食べてみよか

【実食レポ】大阪・扇町公園で魚ジャパンフェス始まる

2025.03.20

【実食レポ】大阪・扇町公園で魚ジャパンフェス始まる
「SAKANA&JAPAN FESTIVAL(魚ジャパンフェス)2025 in 大阪・扇町公園」が大阪市北区の扇町公園で本日3月20日から開催されています。
今回は「発見!ふくしまお魚まつり」と同時開催で、「常磐もの」と呼ばれる福島県産水産物のブースも充実。
その中のいくつかをご紹介します。

日本海紅ズワイ焼きガニ(1皿1,500円)

福島県内3か所で鮮魚店を展開する大川魚店は「ほっきグラタン」(500円)と「ほっき飯」(800円)を販売。
なかでも「ほっき飯」は貝から出ただしで炊いたご飯の上に刻んだほっきが盛られています。
このほっきがシャキシャキと歯ごたえ抜群、ほっきのだしで炊いたご飯は磯の香りが豊かです。
関西では新鮮なほっきを食べる機会がそうあるわけでもないので貴重な食体験ですね。

「ほっき飯」(800円)2025年3月

福島はワインの製造も最近は盛んで、吾妻山麓醸造所からシードルやワインも販売されています。福島県会津地方で栽培されたシャルドネという白ブドウ品種を使った白ワイン「新鶴シャルドネ2023」(700円)と青森県漁業協同組合連合会の「ホタテバター醤油焼き」(700円)を合わせてみました。
身が分厚くてプリっぷりのホタテは甘味も感じられ、バター醤油が乗ることでリッチな甘じょっぱさが、辛口のシャルドネとよくマッチします。この「東北ペアリング」はこの食フェスならではの楽しみ方ですね。ぜひアルコールをたしなむ大人のみなさまにはお試しいただきたいです。
そして吾妻山麓醸造所は福島市初のワイナリーを開設され、市中心部を一望できるテラスでワインと軽食も楽しめるそうです。
この吾妻山麓ワイナリーを目的に福島に旅を計画するのも楽しそうですね。こういった出会いも食フェスならではの醍醐味です。
いわき市の和食割烹店「かに船」からは「ふくしま海鮮丼全部のせメガ盛り」「ふくしま海鮮丼全部のせ普通盛り」に加えて「うに貝焼きかにみそ飯丼」(1,500円)が提供されています。これは大きな貝殻にウニを山盛り盛り付けて蒸し焼きにした福島・いわき地方の郷土料理でもある、うに貝焼きがのった丼。ご飯はかにみそで炊き込んでいるとのことで、ズワイガニのほぐし身もたっぷりとのせられたぜいたくな一品。
うには貝殻にみっちりと詰め込まれていて「食べても食べてもうに」状態。かにみそで炊いたご飯は口に含んだ瞬間、口内いっぱいにかにみその香りが広がります。大阪の中心部にいながら、グルメ旅で福島県を訪問中のような錯覚におちいります。
石川県の能登からは能登七尾湾で育まれた能登かきの「焼きかき」(2個1,000円)も大人気。大粒でプリっぷりのかきは見るからに栄養満点。その他、越後新潟の天然「のどぐろの塩焼き」(1,500円)や受け皿にこぼれるほどたっぷりないくらをのせた「こぼれいくら丼」(ミニ1,800円/並2,500円)など目移りしまくり。
今年初めて来たという女性二人組は「できれば4~5か所の食べ物は試したいと思ってきました。食べることが応援につながるならうれしい」と目を輝かせます。
福島県の大川魚店の大川勝正さんは「もう地震後の風評被害ということはあまり感じなくなってきました。それより気候変動のほうが気がかりですね。魚が獲れる時期や魚の種類が変わってきましたし、漁獲高が少し落ちてきた気がします。岩手県大船渡市の山林火災の影響を、海が今後どのように受けるのかが気になるところです」と話します。
私たちにできることは限られているかもしれませんが、本当に食べることが応援につながるといいですよね。

この「SAKANA&JAPAN FESTIVAL(魚ジャパンフェス)2025 in 大阪・扇町公園」&「発見!ふくしまお魚まつり」は3/23(日)まで、大阪市北区の扇町公園で開催中です(入場無料)。
https://www.ktv.jp/event/sakanajapan/

「SAKANA&JAPAN FESTIVAL(魚ジャパンフェス)2025 in 大阪・扇町公園」&「発見!ふくしまお魚まつり」

miyoka
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