天気も本格的に暖かくなってきて、ゴールデンウィークの予定を立てはじめている頃だと思いますが、5月4日が「みどりの日」ということで、自然と触れ合える場所を探している方もいらっしゃるのではないでしょうか。関西には有名な山がたくさんありますが、中でも六甲山は誰もが一度は耳にしたことがあるでしょう。六甲山は“六甲山系”の山の一つで、摩耶山や須磨アルプスなど多くの山が含まれています。そんな六甲山系の山の中から、今回オススメしたい山は、兵庫県神戸市にある再度山(ふたたびさん)です。
再度山は下記のような方々にオススメです。
① ハイキング初心者(登山歴1年以下)
② 日帰りでハイキングがしたい
③ 映える写真が撮りたい
④ のんびり休憩したい
⑤ ペットと一緒にハイキングしたい
再度山は道の整備がしっかりされているので、山道具がない初心者でも行けちゃうところが何よりも魅力です(往復・休憩なしで約4時間)。そして、見どころがたくさんあるので、今日の気分や目的にゴールを変えることができます。最寄り駅は新神戸駅(新幹線・地下鉄)で、三宮駅(JR・阪神・阪急・地下鉄)から地下鉄で行けますが、 徒歩20分くらいの距離なので、歩くのが苦ではない方はぜひ歩きで行きましょう。
新神戸駅の構内を経由して登山口に向います。軽食やお菓子、飲み物など、不足している物資は駅構内のコンビニで購入しましょう。(市ケ原にあるトイレ付近と再度公園にしか売店がありません。)再度山は他の山と違ってトイレが多い方ですが、衛生面が気になる方は、駅構内のトイレで予め用事を済ませて置くといいでしょう。
新神戸駅2Fから1Fに降りて、外に出るとバス停があり、左手には駐車場があります。布引の滝への案内に従ってまっすぐ進むと登山口が見えてきます。登山口に入る前にトイレがあります。
※再度公園までにトイレは3つあります。末尾のGoogle Mapでトイレの位置を確認できます。
●布引の滝
所要時間:片道・約1時間(新神戸〜布引の滝)
布引の滝は「日本の滝百選」に選ばれている名瀑(めいばく)の一つです。雄滝(おんたき)・雌滝(めんたき)・夫婦滝(めおとだき)・鼓ヶ滝(つつみがだき)の4つの滝で構成されていて、布引の滝の中で最長の長さを誇る雄滝(おんたき)は高さ43mに及びます。雄滝に直行するルートと、雌滝と鼓ヶ滝を経由して、夫婦滝と連なっている雄滝に行くルートがあります。
●布引五本松堰堤(ぬのびきごほんまつえんてい、通称:布引貯水池)
所要時間:片道・約15分(布引の滝〜布引貯水池)
水道専用施設として1900年に建設された“日本初の重力式コンクリートダム”で、重要文化財に指定されています。人工物とは思えないくらい周りの景色に溶け込んでいて、野鳥たちの憩いの場でもあります。バードウォッチングのスポットもあるので、鳥たちを眺めながら一休みするといいでしょう。
●神戸布引ハーブ園
所要時間:片道・約30分(布引の滝〜神戸布引ハーブ園)【往路で行くとき】
片道・約1時間40分(再度公園〜神戸布引ハーブ園)【復路で行くとき】
神戸布引ハーブ園に行く方のほとんどは、ロープウェイに乗って入園していると思いますが、実は徒歩で行くことができます(神戸布引ロープウェイの風の丘中間駅付近に入り口があります)。徒歩で入園する場合は、入園料(大人200円、小人100円)をハーブ園山頂のインフォメーションで支払えばOK。四季折々の花が見られる他、レストランやテラスがあり、おいしいグルメを堪能することもできます。再度山から降りてくる際にハーブ園に寄って、ラベンダーのソフトクリームを片手にハンモックでくつろぐのがオススメです。
※ペット同伴での入園は禁止されています。
●再度公園
所要時間:片道・約40分(神戸布引ハーブ園〜再度公園まで)
再度公園は、2006年に日本で初めて登録記念物(名勝地関係)に登録された都市公園で、その翌年には、近くにある神戸外国人墓地と併せて国の名勝に指定されました。公園までは、市ケ原から大龍寺の境内を通って行くルートがありますが、境内の中を通るルートは初心者には不向きなので、神戸箕谷線の車道に沿って登ると迷わないでしょう。いつ訪れてもきれいな修法ケ原池(しおがはらいけ)は、ベンチでまったりコーヒー休憩をするのにピッタリです。また、自然を感じながら散歩できる場所であることから、ペットとのお出かけスポットとしても人気で、美しい景色を背に映え写真を撮る方が多いです。
※土日祝の昼帯は混み合いますので、ベンチでゆっくり休みたい方は午前中には着くようにしましょう。
※4/6~11/30(令和6年)の土日祝限定で三宮バスターミナルから再度公園までバス(神戸市バス 25系統)を運行しています。
再度山は、家族や友だち、ペット、またはソロでも楽しめるスポットでいっぱい!「今年のゴールデンウィークは自然を感じたい!」という方はぜひ“再度山”を検討してみてください。
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