2025年4月3日(水)、セントレジスホテル大阪(大阪市中央区)は、フレンチレストラン「ルドール」をリニューアル。ブラッスリー「RÉGINE(レジーヌ)」としてオープンしました。
メニュー監修は長年ミシュランの2つ星を獲り続けているレストラン「Ryuzu」(東京都港区)オーナーシェフの飯塚隆太さん。自身のスペシャリテや「ジョエル・ロブション」時代のアイコニックな料理などをメニューに組み込みました。
本町通りに面したお店は大きくガラス窓が取られていて、店内は明るく、外にはテラス席も設けられていて、まるでパリの街角のような雰囲気が漂っています。
店内は2階まで吹き抜けになっていて、壁面には大きなアートが掲げられています。「RED DOT(the starry night/星月夜)」というタイトルの作品は関西出身の大和美緒さんがRÉGINEのために描き下ろしたものだそうです。
ランチは4,600円(平日のみ)、6,500円、8,000円のコースからなり、ディナーは8,500円、10,500円、13,000円の3コース。
この日いただいたのは「富士の介サーモンの自家製スモーク フヌイユと柑橘を添えて」「兵庫県淡路産新玉ねぎのスープ クルトンをのせて」「牛頬肉の赤ワイン煮 根菜のロティを添えて」「レモンクリームを詰めたフロマージュブランのムース 苺を添えて」といったメニュー構成のコースです。
富士の介(すけ)はキングサーモンとニジマスを交配した山梨県のブランド魚。
身がきめ細やかで厚く、上品な脂とうまみがのっています。フヌイユとはフェンネルのことで、ほの苦味とカンキツの酸味がいいアクセント。ソースもフェンネルをブイヨンで炊いた煮汁と卵黄で作られていて、メインにもなりえる富士の介をさっぱりと前菜として楽しむことができます。
新玉ねぎのスープは春らしさを感じる一品。新玉ねぎの甘さが際立っていて、ポタージュですが重くない。飯塚さん曰く、素材の味を生かすためにクリームは使わないので、その分口当たりも軽やかになっているのだそうです。季節感を大切にするということで、シーズンごとにスープの材料は変わっていくそうです。
牛頬肉の赤ワイン煮は柔らかいのですが煮崩れしない程度に食感を残しています。また、別添えでジョエル・ロブション時代に飯塚シェフが作っていたマッシュポテトが提供されます。舌触りがとても滑らかでジャガイモの風味が豊か。お肉に添えてもいいのですが、マッシュポテトだけでも堪能できます。
デザートのフロマージュブランはヨーグルト風味でとても軽やか。レモンの酸味が効いていて口の中がさっぱりします。
きちんとしたフレンチのコースなのですが、とてもシンプルで素材を生かした調理が見事です。関西を中心に、日本各地の厳選された食材を使い、素材本来の味を引き出す技はお見事。
関西の方にとっても、大阪・関西万博で来阪されるかたにとっても食をとおして関の旬を楽しむことができます。
店舗情報
RÉGINE(レジーヌ) https://www.regine.stregisosaka.com/
大阪市中央区本町3丁目6-12 セントレジスホテル大阪1階
ランチ11:30~14:30(L.O.14:00)/ディナー17:30~22:00(L.O. 21:00)
予約・問い合わせ セント レジス ホテル 大阪 レストラン予約 06-6105-5659 (10:00 ~19:00)
カンテレIDにログインまたは新規登録して
コメントに参加しよう