テレビウォッチャーライター・櫻宮ヨウがお届けする『
ちゃちゃ入れマンデー』レビュー。
今回の『ちゃちゃ入れマンデー』は、お金儲(もう)けのためなら命までかける勢いの関西人ならではの企画「たくましすぎるやろ!なにわの商人魂!SP」。思わず「マジで!?」「そうきたか!」と言いたくなるような仰天アイデア商法が続々と登場しました。
日本で唯一の“飛び地の村”である和歌山・北山村からは、花粉症に効果があると一躍大ブームを巻き起こした柑橘(かんきつ)類「じゃばら」を使った商品を製造・販売している、「じゃばらいず北山」の「噂(うわさ)のどろぽん」が登場しました。この商品、実は大ヒット商品「じゃぽん」の隠し味として入れていたじゃばらの果皮ペーストを煮詰めたもので、これまではすべて廃棄されていたのです。それを見た社員さんが「食べられるのでは?」と2年間想いを募らせた結果、誕生した商品なのだそう。「めっちゃさっぱりしてすごくおいしい」とのことなので、鶏のからあげに乗せたり餃子のたれにしたり、定番ではしゃぶしゃぶなんかにも合うとのこと。大手インターネット通販総合ショッピングモールの総合ランキングで1位にもなったそうなので、ぜひ試してみたいですね。
大阪市中央区の「森下仁丹」からは、老舗医薬品会社でありながらまさかのレトルトカレーが登場しました。これにはMC・ひがしのり(東野幸治)をはじめ、スタジオの皆さんも思わず驚きの声を上げました。「仁丹の食養生カレー」は植物性油を使っているため、温めなくても食べられますし、手軽に携帯もできる1食分ずつのスティックタイプで便利そう。和漢植物を配合しているので、食べやすく、カレー好きの方にもおいしいと評判なのだそうです。
滋賀県草津市からは、逆境から生まれたユニーク商品「温泉ないまんじゅう」が登場しました。「草津」と聞くと多くの人が「温泉地がある」群馬県草津町と勘違いしてしまうことをきっかけに開発されたこちらの商品、滋賀が生んだスター・西川貴教さんがSNSに投稿するなど大きな話題になりました。その結果、3カ月で3000個売り上げるほどの大ヒット商品となったのです。自虐ネタもここまで来ると、お見事ですね。
SNSで話題になったと言えば、阪急・大阪梅田駅構内にある「たちまちカレー阪急大阪梅田駅店」の、思わず二度見してしまうカレーパンです。実はパンの中にカレーが入っているのではなく、カットして軽くトーストしたサックサクのフランスパンがカレーに乗っているのです。そのビジュアルのインパクトはホンマに二度見してしまいます。これを果たしてカレーパンと呼んでいいのかと言う論争もSNSで起きているのだとか。ぜひ食べに行って、この論争に参加してみたくなりますね。
近年、Z世代を中心にSNSで人気となっているのが、大好きなぬいぐるみとの思い出を作る「ぬい活」です。そのブームに注目した宿泊プランを展開しているのが大阪市西区の「東横INN大阪ドーム前」です。自分の大好きな“ぬいぐるみ”や“アクスタ”と一緒に泊まれるプランが大人気だそう。筆者も推しのぬいぐるみで“推し活”を楽しむ勢なので、このプランを見た瞬間、思わず心躍りました。“ぬい活”勢のみなさん、これは見逃せませんよ〜。
そのほかにも、大阪・豊中市の自転車を丸洗いしてくれる専門店「LAVAGGIO(ラバッジョ)」や、大阪市淀川区の「三和建設」が展開する“熱中症対策”に役立つ「しおゼリー」、大阪市阿倍野区にある、全国の“ローカルお菓子”のみを扱う「正氣屋製菓株式会社(まさきやせいか)」などが登場しました。
どれもこれも斬新で、試してみたくなるアイデア商品ばかりです。皆さんはどれを試してみたくなりましたか。
09/23(火)『ちゃちゃ入れマンデー』放送分より
文・櫻宮ヨウ
大阪在住、なにわのおかんライター&TVウォッチャー。大手子育て情報メディアなどで執筆を行う。ドラマ・マンガ・演劇・お笑いとエンタメなんでもござれの楽しいもの好き。
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