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ブラックマヨネーズもうらやむ老人ホーム【ウラマヨ!】

2024.09.14

ブラックマヨネーズもうらやむ老人ホーム【ウラマヨ!】
毎週土曜の昼下がりに、芸能人やヒット商品など世間の話題を集めるモノの裏側に迫る、カンテレの情報バラエティー番組『ウラマヨ!』(関西ローカル)。9月14日(土)は「関西どうかしてるぜニュースSP&世界レベルのマジックショー」を放送。そのうちSNSで“どうかしてる”とバズっているイベントを行う老人ホームのウラ側について紹介しました。
兵庫県丹波篠山市にある介護老人福祉施設「やまゆりの里」。自然豊かな里山に建てられた特別養護老人ホームで、平均年齢90.6歳。約90人が暮らしています。しかし、ある様子をインスタグラムにアップしたところ話題を集め、老人ホームとしては異例のフォロワー数14万人超を誇っています。

 “どうかしてる”というイベントが見られるのは夕食のあと、午後6時半。突如屋内はきらびやかな電飾に彩られ、様子が一変。男性入居者たちが続々と姿を見せると、黒服を着た施設長から「ハナちゃんご指名です!」と元気なコールが。なんと老人ホームが“キャバクラ”になっているのです。
もてなす女性たちは、全員この施設の介護職員さん。「施設で“何か楽しいことをやりたい”ってなった時に、ありきたりなことでは面白くないと思い、“キャバクラとかいいね”ってなりました」という理由で始めた、その名も“キャバクラやまゆり”。

男性入居者たちは、入店したらまずパネルを見て、推しの女性を指名します。ちなみにこの日の出勤は4人。あくまで老人ホームのイベントの一環として行っているので、酒やつまみ、フルーツまで全部無料、夢のようなシステムです。
 席につくのは女性が手伝いますが、もちろんおさわりはNG。入居者が試しにちょっと膝を触ってみたところ「アウト~!(笑)」との声がかかり、すぐに黒服の職員に捕まってしまいました。それでも「いやぁ結構ですね!(笑)」と話すなど、とにかく全員が楽しそう。

99歳と19歳など、普通のキャバクラではありえない年齢差になるのも特徴で、驚いた様子のMC・ブラックマヨネーズ小杉さんが「いやぁうらましいな、ここだったらいくわ!」と語れば、吉田さんも「車イスで来たけど、最後歩いて部屋に帰っていきそうやったな」と、入居者たちの生き生きとした表情に胸を打たれたようでした。
スタジオに登場した施設長の首藤風さんは「最近ではSNSを見て入居申し込みをされる方が増えてきまして、今は入居者様やご家族様全員が“SNS OK”となっています。むしろ“うちのおじいちゃん映らないんですけど…”っていう問い合わせが来ることもありまして、“SNSで見られて安心できる”というお声もいただいています」と紹介。

また、介護副主任の吉田怜華さんは「新人職員の子は、SNSを見て“こういう楽しいこともやりたいな”と考えて入って来てくれた子たちが多いです」と、職員の採用活動にも役立っていると明かした上で、「入居者の方も“今日はキャバクラあるから頑張ってご飯食べよ”とか(笑)。あとお酒も飲まれるので、普段よりもっと深く入り込んだお話、昔働いていた時の事とか奥さんの事とか、色んなお話が聞けます」と、イベントを通じて日常業務にもいい影響が出ていると話していました。
ちなみに女性の入居者向けには男性職員たちがおもてなしをする<ホストクラブ>のイベントを用意し、色水で盛り上げる“シャンパンタワー”や“チークダンスタイム”などの企画を展開。女性たちもドキドキしながら楽しんでいるとのことでした。

番組ではこのほか、頼んで6秒で出て来るカツ丼の店や、〇〇放題のデカ盛りグルメ等の“どうかしてるぜニュース”をお送りするほか、世界で活躍する実力派マジシャンたちによるスペシャルショーも開催。楽しい企画が目白押しでした。
miyoka
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