初めて2人暮らしをすることになったら、どんな家具をそろえるかを考えることも楽しい時間です。今回は、北欧やヨーロッパの家具を中心に衣食住にまつわる製品をそろえるインテリアショップ「ACTUS(アクタス)」に、「1LDK」の間取りを例に、具体的な家具プランとポイントを教えてもらいました。こちら記事は「モダンスタイル」がお好きな方におすすめです。※価格はすべて2025年2月現在
協力:アクタス(
https://www.actus-interior.com/)
1LDK(寝室とリビング・ダイニング・キッチン)にはどんな家具がいい?
2人暮らしを始める部屋の間取りはさまざまですが、今回は一般的でコンパクトな1LDKの図面をもとに、アクタスの
「3Dプランニンングサービス」による提案をしてもらいました。
これは、サイズがわかる間取りと購入したい商品イメージを持ち込むと、店舗所属のプランナーがCG作成した部屋をもとに、配置やカラーのアドバイスをしてくれるサービスです。
サンプルの間取りより大きい部屋を借りるなら、家具を大きくしたり、余裕のある空間を作ったりすることができます。まず家具選びのポイントを教えてもらいました。
──どのような家具を選べばよいのですか?
アクタス:これからまだ引越しが考えられる住まいなので、大きな家具は選ばず、買い足しや拡張できるような家具を選ぶことがポイントです。そのなかでも、ダイニングチェアなどの椅子は、住まいが変わっても使い続けることができますから、一生使えるようなお気に入りの一脚を選んでいただきたいです。
──すてきなインテリアにしたいのですが、どうすればよいのでしょうか?
アクタス:部屋が狭く見えないように、置く家具の色味を合わせるとよいですね。窓周りもあわせて3色以内を目指してみてください。家具のデザインもすっきりしたものを選びます。お部屋での過ごし方について、2人の生活スタイルを持ち寄って、重視するコーナーに注力すれば満足感が得られるのではないでしょうか。
家具配置を、わかりやすい3D画像で確認!
3Dで見ると、家具のサイズ感がイメージしやすくなります。家具のコーディネートは、ウォールナットとブラックを基調としたアーバン(都会的な)スタイルで統一されています。木の樹種やカラーを変更したり、ポイントカラーをブラックではなくホワイトにしたりしてもモダンな印象になります。いろいろと想像すると楽しいですね。
【ダイニング】不定形なダイニングテーブルで将来にも対応
ダイニングスペースで注目したいのは、ダイニングテーブルの不定形な天板です。この形なら、テーブルの配置場所が自由になって、来客時や家族が増えたときに椅子を増やすことができます。
また、テーブルの脚がセンターに集約されていることもポイントです。テーブルと椅子の脚がたくさん見えていると狭さやうるささを感じてしまうとのこと。できるだけすっきりさせるため、脚の数が少なくなるようにするほか、スチール脚を選ぶと軽快さが感じられます。
【リビング】あえてソファを置かないアイデアで空間を確保
ダイニングテーブルとテレビボードを置いたこの空間に、ソファを置くとどうしても窮屈な印象に。そこで、ひとりでくつろげる折りたたみタイプのイージーチェアをセレクト。間取り図にリビングとあるからと言って、必ずソファを置かないといけないわけではありません。その代わりに…(ベッドルームに続きます)。
【ベッドルーム】ベッドは大きなソファとして有効活用する
リビングにソファを置かない代わりに、ベッドで映画を見たりくつろいだりするという大胆とも言える提案です。「リビングの壁面に大型のテレビを配置するか、プロジェクターなどで投影し、ベッドをセカンドリビング的な要素で活用することをおすすめします」の言葉に、思わずなるほど!
【照明】フロアスタンドは複数灯で、くつろげる空間へ
照明もブラックで統一されています。また、フロアスタンドやベッドサイドに置いたテーブルライトなど、天井に1灯ではなく複数灯設置することもポイント。要所に照明を配置すると部屋に奥行きが生まれるほか、雰囲気もアップしてすてきな時間を過ごせそうですね。
「モダンスタイル」は色数を抑えて、家具はシンプルなデザインで統一し、スチール脚も採用して軽さを出すとうまくまとまりそうです。ぜひお気に入りのインテリアで、新生活をスタートしてください。
文:太田浩子
「美味しい」&「楽しい」関西の魅力をご案内。プライベートでは和菓子にハマっています。
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