万博ロスの人のために、まだまだ楽しめる“アフター万博”に注目!

2025.10.16

万博ロスの人のために、まだまだ楽しめる“アフター万博”に注目!
184日間にわたって多くの感動を届けてくれた大阪・関西万博が、10月13日に惜しまれつつ幕を下ろしました。閉幕後、「万博ロス」に陥っている方も多いのではないでしょうか。
そんな皆さんに朗報です。まだまだ万博気分を味わえるイベントが盛りだくさんなんです。

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巨大「こみゃく」もお目見え(10月15日撮影、大阪府立江之子島文化芸術創造センター)

巨大「こみゃく」もお目見え(10月15日撮影、大阪府立江之子島文化芸術創造センター)

■最大3時間待ちも 大盛況デザイン展

現在、大阪市西区にある大阪府立江之子島文化芸術創造センターでは、「大阪・関西万博デザイン展」が開かれており、連日たくさんの来場者でにぎわっています。

展覧会では、話題を集めた万博ロゴや公式キャラクター「ミャクミャク」や「こみゃく」の誕生秘話をはじめ、会場装飾や音響デザインなど、万博を彩ったさまざまな「デザインの舞台裏」が紹介されています。
会場が大阪メトロ「阿波座駅」に近いことから、ファンの間では「阿波座パビリオン」とも呼ばれており、週末には3時間待ち、約2000人の行列ができるほどの人気ぶりです。

会場には、自然発生的に手作り「ミャクミャク」「こみゃく」グッズを“奉納”していくファンも多く、その数は数百点にも上るのだとか。同展広報担当者は、「万博会場にいる気分が味わえる展覧会です。万博ロスの悲しみを少しでも和らげてもらえたら」と話していました。
同展は入場無料で、10月19日まで開催中です。
ファンが“奉納”したミャクミャクやこみゃくグッズ(10月15日撮影、大阪府立江之子島文化芸術創造センター)

ファンが“奉納”したミャクミャクやこみゃくグッズ(10月15日撮影、大阪府立江之子島文化芸術創造センター)

■万博グルメやフリマ、フェスティバルも

また、10月17、18日には、大阪市西区の靱(うつぼ)公園で国際交流型マルシェ「世界横丁」が開かれます。
会場では、万博に参加した各国のグルメが楽しめるほか、「万博パビリオン」で実際に使用されていたアイテムなどが並ぶフリーマーケット「万博蚤(のみ)の市」も開催される予定です。

さらに、10月24日から26日までは、大阪・堺市の「堺市市民交流広場 Minaさかい」で「チェコフェスティバル」が行われます。
チェコの音楽コンサートや人形劇のほか、本場のチェコ料理や工芸品が並ぶブースも登場予定で、こちらも入場無料です。

■「動く心臓」映像で常設展示へ

心筋シートの映像などを常設展示へ(10月7日撮影、大阪・関西万博)

心筋シートの映像などを常設展示へ(10月7日撮影、大阪・関西万博)

さらに注目なのが、「大阪ヘルスケアパビリオン」の一部展示物が今後も見られるというニュースです。
人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った「心筋シート」の動きが分かる映像や人工心臓の模型、iPS細胞に関するゲームなどが、12月末に大阪市北区の複合施設「中之島クロス」に移設される予定とのこと。
万博会場で見逃してしまった方も、常設展示でいつでも体験できるのはうれしいですね。

■ミャクミャクグッズ販売も継続 新作も続々

グッズ販売にも熱気は続いています。万博の公式ライセンス商品は、8月末の時点でなんと約800億円の売り上げを記録。当初は閉幕とともに販売終了の予定でしたが、好評につき2026年3月まで延長されることが決まりました。

JR西日本では、会場限定だったグッズをJR大阪駅などで引き続き販売します。

また、サンリオからは、なんとミャクミャクになりきったサンリオキャラクターズのモノクロ新作ぬいぐるみが10月下旬に発売される発表もありました。まだまだ「アフター万博」の熱気は冷めそうにありません。

■ネクストブレイク必至!?「トゥンクトゥンク」も話題

万博会場内に展示されていた「トゥンクトゥンク」(10月7日撮影、大阪・関西万博)

万博会場内に展示されていた「トゥンクトゥンク」(10月7日撮影、大阪・関西万博)

そして今、次なる注目キャラクターも話題になっています。
2027年3月から横浜市で開催される「国際園芸博覧会(園芸博)」の公式キャラクター「トゥンクトゥンク」も、早くもネクストブレイクの予感です。「トゥンクトゥンク」は、宇宙の彼方から地球に憧れてやってきた精霊という設定。

横浜市の脱炭素・GREEN×EXPO推進局の古市悟志・担当課長は、「ミャクミャク人気にあやかって、かわいらしい精霊のトゥンクトゥンクと一緒に園芸博を盛り上げていきたい。トゥンクトゥンクにも注目してもらえれば」とアピールしていました。
ファンで混み合う会場内(10月15日撮影、大阪府立江之子島文化芸術創造センター)

ファンで混み合う会場内(10月15日撮影、大阪府立江之子島文化芸術創造センター)

「万博終わっちゃった……」と悲しんでいるヒマはありません。まだまだ続く“アフター万博”で再びワクワク体験ができそうです。
西部マキコ エンタメライター。初出の話を引き出すインタビューが得意。いま、ハマっているのは、大阪・関西万博とUSJ。「万博ロス民」の一人。
miyoka
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