聞いてみよか

「ハッピーの源は食事と睡眠」山下美月インタビュー

2025.01.15

「ハッピーの源は食事と睡眠」山下美月インタビュー
永瀬廉主演のドラマ『御曹司に恋はムズすぎる』(毎週火曜午後11時)でヒロインを演じる山下美月さんにインタビュー。ドラマのことやこれから挑戦したいことなど、お話を聞きました。
―今作で山下さんが演じる花倉まどかは、曲がったことが許せない、真面目で堅実な性格だそうです。山下さん自身に共通するところはありますか?
私は色々なことをタスク化して、計画を立てて実行したいタイプ。そういうところはまどかと少し似ているかもしれません。まどかは節約しながらも料理を楽しんでいますが、私も自分で料理するのが好きで、スーパーに買い物に行く時間も癒やしになっています。
―山下さんはキュンキュンする正統派のラブストーリーをやりたかったそうですが、今作ではどんなキュンが期待できそうですか?
今回のドラマは、御曹司と庶民の女の子の恋という内容で、少女漫画のようなハプニングやミラクルが起こります。そんななか昴はキザなセリフを言うんですけど、私が演じるまどかはそれにときめいたりせずに冷静に受け止めるんです。ナルシストの昴と現実主義のまどかのやりとりがコメディータッチで描かれる部分も、クスッと笑って楽しんでいただきたいです。
物語が進むにつれて昴とまどかが少しずつお互いの内面を知り、意外な一面やギャップに気づき始めます。そして成田さんとの三角関係になりまどかの気持ちが変化していく、そういうところでキュンキュンしてもらえると思います。視聴者のみなさんもまどかと一緒に、昴のいいところを見つけてほしいですね。
―初共演の永瀬廉さんの印象はいかがですか?
ご一緒する前はクールなイメージがあったのですが、実際にお会いしてみたらすごく気さくな方で、現場の雰囲気を明るくしてくださっています。

作品の撮影に入る前にティザー映像を撮ったとき、脚本家の先生がいらして「昴は永瀬さんに当て書きした」とおっしゃっていたんです。それを聞いて「この役を? 全然印象が違いそうなのにな」と思ったのですが、共演してみたら「なるほど」と。先日の制作発表で西畑さんが「永瀬さんを誇張した先に昴がいる」と仰っていましたが、本当にそのとおり。すごく面白く演じてくださっています。
―2024年5月に乃木坂46を卒業した山下さん。今、7年半のアイドル時代を振り返ってどんな年月でしたか?
本当に夢みたいな時間でした。小さい頃からいろんな方のライブを見たり、歌番組をよく見ていました。ずっと憧れていた世界にまさか自分も入れるとは。様々な方のおかげで夢がかなったと思います。何より自分の卒業コンサートを東京ドームで開催させていただけたことは本当に幸せな経験でした。かつてAKB48さんの東京ドームライブを見に行った小学生の自分に「あなたも13年後にここで卒業コンサートをするんだよ」と言ってあげたい気持ちでした。
―すてきな笑顔で見る人に元気をくれる山下さんですが、ご自身のハッピーの源は?
基本的なことですがやっぱり食事と睡眠です。お正月は3日までお休みをいただいたので、毎日12時間は寝ていました(笑)。しっかり睡眠を取ると体のコンディションもよくなりますよね。
食べることも大好きです。昨年末は自宅で紅白を見ながら年越しそばを食べました。エビと大葉とサツマイモの天ぷらを揚げて、天ぷらそばにしたんです。のんびりしたいい年越しになりました。
―普段から睡眠と食事には気をつけてしているんでしょうか。
そうですね。仕事の日は移動する車にクッションとブランケットを持ち込んで、合間に睡眠を取るようにしています。帰りが遅くない日はスーパーに寄って、自分で食事を作ることも大事にしています。昨日は、トマトのおひたしとハヤシライスを作りました。おひたしはトマトを湯むきしてだし汁にひたして、刻んだ大葉をのせて。簡単だけどおいしいです。
―今後、仕事での目標や挑戦してみたいことは?
お芝居も自分ができるところまで頑張りたいし、あとは自分自身が好きなことも仕事にできたらいいな、と思っています。料理の企画や、海外旅行が好きだから海外関連の仕事や、文章を書くのも好きなのでコラムを書くこともやってみたいです。
―海外旅行はよく行くんですか?
3〜4日くらい休みが取れたら、グアムや韓国へ行ったりします。今年は長期の休みを取ってゆっくり旅行したいですね。今いちばん行きたいのは、フィンランド。雪のある季節がいいかなぁ。1度でいいからオーロラを見てみたいんです。クリスマスマーケットとか、サンタクロース村とか、すごく楽しそうだから行ってみたいですね。
―最後に今年の抱負を教えてください。
今年は自分の体のことを知って、コントロールできる年にしたいなと思います。
もともと私はそこまで体力があるほうではなかったのですが、昨年まではライブもあったりと、ジムに行かなくても運動する機会が多くあって、自然と体力作りができていました。今年は自分で体力作りを心がけないとな、と。年末には初めてアレルギー検査を受けに行きました。自分の体と向き合って、コンディションを整えながらお仕事していきたいと思います。

山下美月『御曹司に恋はムズすぎる』
2025年1月

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公式HP https://www.ktv.jp/koimuzu/

文:早川奈緒子
川崎市在住のフリーランスライター。10代の子ども3人の母。「たまひよ」など主に子育て系メディアで取材・ライティングを行う。
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