食べてみよか

京都と大阪で買える、コロンとかわいい「シンおはぎ」3選

2025.04.27

京都と大阪で買える、コロンとかわいい「シンおはぎ」3選
最近はコロンとしたかわいらしい「おはぎ」がすっかり浸透しました。いろいろな味があって、自分で楽しむのはもちろんお土産にもぴったり。ふたを開けて「うわぁ〜!」「かわいい!」「おいしそう!」と盛り上がる瞬間はうれしいものです。今回はそんな気分が上がる大阪・京都の「シン(新)おはぎ」をご紹介します。※価格(税込)は2025年4月現在

祇園の女将さんから受け継いだおはぎ「小多福」(京都)

「小さな福が多くありますように」という思いが店名になっている「小多福」さんは、70歳から82歳までおはぎを作られていた女将(おかみ)さんのレシピを豆腐屋さんが引き継いで作っています。かわいらしいサイズなのは、はやっているからではなく、もともとの女将(おかみ)さんの手のサイズからきています。

おはぎを引き継いだお豆腐屋さん(京味食品)は、全国の店舗やホテルなどの料理人に受注生産でお豆腐を納品している会社です。こちらのお豆腐を女将(おかみ)さんが気に入って購入していたことからのご縁だそう。

「小豆やもち米、きなこなどの素材は女将さんが厳選して選んだものばかりです。その素材・そしてあんこを炊くときに使用する数種類の砂糖の種類や炊き方はもちろん女将さんから引き継いでいます。また粒あんやきなこといった定番以外にも梅味のおはぎなど、他にはないおはぎもつくっておられましたので、私も定番以外のおはぎに挑戦しています」(小多福)

たとえば、定番おはぎ(粒あんなど4種類230円)のほかに、「縁喜米(えんぎまい)」(250円)、「京抹茶」(260円)、「ココナッツ(オレンジピール×ピンクペッパー)」(270円)、「焦し味噌(西京味噌)」(280円)などの期間限定おはぎが種類豊富に用意されています。特に西京味噌のおはぎは、京都らしさもあって楽しいですね。

「いつ食べても安心するおいしいあんこ。そして季節を感じられる素材やおはぎとの相性として想像もつかないような素材を合わせることで、お彼岸などの限られた季節季節だけでなく、『年中食べたい』と思ってもらえるようになることが目標です」(小多福)
ぎおんおはぎ小多福
住所:京都市東山区下弁天町51-4
電話:090-7908-5111
https://www.otafuku-ohagi.jp

ハンバーガーみたいなおはぎが斬新「CHASHITSU time」(大阪)

気軽なお茶席体験を用意する「CHASHITSU time」では、もち米をライスバーガーのようにして餡子をはさむ「おはぎバーガー」を販売しています。その姿は斬新なかわいらしさ!

「蜜漬けした日本一の高級もち米『羽二重糯(はぶたえもち)』を食感が楽しめるほどにつぶして、モチモチ感をそこなわないようひとつひとつ形を整えながらほんのりと焼いています。あずきや時季の素材を使ったあんを、焼きあげたもち米でサンド。果実・豆・雑穀・野菜などの素材の風味を充分に生かし、甘すぎず、そして体に優しく仕上げています」(CHASHITSU time)

おはぎバーガーは全部で10種類あり、味を想像しながら選ぶ楽しさがあります。たとえば定番の3種類のごまがみっしりまぶされている「胡麻づくし」(300円)のほか、変わり種では7種の雑穀入りもち米で餡子をサンドして桜の葉で巻いた、桜餅みたいな見た目の「七穀」(期間限定・300円)や、よもぎの香りと色が楽しめる「よもぎ」(期間限定・300円)なども。

おはぎバーガーは持ち帰りすることもできますが、本格的な茶器と茶葉をつかって作法を気にせずお茶が楽しめるモダンな日本茶カフェでもいただくことができます。
CHASHITSU time
住所:大阪市西区靭本町1-16-14
電話:090-7908-5111
https://chashitsu.jp

納得のおはぎを独学で完成させた「平乃屋」(京都)

2022年12月1日にオープンした京都・東寺の南に位置する「平乃屋」さんは、多くのファンを持つおはぎ専門店です。
自分で何かをしたいと思っていた店主の目に止まったのがテレビ番組の「おはぎ特集」だったそう。「これだと思い、和菓子屋さんなどに勤めましたが、思っていた手法や味になかなか出会うことができず、独学でおはぎ作りを完成させました」と、店主納得の自信作をならべます。

毎朝ひとつひとつ手作りする無添加のおはぎの定番は、「つぶあん」(200円)、「京きな粉」(200円)、「金ごま」(250円)など6種類。ほかに、クリームチーズが入った粒あんの「四種のナッツ」(320円)や深い緑色が目を引く「濃いよもぎ」(320円)などもスタンバイします。

「国産五穀米入りと九州産大粒もち麦入りで、新食感のモチプチッ&ザクッとしたおはぎになっております」(平乃屋)。
平乃屋
住所:京都市南区西九条比永城町28
電話:075-200-4348
https://www.instagram.com/hiranoya.ohagi/
取材・文:太田浩子
「美味しい」&「楽しい」関西の魅力をご案内。プライベートでは和菓子にハマっています。
miyoka
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