賞レース優勝後の凱旋ライブに客19人…“面白さと集客は比例せず”を証明した唯一無二の実力派コンビとは

　4月7日午後、カンテレ『マルコポロリ！』に、この春東京進出を果たし、同番組を卒業するビスケットブラザーズが登場。「キングオブコント」の優勝後も恩返しのためと1年間大阪に残った生き様や、彼らの面白さと人気との独特な関係性などが2人を慕う後輩たちから次々と暴露されました。

　今回は「ポロリファミリーの門出を激励SP」と題して、ビスブラのほか、彼らの跡継ぎとして7代目の若手リポーターに任命されたドーナツ・ピーナツ、そして去年番組レギュラーを卒業したニッポンの社長も1年ぶりに出演しました。

　まずビスブラの東京進出について、大阪の後輩たちがどう思っているのかインタビュー取材に向かうと、ダブルヒガシの大東さんは「残ってくれてたのはうれしかったですね。ずっとお世話になってたんで東京行かんとってほしいと思ってました」、フースーヤの田中さんも「ビスブラさんがおったから僕らくらいの若手コント師がいい刺激もらって成長できたんちゃうかなと感じてます」と、皆さん名残惜しい様子。

　ただ、そんな後輩たちが揃って心配しているというのが絶望的な不人気ぶりで、カベポスターの浜田さんが「キングオブコントで優勝して、芸人側は『すごい！』ってなってたんですけど、それが一切集客に表れてなくて…」と漏らせば、相方の永見さんも「優勝した次の日の大阪でのライブ、いわば凱旋やないですか。でも舞台に出ていったらお客さんが2列（約20人）くらいで。“面白さと集客は比例しない”ということを証明したコンビは他にいないんじゃないかなと思います」と暴露しました。

　また、なぜそこまで人気がないのかについて、天才ピアニストのますみさんから「原田さんがお風呂に入るの多分苦手なんですよ。苦手過ぎて、夏は香ばしい香りがする時あるんですね。香ばし過ぎて劇場で漫才してる時に最前列のお客さんが『クサッ！』ってなってて迷惑かけてました」との重要証言が。

　後輩たちからのタレコミを受け、MCの東野幸治さんが2人を問い詰めたところ、きんさんは「原田が臭いって言うのは結構有名で。でも臭いって言われたらめっちゃヘコむんで僕は言わないんですけど…」と最後は言葉を濁し、当の原田さんも心外といった表情で「心は綺麗にしてますから」と自らの正当性を強調しました。

　しかし不人気というウワサは真実のようで、きんさんは「去年ニッポンの社長さんとロングコートダディさんが出たフェスに、今年は自分たちと滝音、kentofukayaの3組で出たんです」と、大阪の人気者がメインを張るイベントに出演したと語った上で、「お客さんが事前予約すると写真をもらえるっていう企画があって、去年は500枚くらい予約があったらしいんですけど、僕らの時は100枚くらいで、そのうち滝音60枚、kento39枚、僕ら1枚やったんですよ」と物凄い内訳を明かすと、スタジオは大爆笑。

　するとピーナツさんが「そのめっちゃ余ってた特典写真が事務所にあったんですけど、スタッフさんがそれを机にいっぱい敷いて、その上でハンバーガー食べてました」とまさかの使い方を目撃したと言い、これに対して「油吸わんのや！吸うか！」と猛然とツッコむ原田さん。

　最後は東野さんが「ちょっと待って！ず～っとビスブラの悪口やん！(笑)どんだけ言うの？みんな！」と“お腹いっぱい宣言”をして締めくくり、お客さんからの人気はさておき、数々のエピソードを楽しそうに話す芸人仲間の表情からは、ビスブラの2人への信頼の厚さや愛情の深さがひしひしと伝わってきたのでした。

（関西テレビ4月7日（日）13時59分から放送『マルコポロリ！』より）
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