大阪・関西万博のレガシーが京都鉄道博物館に集結!再利用ベンチや話題の球体LEDビジョンを常設展示
万博臨時改札口の通路で使われていた木材を再利用したベンチ「モクル」(撮影2026年3月23日)
大阪・関西万博に合わせて実施されたJR西日本グループの取り組みを紹介する資料が、2026年3月23日(月)より「京都鉄道博物館」(京都市下京区)で公開。万博期間中にJR各駅に設置されていた万博レガシーの一部も、同館に移設されました。
特に万博期間中には、JR大阪環状線と大阪メトロ・中央線の乗り換えで多くの人が利用した「弁天町駅」。その駅前に設置されていた2つのベンチ、「ルーレ」と「スエル」が同館に移設され、誰もが利用して休めるようになっています。
「ルーレ」は、入口からすぐのプロムナード内に設置(撮影2026年3月23日)
「ルーレは、使わなくなったレールを溶かして使っています。3Dプリントの製法だと自由な造形を作れるので、アクティビティを生み出すデザインにしました」と話すのは、設計を担当したJR西日本の尼崎隆課長。
また、同じように3Dプリントでモルタル系を材料に作られたベンチ「スエル」は、さざ波をイメージしたデザインに万博カラーの赤・白・青でミャクミャク柄にしたといいます。
3Dプリントでモルタル系の材料を積層して形作ったベンチ「スエル」(撮影2026年3月23日)
さらに、シャトルバスへの乗換駅だったJR桜島駅からは、万博臨時改札口の通路で使われていた木材がベンチとなって移設。同通路は柱や梁、床までもが木材を使用し、JR西日本・大阪工事事務所の飯田直人所長の説明によると「短い距離なのですが、電車を降りてからシャトルバスへ向かう間も、万博へ向かうワクワク感を」と意図して設計したのだとか。
設計者の尼崎課長が、「本来は、耐久性の問題もあって社内規定で木材の床は使いにくいんです。でも、スキップしながら行ってもらえる、音を鳴らしながらワクワクして通ってもらいたいと、チャレンジさせてもらいました」と話す、思いの詰まった通路でした。
元々設置されていたベンチを奥に移設し、万博レガシーを想起させる木材のベンチが設置(撮影2026年3月23日)
木材の一部はグッズや建材に利用されるといい、同博物館への設置が決まった段階で「最初は300kgくらいの塊のベンチを想定していたのですが、移動できるようにこのサイズに設計しました」と10台のベンチに変身。「ルーレ」と「スエル」のある同エリアに設置されています。
「スエル」は、機関車の並ぶ扇形車庫先にあるドクターイエロー広場に設置(撮影2026年3月23日)
このほかにも、JR京都駅で万博をアピールしていた球体LEDビジョン「LINQ VISION」も本館2階に移設。センサーで人の動きに合わせて動く映像や、アプリを使ったコントロールも健在で近未来を感じることができます。
球体LEDビジョン「LINQ VISION」は駅設置時と同様に、人センサーに感知して顔の位置を移動させたり、アプリで操作できる(撮影2026年3月23日)
「京都鉄道博物館」は、JR・梅小路京都西駅から徒歩約2分。営業は10:00~17:00で、水曜休。入館料は1,500円ほか。これら万博レガシーは常設されており、いつでも楽しめます。
取材・文:武並慎治(di;hype)
関西在住のWebディレクター&編集者。桜島駅の臨時改札口を通った際には独特な空間に驚き、閉幕直後の10月14日には閉鎖したと知り再度驚きました。
関西在住のWebディレクター&編集者。桜島駅の臨時改札口を通った際には独特な空間に驚き、閉幕直後の10月14日には閉鎖したと知り再度驚きました。
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