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誰かを幸せにする料理は、小野花梨&曽田陵介対談【スノ恋】

2024.11.01

誰かを幸せにする料理は、小野花梨&曽田陵介対談【スノ恋】
ドラマ『スノードロップの初恋』(毎週火曜午後11時)で、ヒロインの望月奈雪(もちづき・なゆき)を演じる小野花梨さんと、奈雪の幼なじみ伊勢和真(いせ・かずま)を演じる曽田陵介さんにインタビュー。2人がプライベートでハマっていることや、料理好きな二人の得意メニューのこと、ドラマの注目ポイントなどを聞きました。
―俳優になったきっかけは?
【小野】NHKの子ども番組『おかあさんといっしょ』のエンディングで風船がたくさん降ってくる場面があったんです。その風船がどうしても欲しくって、5歳の時に両親が劇団に入れてくれました。
劇団に入ったものの、あの番組は厳密な抽選があって出ることはかなわず、結局風船は手に入れられませんでした(笑)
【曽田】たくさん降ってくる風船って夢があるよね。僕も欲しかったな〜!
僕はSNSをきっかけにスカウトされたんですが、実はあんまりしゃべるのが得意じゃないからタレントはあんまり考えていなかったんです。でも俳優には興味があったので、大学を卒業してから本格的に俳優の仕事に取り組み始めました。大学時代まで僕はけっこうなんでもそつなくこなすタイプだったんですけど、俳優は全然そつなくこなせない、難しい仕事だと感じます。そのぶんやりがいもあります。
―休みの日はどんなふうに過ごしていますか?
【曽田】僕は休みの日の朝にお気に入りのカフェに行ってひたすら読書します。今読んでるのは『猫を処方いたします。』(石田 祥著/PHP文芸文庫)で、メンタルクリニックで薬ではなく猫を処方される話です。そういう小説を集中して読んで、夕方に帰宅してごはんを作って食べる、っていう休日の過ごし方が多いです。
【小野】私は集中してたっぷり睡眠をとって、しっかり体を休めています。あとは部屋の掃除をして、翌日に備えるかなぁ。そんなにアクティブなタイプじゃないので、休日はエネルギーをためることを大事にしています。
―最近、プライベートでハマっていることはありますか?
【曽田】ボーリングです! いや、実はハマっているものがなくて、こうやって(取材で)聞かれるときに話すことがないから、作ろうと思って始めたんです(笑)
【小野】えっネタ作り?! すばらしい〜(笑)!もともと好きだったわけじゃないの?
【曽田】そんなに好きというわけじゃなく、友人と遊びに行く程度だったんだけど「これ、ガチでやったらどうなるんだろう?」と。プロの人にお願いしてマイボールを作って。
【小野】ボールも作ったんだ、すごい! スコアとかは?
【曽田】MAXが300点なんだけど、僕の最高は196点くらい。男子のプロボウラーは200点以上らしいから、なかなかそこまでは。
【小野】えっ!もうその道でやっていけそう?!
【曽田】いやいや、プロテストについて調べたら、プロ3人の推薦が必要で、年に1回しかプロテストがない、と基準がすごく厳しくて狭き門らしいです。……ということでボーリングにハマってます!
【小野】ここで言えてよかったね(笑)!よく練習するの?
【曽田】多いときは週5くらい通ってました。1回行くと、1人で2レーンを使って10ゲームくらいやります。
【小野】本格的だ〜。私がハマってるのは料理ですね。最近、体調管理するうえで食事の大切さを再確認しました。食べるものが自分の体を作るので、できるだけ自分で作っています。
【曽田】得意料理はある?
【小野】得意って言われるとなんだろう。よく作るのはやっぱりおみそ汁です。結局料理って、あんまり調味料とかあれこれ入れないほうが体にいいと思っていて、手間をかけすぎずにシンプルにおいしく食べることにこだわってます。
【曽田】おみそ汁の具で好きなものは?
【小野】夏の暑い時期は、オクラとみょうがとかさっぱり食べられるものをよく作ってました。
【曽田】いいね〜!おいしそう!
【小野】これから秋のおいしい味覚をおみそ汁にして食べたいなと思っています。
―ドラマでは“幸せの味”がテーマの1つになっていますが、だれかを幸せにするために作るとしたらどんな料理を作りますか?
【小野】曽田くんも料理するんだっけ?
【曽田】僕も料理します。でも人に作ってあげるとなると緊張するなぁ〜。う〜ん、誰かのために作るならパスタかな。普段から、バジルとか、サケのクリームパスタとか、ペペロンチーノとか、何でも作ります。
【小野】自分の作るごはんでなにが一番好き?
【曽田】ギョーザかな。手元に集中して包む作業がけっこう好きなんだよね。
【小野】わかる。お料理ってリフレッシュになるよね〜! 私は、おみそ汁と雑穀米と、お魚と大根おろしと、ちょっとした副菜とかかなぁ。
【曽田】すてきですね〜。そういうのがいちばんいいんだよね。
―撮影現場の様子はいかがですか?
【曽田】和気あいあいとたわいもない話で盛り上がってるよね〜。
【小野】岩瀬洋志くんがとっても面白い人だから、洋志くんがいるかいないかでまた雰囲気が違うかも。曽田さんはまだあんまり洋志くんと共演シーンがないんだよね。
【曽田】そう。記者会見で会ったのが2回目で、洋志くんって面白い人なんだなあって。
【小野】この先、曽田くん演じる和真と洋志くん演じる陸のシーンがあるから、すごく楽しみにしてます。

―2人は初共演ですか? お互いの印象は?
【小野】共演は初めてです。曽田さんってすごくさっぱりした人。安定感があって、太い自分の軸をしっかり1本持っている感じ。一緒にいてすごく安心感があります。
【曽田】え〜。すごいうれしい。
【小野】えっ、「うれしー」って棒読みじゃない、大丈夫?(笑)ほんとにうれしいと思ってる?(笑)
【曽田】(笑)。記事には「うれしい!」って「!」をつけてくださいね(笑)いやいや、現場でたわいもない話をしているなかでもそうやって見てくださっていて、本当にうれしいです。
小野さんはやっぱりすごくお芝居がすてきです。芸歴が長いぶん、とっても頼りになるし、現場を盛り上げて引っ張ってくれる部分もあるので、毎日助けられています。
【小野】うれしい! ありがとうございます。
―視聴者に注目してほしいポイントを教えてください
【曽田】和真と父親との関係性がどう変化していくのかということや、奈雪と朔弥との三角関係を楽しみに見てほしいです。恋愛だけではなく、家族愛も描かれていて心が温かくなれる作品なので、登場人物たちの心のつながりといったところも注目してほしいです。
【小野】すごくハートフルな作品だと思います。家族愛や友情や、幼なじみならではの愛情、そして朔弥という得体の知れない相手を受け入れる愛情など、さまざまな愛がぎゅっと詰まっています。あとは、おいしいごはんもたくさん出てくるので、それもぜひお楽しみに!

プロフィール

小野花梨 東京都出身 主な出演作に「カムカムエヴリバディ」(21-22年NHK)「罠の戦争」(23年カンテレ)「初恋、ざらり」(23年 テレビ東京)  ほか

曽田陵介 島根県出身 主な出演作に「彼女はキレイだった」(21年カンテレ)、「unknown」 (23年テレビ朝日)、「Destiny」(24年テレビ朝日)、「街並み照らすヤツら」(24年日本テレビ)「笑うマトリョーシカ」(24年TBS)
miyoka
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