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トランプが再開宣言、アルカトラズ監獄【海外特派員リポート】

2025.06.07

トランプが再開宣言、アルカトラズ監獄【海外特派員リポート】

アルカトラズ監獄にブロードウェイ!?トランプが再開宣言!脱出不可能と言われた監獄の実態

取材班は、今話題のあの場所を訪れていました。
ここが、トランプ大統領が突如、「再びアメリカで、最も冷国で暴力的な犯罪者を収容する」と宣言したアルカトラズ刑務所です。対岸まではおよそ2km。潮の流れが激しく、水温が低い海に囲まれていて脱出は不可能と言われた大監獄です。

元々アメリカ軍の要塞(ようさい)だった施設を、連邦刑務所として1963年まで使われていました。
不気味な孤島ですが、サンフランシスコから船で渡ることができ、多くの観光客が訪れます。
囚人たちは監獄に収監されると、まず裸にされシャワーで体を洗われたそうです。
そして孤独な独房へと収容されました。
中にはトイレと洗面台、それに簡易ベッドがあるだけです。
窓の光が入る独房は、囚人たちの憧れだったといいます。
殺人やギャングなど、アメリカ史上最悪とされる犯罪者たちが収容されていました。
1962年6月12日、早朝の見回りで刑務官たちに激震が走りました。
石こうを肌の色に塗って、人の髪の毛を貼り付けたダミーの顔がベッドに寝ていたのです。
しかも隣同士の独房にいた3人が、一夜にして姿を消していました。
3人は寝静まった時間帯に、通気口をこじ開け、体をねじ込みました。
通気口をこじ開けるのに使ったのがスプーン。食堂などからこっそり持ち帰ったものです。

そして通気口から屋根に抜けて、そこから脱出したとみられています。
FBIは3人を指名手配。しかし3人が見つかることはありませんでした。

海を渡りきれず死亡したのか、はたまたどこかにたどり着いたのか、今も謎となっています。

この監獄は、この脱獄事件の前から維持管理費がかかりすぎるという理由から、1963年の閉鎖が決まっていて、トランプ大統領の計画が本当に実現するのかは不透明です。

アルカトラズ監獄にブロードウェイ!?トランプが再開宣言!脱出不可能と言われた監獄の実態〈カンテレNEWS〉

miyoka
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