並ぶ万博でも並ばないハッピーな1日、大阪・関西万博ナショナルデーの楽しみ方

2025.10.01

並ぶ万博でも並ばないハッピーな1日、大阪・関西万博ナショナルデーの楽しみ方
閉幕まで残り2週間となり、連日20万人を超える人々が訪れる大阪・関西万博。当日予約は争奪戦なうえ、予約不要のパビリオンには長蛇の列ができていて、せっかくの一大イベントをなかなか満喫できないと感じている方も多いのではないでしょうか。

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そんな中、各国が日替わりで実施する「ナショナルデー&スペシャルデー(ND&SD)」は、世界各国の文化に触れられるまたとない機会です。会場内では公式式典のほか、パレードやショーがおこなわれ、主催国を称える陽気な一日に包まれます。

■ ナショナルデー・スペシャルデーとは

大阪・関西万博の正式名称は「2025年日本国際博覧会」です。本来、国際博覧会とは、世界各国が自国をアピールし、政治や経済、文化的に交流を深めることを目的に出展するもの。

ナショナルデー&スペシャルデーは、参加する国・地域や国際機関が主催者となり、自らの万博参加を記念する特別な日です。それぞれの文化に対する理解を深め、国際親善に寄与することを目的としています。

当日は、自国の賓客や一般の来場者を招いた式典や文化イベントが開催されるほか、国によっては「スペシャルウィーク」として1週間程度イベントが続くこともあり、多様な文化に触れる絶好の機会となります。

■ 厳粛な雰囲気の公式式典、一般参加もできるが厳しい

各国が主催する式典には、自国の大臣や経済界の重鎮などが招かれます。公式な式典ではあるものの、日程によっては一般の来場者も参加可能ですが、入場制限が設けられており、開場と同時に並んでも入場できないことがあるので注意してください。

式典では、主催国と日本の要人による挨拶や、自国の文化を披露するパフォーマンスが繰り広げられます。開幕からほぼ毎日通っているという万博マニアの藤井秀雄さんも頻繁に参加しており、「意外と知られていない日本との歴史に気づかされたり、お互いがどれだけ親密に感じているのか、その関係性の深さがわかったりして楽しいですよ」と話します。

■ 並ばず見られるパレードなどのイベントで文化交流

式典の前後に、大屋根リングの下でパレードをおこなう国もあります。正装や色鮮やかな民族衣装で着飾った人々が旗を手に練り歩き、楽器を演奏したり、歌ったり、踊ったり…。その楽しそうな様子は、見ているこちらも心が躍ります。

パレードは「EXPO ナショナルデーホール」まで時計回りで行進するので、リングの下でにぎやかな音が聞こえてきたらチャンスです。沿道で待っているだけで見られるでしょう。閉幕までにはポーランドが10月1日(水)・14:00〜、ハイチが10月11日(土)・15:30〜に実施予定です。

また、関連したイベントが実施されることもあり、ポーランドは10月1日にポーランド国境警備隊の代表音楽隊によるパレードや1日〜7日に「ギャラリーWEST」でゲームフェスティバルを実施。エチオピアは10月2日に、シグネチャーパビリオン「いのちのあかし」(通称:クラゲ館)で同館とのコラボライブをおこなう予定です。

■ テンション高めのパビリオンで一緒に盛り上がろう

ナショナルデー&スペシャルデーの開催日は、独立記念日など、その国にとって重要な日が選ばれることが多く、当日は国全体がお祝いムードに包まれます。

式典後には賓客たちが自国のパビリオンを訪れるため、出迎えるパビリオンのスタッフも特別な装いであったり、いつも以上に活気づいています。来場者と記念撮影が始まったり、中にはパビリオンを一時閉鎖して賓客を迎える準備をしたりする国もあるほどです。

ピンバッジやステッカーなどの記念品が配布されることもあり、行列ができることもありますが、この日だけの陽気な雰囲気を一緒に楽しめるまたとないチャンスです。主催国の人たちに「ハッピーナショナルデー!」と声をかければ、きっと満面の笑みで応えてくれるでしょう。ぜひ積極的にコミュニケーションを取ってみてください。
【10月のナショナルデー&スペシャルデー(予定)】
10月1日(水):ポーランド
10月2日(木):ソロモン(コモンズA)
10月3日(金):エチオピア(コモンズB)
10月4日(土):ソマリア連邦共和国(コモンズB)
10月5日(日):ジブチ共和国(コモンズB)
10月8日(水):ウガンダ共和国(コモンズA)
10月9日(木):ホンジュラス共和国(コモンズD)
10月10日(金):カーボベルデ共和国(コモンズB)
10月11日(土):ハイチ共和国(コモンズB)
10月12日(日):博覧会国際事務局(BIE)
※最新の情報や詳細は、必ず公式サイトでご確認ください。

EXPO 2025 大阪・関西万博
https://www.expo2025.or.jp/

取材・文:武並慎治(di;hype)
関西在住のWebディレクター&編集者。半年間楽しませてもらった万博に感謝。

文/霧島怜

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