お笑いへの挑戦が評価され、『関西アナウンス大賞』受賞のカンテレ・竹上萌奈アナ「失敗を恐れるセンサーがちょっと“壊れている”」

お笑いへの挑戦が評価され、『関西アナウンス大賞』受賞のカンテレ・竹上萌奈アナ「失敗を恐れるセンサーがちょっと“壊れている”」
「ホント、つまらない人間なんです。基本はでしゃばりたくないし、家では一人でマリオパーティをやっています…」

自身の性格をそう自嘲気味に語るのは、関西テレビの竹上萌奈アナウンサー。しかし彼女は今、その言葉からは想像もつかないほど、お笑いの舞台で異彩を放っています。

竹上萌奈アナウンサー

お笑い単独ライブ『竹上萌奈の座王修行』を敢行し、バラエティー番組『千原ジュニアの座王』(カンテレ)では、本職の芸人を破って見事“座王”を獲得。こうしたアナウンサーの枠を大きく超える「死んでもいい覚悟」の挑戦が評価され、2026年3月に開催された『第1回 関西アナウンス大賞』では、見事「特別賞部門 大賞」に輝きました。

竹上萌奈アナウンサー

「失敗を恐れるセンサーが壊れている」と語る彼女の、知られざる素顔とは? 報道番組で見せる冷静沈着な姿からは想像もつかない、不器用で真っ直ぐな“竹上アナらしさ”に迫りました。

◆大喜利は「決死の覚悟でやっています」

──『第1回 関西アナウンス大賞』特別賞部門の大賞受賞、おめでとうございます。
ありがとうございます。ほんと、みなさんのおかげです。
──2025年6月に放送された『座王』では並みいる芸人さんを破って初座王を獲得するなど、アナウンサーの枠を超える活躍です。
もう、手放しでジェットコースターに乗っているような感覚です(笑)。本来は慎重派で、でしゃばることがでしゃばることが苦手なんですが、人生とは自分の思ったようにはならないことを痛感してます。
──アシスタントを務める『座王』では、たまに自ら手を挙げて大喜利に参加するなど、慎重派とは真逆の行動にも思えますが。
その流れを簡潔に説明しますと、『座王』の収録の時、ジュニアさんに「この芸人さん、イヤやわって人いますか?」って聞かれたんです。そのとき、「特にいらっしゃらないですねぇ」って普通に答えてしまって。でも、収録が終わった後に、「何してたん、私!」みたいな、すごい怒りが芽生えてきて。あれは、大喜利だったんじゃないかと。

竹上萌奈アナウンサー

せっかくジュニアさんが(ネタを)振ってくれたかもしれないのに、私は無視したんじゃないかと。その怒りと悔しさがグッとこみ上げてきて。次にそういう機会があったら、嫌われてもいい、とにかくジュニアさんに応えたいと思いまして。それで、手を挙げ始めたんです。そうしたら味をしめてしまって(笑)。
──「会社をクビになってもいい覚悟で」ともおっしゃっていましたね。
アナウンサーは失敗してもテレビに出られるんです。でも、芸人さんは失敗したら、その後の仕事に関わってくる。そんな命がけでやっているところに、生半可な気持ちで行くわけにいかないから、それほどの決死の覚悟でやっています。勝ちたい、ではなく、ベストを尽くせるように、普段しない神頼みもしました。

竹上萌奈アナウンサー、岩部彰(ミサイルマン)

やっぱり、目の前にいる人を10秒に1回ぐらい笑わせたり、さっきミスしたことを掘り返して笑いにしたり、芸人さんの“平場”の面白さはスゴいんです。『座王』にプレイヤーとして出演させてもらって、改めて芸人さんのチカラを思い知って、本分であるアナウンサーの仕事をより一層一生懸命やろうと思いました。

◆ひとりでマリオパーティ「つまらない人間なんです」

──『竹上萌奈の座王修行』という、お笑い単独ライブに密着したYouTube動画も拝見しましたが、もはやアナウンサーの領分を超える覚悟と姿勢が印象的でした。
そこはもうアナウンサーを超えていて、もう“当たって砕けろ”精神です。最近分かってきたんですが、私は失敗を恐れるセンサーがちょっと壊れているみたいです(笑)。周囲にご迷惑をおかけするのはすごく怖いですが、自分が挑んで失敗して恥をかくことは、俯瞰(ふかん)して見ているような感じです。あ、失敗した、くらい、冷静に。  

竹上萌奈アナウンサー

──昔から、そんなタイプだったんですか?
どうですかね。ただ、一度面白そうって好奇心を持ったら、挑戦してしまう子どもでした。とても危険ですが、サボテンを握ってしまったこともあります。サボテンって、いっぱい刺さるんですよ、見えないトゲみたいなものが。全部ピンセットで抜かないといけないんですけど。子どもたち、ずっと手のひらが痛いから、決してマネしないでください…!
──ただ、報道番組に出ているときの竹上アナはむしろ冷静沈着そのもので、大喜利での姿や今のエピソードとのギャップに驚かされます。
『座王』に関してはつい燃えてしまいましたが、普段は仕事の中で“爪痕を残してやろう”という思いは全くありません。いただいた仕事を淡々と、粛々(しゅくしゅく)と進めるのが基本だと思っています。

竹上萌奈アナウンサー

たまに「『R-1グランプリ』に出ないの?」と言っていただきますが、でしゃばるのは苦手で、そうなりたくもないな、と思いますので…笑 出ません。普段は会社と自宅を往復しているだけで静かだし、家では一人でマリオパーティのゲームをやっています。基本的にはホント、つまらない人間でして…。

◆共感されない10代「クラスメイトがうらやましかった」

──そうは言いながらも、配信サイトのnoteも定期的に更新されていて、2022年には『文芸春秋SDGsエッセイ大賞』で優秀賞を受賞されています。そのほかの投稿も、見落としがちな日常のふとしたことを、共感性とともに言語化されていて非常に面白かったです。
ありがとうございます。最近はあまり更新できていないんですが。基本的に「ぼっち」だったんですね、私。クラスの子に「おはよう」も言えず、それで独り言が多い人間になってしまいました。本を読むか、自分と話すことしかないから、自問自答を繰り返しているうちに、いろんなことを考えるようになって。書くのが好きなのは、その影響かもしれませんね。
──当時から、思ったことをつづっていたんですか?
人に見せられないような恥ずかしいことを書いていたと思います。鍵をかけて、今はもう入れないブログもやっていました。キャッキャと笑いあっているクラスメイトを見て、心底うらやましかったんです。いじめられてはないんです。なんか、気づいたらひとりみたいな。なんで「ぼっち」だったのかは、未だにわかりません。
共感されない10代を過ごしてきました。今の時代、グループ作りってあるのか分かりませんが、「誰が竹上さん入れる?」みたいなプチ地獄も体験しました。だから今でも、自分の話で、誰かがちょっとでもニコッとしてくれたらうれしい。大笑いしてくれたら、超幸せです。「それわかる!」みたいな、共感が欲しいのかもしれないですね。

岩部彰(ミサイルマン)、竹上萌奈アナウンサー

──共感されたい。世間が抱いているイメージとはまた違う感じですね。
どうでしょうか。性格が暗いのは視聴者の方にもだんだんバレてきていると思ってます…(笑)
──とはいえ、『関西アナウンス大賞』特別賞部門の大賞によって、竹上アナの注目度はかなり上がっています。
皮肉なもので、結果的にでしゃばってますね…!汗 ただ、この受賞でカンテレアナウンス部の知名度やイメージが少しでも上がったのなら、それは私の中ですごくうれしいことです。
それが評価される土壌は、私ではなく、カンテレのアナウンス部が地道に積み上げてきたものなんです。それがなければ、アナウンサーを超えた活動が評価されることもなかったと思います。また、笑いへの姿勢も、先輩を見て学んでいます。カンテレのアナウンサーは自分が笑いを取りに行くのではなく、援護射撃のような、奥ゆかしい笑いの取り方を得意としている方が多いと思います。特に、関純子アナ・藤本景子アナは、名スナイパー。 カンテレアナウンス部が大好きで、これからもたくさんのことを学んでいこうと思います。
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◆竹上萌奈 アナウンサー

ニックネーム:もえさん
血液型:O型
身長:168cm
入社年度:2015年
出身地:群馬県
出身大学:慶応義塾大学

<出演番組>
千原ジュニアの座王(アシスタント)
よ〜いドン!(ナレーション)
うまんちゅ(ナレーション)
newsランナー(サブキャスター)
miyoka
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