織(筒井真理子)から「1年以内にヒット商品を作らなければ子供服部門は解散」と条件を出され、新商品の開発に取り組んだ昴とまどかたち。その部内プレゼンでは、まどかの発表に対して昴が「こんな服をつくって意味あります?」などと厳しい指摘をします。すると、まどかはいつにもまして怒りプンプンの表情。こわ〜い顔のまどかを見て「言い過ぎたかも」と心配になった昴は、まどかへのおわびに手作り豚汁をごちそうします。

このシーンで、まどかが幼いころ災害にあったときに服天の服に助けられた、というエピソードには胸が熱くなりました。だからまどかは人一倍、会社や子供服に思い入れがあったのですね。その話を聞いて心が動かされた昴は、次のプレゼンに向けてまどかと協力しあうことに。
一緒に過ごす時間を重ねながら、昴はまどかに本気でひかれ始めたようでした。2人で協力してアイデアを出し合ったプレゼンは見事採用され、仕事終わりに缶コーヒーでささやかな打ち上げをする昴とまどか。たわいのない会話から、昴はまどかに「花倉だから(キス)しようとした」と打ち明けます。このときの昴の真剣なまなざし、ドキドキしますね〜! 少し熱を帯びたような視線に、まどかも動揺したのでは?

そして、遠慮なく言い合いながら親しくなっていく昴とまどかに、成田が複雑な視線を向けていることも気になりました。次回は昴と成田はバチバチのライバル関係に発展するのでしょうか? 
文:早川奈緒子
川崎市在住のフリーランスライター。10代の子ども1人の母。「たまひよ」など主に子育て系メディアで取材・ライティングを行う。
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