【劇団四季】『ゴースト&レディ』大阪公演が千秋楽 “再演の奇跡”願うカーテンコール、客席総立ちの様子をレポート
熱気と感動に包まれたフィナーレ――。大阪四季劇場で上演されてきたオリジナルミュージカル『ゴースト&レディ』が、5月17日に千秋楽を迎えました。大阪では初上演となった今回の公演は、2025年12月の開幕以来、およそ5カ月にわたって上演され、公演回数149回、入場者数約15万8000人を記録。連日多くの観客を魅了し、大阪の演劇ファンに鮮烈な印象を残しました。多くのファンが見守る中、千秋楽公演の本編終了後には特別カーテンコールが行われ、グレイ役の萩原隆匡さんが感謝の思いを語ると、劇場は大きな拍手と歓声に包まれました。
客席に手を振るグレイ役の萩原隆匡さん(左)とフロー役の町島智子さん(5月17日、大阪市北区)
■ナイチンゲールとゴーストが紡ぐ不思議な絆の物語
原作は、漫画家・藤田和日郎さんの中編コミックス『黒博物館 ゴーストアンドレディ』。19世紀ヨーロッパを舞台に、“ランプを持った淑女”として知られる看護師 フローレンス・ナイチンゲール と、芝居を愛するゴースト・グレイとの不思議な絆を描いた物語です。史実と幻想が交差するドラマチックな世界観、一度聞いたら忘れられない音楽、緻密に作り込まれた舞台美術も話題を集めました。
『ゴースト&レディ』の一場面(2025年12月5日撮影、大阪市北区)
■東京・名古屋・大阪を巡った初演シリーズ完結
2024年5月、東京の JR東日本四季劇場[秋] で初演を迎えて以来、名古屋、大阪の3都市を巡演。各地で熱い支持を集め、大阪公演をもって初演シリーズはついに大団円を迎えました。これまでの総公演回数は431回、総入場者数は約46万5000人。劇団四季オリジナルミュージカルとして、大きな足跡を刻みました。
さらに作品の熱は海を越えます。韓国で毎年開催される演劇祭「大邱国際ミュージカルフェスティバル」(DIMF)への参加も決定。名古屋公演千秋楽の映像が韓国語字幕付きで上映されるほか、現地で歌も披露される予定で、作品の世界観が海外の観客にも届けられます。
さらに作品の熱は海を越えます。韓国で毎年開催される演劇祭「大邱国際ミュージカルフェスティバル」(DIMF)への参加も決定。名古屋公演千秋楽の映像が韓国語字幕付きで上映されるほか、現地で歌も披露される予定で、作品の世界観が海外の観客にも届けられます。
『ゴースト&レディ』の一場面(2025年12月5日撮影、大阪市北区)
■グレイ役の萩原さん「また幕が上がる“奇跡”を願って」
千秋楽であいさつするグレイ役の萩原隆匡さん(5月17日、大阪市北区)
千秋楽公演の本編終了後には、特別カーテンコールが行われました。グレイ役の萩原さんは、「長きにわたり、上演を積み重ねることができましたのも、作品を愛し、劇場に足を運んでくださったお客様がいらっしゃったからこそと、出演者・スタッフ一同、心よりお礼申し上げます」と感謝を述べ、客席からは大きな拍手が送られました。さらに、「みなさまとともに歩んでまいりました、この“奇跡”のような旅路も、まもなく終わりを告げようとしています。もう一度、この芝居の幕が上がる、そんな再びの“奇跡”を願って、しばしのお別れです」と語ると、場内はスタンディングオベーションに。キャストたちは10分以上にわたってカーテンコールに応え、劇場は最後まで温かな熱気に包まれました。
カーテンコールで観客に手を振る『ゴースト&レディ』の出演者ら(5月17日、大阪市北区)
■原作者の藤田和日郎さんも観劇
この日の模様はライブ配信も行われ、5月27日(水)まで見逃し配信を実施。劇場に足を運べなかったファンも、特別な一日を画面越しに見届けました。また、原作者の藤田和日郎さんも客席で千秋楽を見守りました。
大阪四季劇場では、7月22日(水)からミュージカル『ノートルダムの鐘』が上演されます。
大阪四季劇場では、7月22日(水)からミュージカル『ノートルダムの鐘』が上演されます。
ハグをするグレイ役の萩原隆匡さんとフロー役の町島智子さん(5月17日、大阪市北区)
取材・文/華みず希 劇団四季が大好きな関西在住ライター。
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