3月8日(土)に迫った『R-1グランプリ2025』。
決勝戦にコマを進めたファイナリストたちのインタビューを毎日1本ずつ掲載していきます。
今回は田津原理音さんです。
田津原さんは2023年の『R-1』王者ですが、今回、優勝年以来の参戦で決勝進出を果たされました。二度目の『R-1』制覇に期待がかかります。
僕は昔から「みんなに自慢してもらえる人になりたい」という気持ちがあって。というのも、自分の学校って特に有名人の出身校というわけではなく、学祭なんかもそういう人は来ないんです。だから、自分がその立場の人間になりたいなって。あと、小学生のおいっ子がいるんで、その子が自慢できる芸人にもなりたいですね。
田津原さんは2024年、大阪から東京へ拠点を移され、テレビ番組への出演なども増加しました。でも大阪時代を知る者としては、東京での田津原さんの姿を見て「あれ、こんなに変な人だったんだ」って(笑)。
東京って本当に怖い街なんですよ! 僕ってもともと無意識に失礼なことをやったり、粗相をしたりしちゃうんです。でも大阪時代は「田津原は人間的にやばい」というのが当たり前になっていたので、周りも「いまさら」って感じだったんです。ただ東京では、それがどんどん芸人間で回っていって、テレビ関係者とかにも広がっていくんです。もちろん粗相をすると怒られるんですけど、「ここまで言われるんだったら、お笑いへ繋げよう」と考えるようになりました。で、そういう自分をみんなもイジってくれるようになって。大阪の先輩たちは、僕が東京でたくさん粗相をしていると知って「田津原が東京でも“田津原”してるらしい。あいつはやっぱりヤバいやつだった」と再認識しているみたいです(笑)。
あと準決勝では、事あるごとに田津原さんをイジる天敵、ウエストランドの井口さんがネタの中で「田津原理音は優勝したのになぜかチャレンジャーみたいに(今回の『R-1』に)出ている」と悪口をおっしゃっていましたね。
ほんとに、ねぇ! しかも準決勝は井口さんの方が出番が先で、そのいくつか後が僕だったんです。後ろの出番の演者をいじるとか一番やったらあかんこと! それなのに井口さんは、準決勝で敗退したら被害者みたいな顔をしているし(笑)。でも井口さんはそういう点でも『R-1』を盛り上げていますし、僕の名前もちょこちょこテレビで出してくれるんで。あと準決勝終わりに井口さんから、「こうなったらお前、優勝してくれ」と言われたんです。「優勝して、この後も僕に悪口を言わせてくれ」って。井口さんのためになるのはしゃくですけど、でも、優勝して井口さんを喜ばせてあげたいですね。
二度目の優勝を飾って、三度目、四度目を狙う可能性はどうですか。
僕は戦うのが大好きなんです。賞レースの空気感がめっちゃ好き。出場する芸人もみんな戦う顔をしているし、そこには嘘がない。だから、出られるうちはどんどん出た方がいいかなって思っています。ちなみにお父さんから電話で「今年も『R-1』に出るらしいな?」と言われて。父親は2023年に『R-1』の出場資格の芸歴制限が撤廃されたことを知らなくて、「まだ出られるんやな。出られるうちは、ずっと出えや」と言ってきたんです。お父さんの言う通りにするなら、僕は一生『R-1』に出ます(笑)。
『R-1グランプリ2025』は2025年3月8日(土)よる6時30分から生放送(全国放送)です。
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取材・文:田辺ユウキ
芸能ライター。大阪を拠点に全国のメディアへ寄稿。お笑い、音楽、映画、舞台など芸能全般の取材や分析の記事を執筆している。
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