【2026年最新・京都】夜闇にきらめく光のシアター、おすすめ「ホタル観賞」スポット3選

清流にホタルが飛ぶ景色が楽しめます「井手の玉川」(京都府井手町)

清流にホタルが飛ぶ景色が楽しめます「井手の玉川」(京都府井手町)

暗闇の中、ホタルがフワッと光る姿は、とても幻想的です。ホタルは成虫になると、何も食べずにわずか3日から1週間という短い命の間、求愛のために光を放ちます。そんな美しい輝きはこの時期にしか見られない特別な光景です。こちらの記事では、京都府内で、ホタルが美しく飛ぶ景色が楽しめるスポットをご紹介します。

環境保全や美化活動でホタルが増加、里山に流れる「井手の玉川」(京都府井手町)

「井手の玉川」は、井手町を東西に流れる清流です。昔からホタルが見られる地域として知られていて、住民の環境保全や美化活動により、現在も多くのホタルが生息しています。
「玉川は“平成の名水百選”に選ばれており、水質の良さと美しい景観で知られています。また、奈良時代から和歌に詠まれてきた歴史ある川で、日本六玉川のひとつにも数えられています。規模としては大きな川ではなく、比較的コンパクトで親しみやすい川で、里山の風景と一体となった穏やかな流れが特徴です」(井手町)
幻想的な景色が広がります「井手の玉川」(京都府井手町)

幻想的な景色が広がります「井手の玉川」(京都府井手町)

5月下旬から6月中旬ごろが、ホタルの見頃です。JR奈良線「玉水駅」から3分ほど歩いて玉川に行き、上流に向かって川沿いを歩くコースがおすすめです。また、「玉水駅」から1駅のJR奈良線「山城多賀駅」から歩ける場所にある「谷川ホタル公園」でも、多くのホタルが観察できます。
※光を嫌うホタルの求愛行動の邪魔にならないように、できるだけ公共交通機関を利用してください。寿命が短いホタルは捕まえず、そっと観察するだけにしてください。また、周辺には住宅がありますので、静かに楽しみましょう。
「井手の玉川」の明るい時間(京都府井手町)

「井手の玉川」の明るい時間(京都府井手町)

【井手の玉川】
住所:京都府綴喜郡井手町
(現在は「ホタルまつり」は開催されていません)

ホタルがたくさんいる場所に案内してもらえる「京北ホタル観賞ツアー」(京都市右京区)

「京北ホタル観賞ツアー」ではその時期ホタルがよく飛んでいる場所に案内してもらえます(京都市右京区)

「京北ホタル観賞ツアー」ではその時期ホタルがよく飛んでいる場所に案内してもらえます(京都市右京区)

京都市北部に位置する「京北地域」は、里山の美しい自然が楽しめるエリアです。そんな京北では、その地域でもっともよくホタルが飛んでいる場所に案内してもらえる『京北ホタル観賞ツアー』が開催されています。
「ツアーでは、ホタルが乱舞するところに手が届くような感激を味わっていただけます。また、地元ガイドならではのホタルやいろいろな歴史の話もさせていただきます」(京北観光連絡会)
ツアーは黒毛和牛の夕食つきの「プランA(日帰り)」と、食事つきのペンションに宿泊する「プランB(宿泊)」が用意されています。
「京北観光連絡会のイベントとして“ツアー”を開催するのは3年目ですが、例年6月中・下旬に30~50名が参加され、地元の食事処の夕食提供とセットで満喫したというアンケート結果をもらっています」(京北観光連絡会)
京北地域の川ではあちこちでホタルを観察することができます(京都市右京区)

京北地域の川ではあちこちでホタルを観察することができます(京都市右京区)

「この辺りは古くからホタルの地として知られ、カワニナ(水中ホタルのエサとなる巻貝)が多く生息することもあって自然にホタルが見られます。一時は河川改修等で減少したこともありましたが、今では完全に復活し、リピーターや情報を得た人達が6月のこの時期に大挙して訪れます」(京北観光連絡会)
「京北地域の川べりのあちこちで見ることができますので、ふらっと京北に来られて、夜19~21時頃に川の方向を見やれば、そこはかとなく明滅する光に遭遇できます。ただし、真っ暗な川べりの足元ですので、安全を心がけるとともに他の生き物(は虫類や虫)に注意が必要です。虫よけスプレーがあれば安心かと思います」(京北観光連絡会)
【京北ホタル観賞ツアー】
住所:京都市右京区(京北地域川沿い)
※見頃は6月下旬ごろまで。ホタルは捕まえないで。また、田畑などの私有地に入らないようにしてください。

“ほたる川”とも呼ばれる「上林川」の支流で幻想的なホタルの乱舞を楽しむ(京都府綾部市)

上林川の流域全体でホタルが観察できます(写真は上林川本流)(京都府綾部市)

上林川の流域全体でホタルが観察できます(写真は上林川本流)(京都府綾部市)

上林(かんばやし)川は、自然が残された川に多数のホタルが生息していることで知られています。下流から上流に向かってホタルの見頃が変化していき、7月ごろまでホタルが飛び交う景色が楽しめます。
自然の生き物のため、ホタルが飛び交う数は水温や天候などで毎年変わります。今年のホタルの発生量はまだわかりませんが、6月1日の時点で飛び始めているとのこと。
フェンスの右側が“ほたる川”と呼ばれる上林川の支流(京都府綾部市)

フェンスの右側が“ほたる川”と呼ばれる上林川の支流(京都府綾部市)

ホタルは上林川流域の全体で観察することができます。最盛期となる頃に、綾部市観光センターで「ほたるの夕べ」というイベントがあります(2026年は6月13日に開催)。当日は、臨時の駐車スペースも用意され、多くの人でにぎわいます。
イベントではドリンクやフードなどの出店があり、ミニコンサートも開かれます。イベント会場からすぐの上林川の支流(ほたる川)をゆったりと散策して、ホタルの乱舞を観察できます。
楽しいイベント日も魅力的ですが、静かに川沿いを散策しながらホタルを観賞するのもおすすめです。
【上林川ホタル】
住所:京都府綾部市八津合町縄手1 上林川周辺
文/太田浩子
「美味しい」&「楽しい」関西の魅力をご案内。プライベートでは和菓子にハマっています。
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