千原ジュニアが潜水取材、道頓堀川のいま【シン・道頓堀川】
2024.09.06
水中撮影100時間、カンテレに眠る60年代の川の映像も
道頓堀は何十年も前から人々が溢れるザ・繁華街。その真ん中を流れる道頓堀川は「阪神タイガースが優勝したらファンが飛び込む川」として有名で、決してきれいな川というイメージではありません。
そんな道頓堀川の様子を、関西テレビの潜水取材班は3年に渡り撮影してきました。そしてこの夏、かつてミナミの劇場で活躍していたお笑い芸人の千原兄弟とともに再び潜り調査を実施。関西テレビに残る過去の映像と合わせて道頓堀川の「いま」を見つめます。
千原兄弟 『シン・道頓堀川』
もともと関東出身の伊藤Dが初めて道頓堀川を訪れたのは社会人1年目のときでした。阪神タイガースが優勝したので取材に向かった伊藤Dは、道頓堀川や御堂筋で暴れ回るファンたちを見て「とんでもないところに来ちゃったな」とがくぜんとしたと言います。
しかし、金魚の放流、大川のきれいな水を取り込む措置など様々な努力を行った結果、現在は当時のようなひどい状況ではなくなっているといいます。番組では千原ジュニアさんが実際に道頓堀川に潜って、川の中のリアルな様子をリポートしていますのでお楽しみに!
道頓堀川に潜る千原ジュニア
『シン・道頓堀川』
とはいえ、道頓堀川での釣りは禁止行為。そこで、彼らは専門家の協力を受けて四万十川で行われている柴漬け漁を実施します。柴漬け漁は枝の束で作った柴を潮境に沈めておき、生物が柴に入るのをスクイダマで獲る漁法。4か所に設置した柴に3週間でどれだけの生物が入り込むのかを検証すると同時に、水中に設置したカメラで計50時間ほどの撮影を行いました。果たしてどんな生物が見つかるのか?大きい魚やきれいな水にしかすまないアユは見つかるのか?さあ、その結果は……!?というのは番組を見ていただくことにしましょう。感動のクライマックスに期待してください!
柴漬け漁を行う千原兄弟
『シン・道頓堀川』
伊藤Dは道頓堀を「社会のバロメーターのような場所」と言います。景気の良し悪し、外国人観光客の増加など、時代の変化をダイレクトに感じられる場所であり、今でも大阪の報道各社は人々の声を拾うためにまず道頓堀に向かいます。
昔よりはきれいになったとはいえ、まだまだポイ捨てが後を絶たない道頓堀川。調査内容もトークの内容も抜群に面白い『シン・道頓堀川』を通じて伊藤Dや戎橋筋商店街の思いが伝わり、更にきれいな道頓堀川に変化していったら最高ですね!
テレビ局で舞台・展覧会などのイベントプロデューサーとして勤務した後、関西に移住。映画・演劇ライター
ジュニアが道頓堀川にダイブ!100時間の水中撮影で川の謎に迫る‼ザ・ドキュメント「シン・道頓堀川」【2024年9月7日(土)午後2:57~3:57】
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