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ドラマ『転職の魔王様』制作発表会レポート!

2023.07.11

ドラマ『転職の魔王様』制作発表会レポート!
7月7日(金)、東京都内にある撮影スタジオで行われた『転職の魔王様』の制作発表会見に参加してきた。私は、ニュースや動画配信サイトなどで会見を見たことはあるものの、実際の会見に参加するのは初めてで、始終テンションが上がりっぱなしだった。
『転職の魔王様』は7月17日(月)からスタートする月10ドラマ。転職エージェント会社「シェパードキャリア」を舞台に、“最恐毒舌”のキャリアアドバイザー・来栖嵐を成田凌さんが、“気持ち悪い社畜”と呼ばれるヒロイン・未谷千晴を小芝風花さんが演じる。転職希望者1000万人とも言われる現代において、すべての働く人に贈る「爽快エンターテインメント」ドラマだ。
発表会開始前のスタジオには多くのメディア関係者が集まり、パソコンやレコーダーを片手に登壇者を待っている。関係者席の背後にはカメラがズラリと並び、その様子は圧巻。こうやって多くの報道陣の力によって、番組の情報が視聴者まで届けられているのだと実感できる空間だった。
舞台上には7つの椅子が置かれており、もうすぐここにキャストが登壇するのだと思うと、ドキドキとワクワクが隠せない。仕事だと言うことを忘れて、話を聞き入ってしまわないか心配だった(笑)
午前11時、関西テレビ藤本アナウンサーの司会のもと、制作発表会がスタート。
主演の成田凌さん、ヒロインの小芝風花さんをはじめ、山口紗弥加さん、藤原大祐さん、おいでやす小田さん、前田公輝さん、石田ゆり子さんが登壇した。
それぞれ役柄に合わせた衣装を身に纏い、成田さんは本作のキーアイテムとなる杖も持参。
「素で出るか、役になりきって出るかどうしようって迷って、ちょっとだけ足を引きずって歩いてきました(笑)」と話す姿に「細かいところまで気にするなんて素敵っ」と、思わずにやけてしまった。
本作では、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)』以来、ひさしぶりに成田さんと石田さんが共演する。
「共演はこのときぶりですね」と成田さんが恋ダンスのジェスチャーをする様子が微笑ましかった。
『逃げ恥』同様、上司・部下の役だが、前回とはまた違った雰囲気の素敵な関係が見られるのではないかと、今から楽しみだ。
ヒロインの小芝さんは、『魔女の宅急便』や『妖怪シェアハウス』など、少し幼く、明るい役所を演じている印象が強かったため、今回、黒髪黒スーツでビシッと登壇した姿には、ギャップ萌えを感じた。
会見中はおいでやす小田さんや藤原さんの話に突っ込んだり、コロコロと笑ったりする姿が多く見られ、小芝さんの持ち前の明るさが伺えた。
また、会見中に一番目を引いたのは、キャストの仲の良さ。公式Twitterにも「初日から仲が良い」「右肩上がりに仲が深まっている」などと投稿されていたが、その様子は会見中にも垣間見られた。
私はこれまで「会見=記者やアナウンサーの方を向いて話す」というイメージが強かったのだが、今回の制作会見はそんなことはおかまいなし。キャスト同士で向き合って話すことが多く、時には後ろを向いたまま、なんてことも(笑)キャストのツッコミに合わせて、会場からも笑い声が響いていた。
撮影の休憩中にみんなでゲームをすることもあるそうで、収録現場も楽しい雰囲気で満たされているのだろうと感じた。わずか1時間という短い時間ながら、キャストの仲の良さ、雰囲気の良さが伝わる会見だった。

本作は終身雇用の時代が終わり、社会的にニーズを増した「転職」がテーマ。私自身はフリーライターとして生きているが、採用メディアでの執筆が多く転職にまつわるエピソードは多く聴いてきた人間だ。転職は確かに重いテーマだが、転職者の人生を痛快にサポートしていく話が多いこのドラマは、観る人にとって自分自身の仕事を見つめ直すきっかけになり、次の日の活力となることは間違いないだろう。
仲の良いキャストが贈る、厳しいなかにも愛のあるドラマ『転職の魔王様』に注目したい。

ドラマ『転職の魔王様』公式HP

取材・文:猿渡菜都美
miyoka
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