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おいでやす小田「ちょっとしたことでも共感しあえる幸せ」

2025.07.13

おいでやす小田「ちょっとしたことでも共感しあえる幸せ」
ドラマ『北くんがかわいすぎて手に余るので、3 人でシェアすることにしました。 』(毎週火曜午後11時)で、北くんと同棲生活を送る4人に不信感を抱く警察官・古賀を演じるおいでやす小田さんにインタビュー。撮影現場のことや、プライベートで幸せを感じることなどお話を聞きました。
―撮影現場の雰囲気はいかがですか?

とてもアットホームな雰囲気です。監督も優しくて、和気あいあいと撮影しています。

―役作りについて、監督から「いつもの小田さんのままで」と言われたそうですね。

第1話を見たんですけど、ほんまにいつもの僕のまんまでした。 だから、とくに役作りとして意識していることはないです。これでいいのかわからなかったけど、監督がOKと言うので……。

ただ、1つだけ監督から言われたのは、北くんたち4人に対する古賀の見方が少しずつ変化していくので、その気持ちの移り変わりを意識してください、ということです。それだけ意識していますが、それ以外は完全に普段通りですね。

―南たちの“北くんの愛をシェアする”という考え方についてはどう思いますか?

どちらかというと肯定的かな。そういう人がいてもいいと思います。だけど、家族にいたらいったんは反対するかもしれません。「愛をシェアする先に、本当に幸せがあるの?」とは言うと思います。将来的にどうなるのか不透明ですよね。だけど、結局本人たちしかわからないことなので、強制して止めさせることはしないと思います。
『北くんがかわいすぎて手に余るので、3 人でシェアすることにしました。』  おいでやす小田 

『北くんがかわいすぎて手に余るので、3 人でシェアすることにしました。』 
おいでやす小田 

―小田さんは自身の YouTube チャンネル「おいでやす小田 どストレートチャンネル」で「芸人の幸せとは?」というテーマの対談動画を投稿しています。この企画のきっかけは?

千原ジュニアさんとYouTubeでコラボしたトーク企画で、ジュニアさんにずっと聞きたかったことを聞こうと、「今幸せですか? 一番幸せな芸人は誰だと思いますか?」と本音でぶつかってみたことがきっかけです。

―芸人としての幸せについてずっと考えていたんですか?

その時期はそうですね。芸人として全国的に名前を知ってもらえるようになって、仕事をたくさんいただけるようになったら幸せだと思っていたんです。今考えると、ちょっとできすぎたのかもしれない。僕の場合は1日でガーンと人生が変わって、いきなり思い描いた夢のような、理想すぎる芸人生活になったから。

―M-1グランプリ2020で「おいでやすこが」として決勝へ進出し、3位になったことが人気に火がついたきっかけでした。

夢に見ていた高みにたどり着いて、そこで周りを見てみたら、どういう風景なのかわかっていない状態だったんだと思います。それで「幸せってなんなんやろう」と考え始めたんです。

―YouTubeでは14人の芸人さんと対談しましたが、小田さんの幸せについての考え方に変化はありましたか?

みなさんの話はめっちゃ参考になったし、そういう考え方もあるのか! と発見もありました。話を聞いてすぐに血肉になったらいいですけど、今すぐに大きな変化があるものでもないかもしれません。

でも、14人の方たちからいただいた言葉の数々は、これから先のある瞬間に「あのときあの人がこう言ってたな」と思い出して、その後の人生のヒントになるような大切なものだと思っています。

―では、プライベートで幸せを感じることはどんなときですか?

僕と奥さんは価値観がすごく似ていて、だいたい奥さんも僕と同じようなことを考えているから、ちょっとしたことも共感しあえるのは幸せだと思います。
『北くんがかわいすぎて手に余るので、3 人でシェアすることにしました。』  おいでやす小田

『北くんがかわいすぎて手に余るので、3 人でシェアすることにしました。』 
おいでやす小田 2025年6月

―お休みの日はご夫婦でどんなふうに過ごしますか?

映画を見に行ったり、動物園にもよく行きます。僕たち夫婦はホッキョクグマが大好きなんです。大阪の天王寺動物園にホッキョクグマのパパ・ゴーゴちゃんとママ・イッちゃんと、娘・ホウちゃんのファミリーがいて、しょっちゅう見に行っていました。
でもあるとき行ったらホウちゃんしかいなくて、看板に「ゴーゴちゃんとイッちゃんはよこはま動物園ズーラシアに引っ越しました」と書いてあったんです。

それで奥さんとズーラシアに行ってみたら、弟のライちゃんが生まれてたんですよ。むちゃくちゃ人気で、ライちゃんを見るのに恐ろしいくらいの行列ができていました。

―小田さんも並んで見たんですか?

僕たち夫婦は飲食店とかテーマパークで並ぶのがほんまに苦手なんですけど、ライちゃんに会うために1時間半並びました。しかも観覧場所で見られる時間は1分ほどなんです。肉眼でしっかり見たいし、でも写真や動画で思い出にも残したいから、どうしようかめっちゃ迷いました。

―ホッキョクグマの魅力はどんなところですか?

どう猛な感じが一切しなくて、でっかいぬいぐるみみたいで、めちゃくちゃかわいいしかないところですね。あとは活動的なところ。動物園の動物たちって寝たり隠れたりしていることが多いと思うんですけど、ホッキョクグマはずっと動いているんです。そんな姿を見ていると癒やされます。

―では、今後お仕事でチャレンジしたいことがあれば教えてください。

ゴルフが好きなので、ゴルフ番組をやりたいというのは夢の1つです。ヘタですけど、ヘタでもチャレンジできるゴルフ番組をやらせてもらえたらいいな、と思っています。
バスケも好きで90年代のNBAに関しては芸人の中でもかなり詳しいほうだと思います。来シーズンからNBAの試合が配信されるので、バスケ熱が再燃しそうです。
『北くんがかわいすぎて手に余るので、3 人でシェアすることにしました。』  おいでやす小田 2025年6月

『北くんがかわいすぎて手に余るので、3 人でシェアすることにしました。』 
おいでやす小田 2025年6月

『北くんがかわいすぎて手に余るので、3 人でシェアすることにしました。』 
公式HP https://www.ktv.jp/kitakun-share/
インタビュー・文:早川奈緒子
川崎市在住のフリーランスライター。10代の子ども3人の母。子育て系やエンタメ系記事の取材・ライティングを行う。
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