バラエティ大好きライター・桐生奈奈子がお届けする『かまいたちの机上の空論城』レビュー!
今回の『かまいたちの机上の空論城』は、「島田珠代の出張!空論テックス」。芸歴37年目の島田珠代さんが普段我々が立ち入れない未知の世界に潜入し、プロフェッショナルが提唱する空論をその場で実験していく企画です。待ってました~!
今回の出張先は高知県。これは高知県庁から「高知県にまつわるローカルネタを実験してほしい」と珠代姉さんにLOVEコールがあったのだそう。そこで番組スタッフが高知にまつわるネタをネットでリサーチしたところ、ウソかマジかわからないローカル空論を次々と発見。ネットに転がるローカル空論を調査していき、その噂が本当ならマジ論とします。
早速、珠代姉さんが高知県庁を訪れると、県庁職員の皆さんが拍手喝采でお出迎え!すごい歓迎っぷりじゃないですか。そうです、今回はノリのいい高知の皆さんの県民性にも注目してほしいのです!
まず最初の空論は「高知県民に“ひまわりと言えば?”と聞くと花以外の答えが返ってくる!…ハズ」。街のみんなに話を聞くと「牛乳」「ひまわり乳業」「小学校の給食はひまわり乳業」とたしかに花以外の答えが返ってきました。この「ひまわり乳業」は、高知県民の認知度としては坂本龍馬に匹敵するという声も!
そこで実態を調査すべく、ひまわり乳業へ潜入。珠代姉さんは、早速「ここはひまわり乳業ですよね?でも、珠代の乳業はココです!」と大袈裟に胸を強調するポーズをすると社員さんたちから拍手喝采!珠代姉さんは、ここでも大歓迎されていました。ひまわり乳業の看板メニュー、ひまわり牛乳は高知県産の生乳のみで作られていて、やわらかい口当たりと濃厚なうまみが自慢。高知県内のシェア60%を超える、まさにソウルドリンクなのだそう。珠代姉さんもいただいてみると「骨が活力を増しています」と踊り、続いてロングセラー乳酸菌飲料のリープルを試飲すると「腸が躍ってます」と踊り続けたり(笑)。ちなみに牛乳以外にバズっているものがあるとのことで、社長が縦笛の2本吹きを披露。社員さんは恥ずかしそうに顔を隠していましたが、社長はノリノリでアンパンマンのマーチを1曲披露してくれました。これには珠代姉さんも「アホですね」とバッサリ(笑)。スタジオではリープルを実食。「この味は好きやなあ」(かまいたち・山内)「優しい味」(かまいたち・濱家)渋谷凪咲ちゃんは、にっこり決め顔を披露してくれました。
続いての高知のローカル空論は「高知県のテーマパークは日本一疲れる・・・ハズ」。創造広場アクトランドは、龍馬歴史館や世界偉人館などがあり見て学べる複合施設。観覧車やメリーゴーランドなどは、なんと人力で動かす遊具。人力の遊具に挑戦しながら、ローカル空論を体当たりで実験していきます。
最後に向かったのが桂浜水族館。広報の森さんは、初対面でいきなり珠代姉さんにハグするほどフレンドリー!1931年創業で通称「ハマスイ」と呼ばれるこの水族館は、2024年の全国の水族館人気ランキングで堂々の1位に。その人気の理由は独自の路線を走る個性的な展示内容にありました。ウツボの展示では「(ウツボを)こんなにたくさん展示しているのは他にない」と森さん。高知県ではウツボを食べるそうで、森さんへ向かって珠代姉さんが「飲んでそう♪」と言うと飲むリアクションをしてくれるノリのいい森さん。触って学べるクジラとイルカの骨格標本もあったり、他にない展示や体験ができるとあって、人気になっているのも納得。
空論の実験では、チンアナゴの砂に潜る速さは人間の反応神経より速いのか、を実験するために「チンアナゴピタ止めチャレンジ」に挑戦。モニターに映るチンアナゴが潜った瞬間に一時停止ボタンを押し、チンアナゴが完全に潜っていればマジ論とする実験を検証していきます。珠代姉さんの反射神経はいかに?スタジオでもチンアナゴピタ止めゲームに挑戦して大盛り上がり!スタジオでは「桂浜水族館でも取り入れて欲しい」との声も。このゲームが水族館でできたら、さらに人気が出そうですね!チンアナゴのかわいらしいフェイントにも注目ですよ。
今回の空論テックは珠代姉さんと高知県民の息がピタッと合っていて楽しそうでした♪詳しくは番組でチェックしてみてください♪
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3/22(土)『かまいたちの机上の空論城』放送分より
文・桐生奈奈子
神奈川県在住、バラエティ大好きライター。大手女性向けメディアCREA、FUDGE、ananなどで執筆を行う。「とにかくやってみる」がモットー。