ドラマ『
北くんがかわいすぎて手に余るので、3 人でシェアすることにしました。 』(毎週火曜午後11時)で、北くんの恋人の1人・比留間東子を演じる志田未来さんにインタビュー。俳優の仕事のことや、プライベートでの推し活のことなどを聞きました。
―ラブコメ作品には念願の初出演だとか。どんなことを意識して演技していますか?
東子自身は家族のことで悩んだりする部分がありますが、ラブコメ作品なのであまり重くなりすぎずに、軽やかに見てもらえるように、と意識して演じています。
4人の同棲生活はとってもにぎやかですが、東子はその中でも大事なことや、伝えるべきことをしっかり伝える役なので、東子の言葉が見る人の心に届くように意識しています。
―今回のドラマは漫画が原作ですが、読んでみてどう感じましたか?
登場人物1人1人がすごく個性的でかわいいな、と思いました。漫画だからこそ許されるような「サブスク型恋愛」という新しい形を、ドラマで違和感なく表現するにはどうしたらいいんだろう、と考えながら読みました。
―東子は北くんに手料理をふるまうことに幸せを感じる人物です。志田さんはプライベートではお料理を作るのはお好きですか?
料理はするんですけど、すごく好きというわけではなくて、必要だからやっている感じです(笑)。
お肉を安いときにまとめ買いして1回分ずつに分けて冷凍してあるので、そのお肉をレンジで解凍して、野菜と一緒に炒めるくらいの、パッとできる料理をよく作ります。
―志田さんはプライベートで推し活も楽しんでいるようですね。
FRUITS ZIPPERや、ディズニーが大好きです。休みの日にどんな推し活をするかの予定を立てたり、推しがテレビ出演する日には「絶対にこの時間に家に帰ってリアタイする!」と決めたり……推し活はそんな時間もわくわくして楽しいんです。
―ディズニーキャラクターでいちばん好きなのは?
ミッキーです。ミッキーって、スターなんですよ。かっこよくてダンスもなんでもできるし、パレードでは格別に光り輝いているというか、どこか違うオーラをまとっています。ディズニーを背負ってる感じやキラキラしてるところが、ほんとにかっこいいなって思います。
でも私はグッズはあんまり買わないタイプ。モノを集めるよりも、ショーやパレードを見る方が好き。自分がそのエンターテインメントを見る経験を大切にしたいから、動画撮影可だとしてもあんまり撮らないで、じっと見ていることが多いです。ディズニーの新しいショーが始まるたびに、チェックして見に行っています。
―推し活は志田さんにとってどんな影響がありますか?
切り替え、リフレッシュですね。仕事が忙しい時期は、合間に1日休みがあったとしても、家にいるとどうしても「明日のシーンはなんだっけ?」って仕事のことを考えちゃうから気が休まらないんですよね。
でも、仕事以外に夢中になれることがあるとすごく気分転換になって、また次の日頑張ろう、という気持ちになれます。私にとって推し活は、自分をいい方向に導いてくれるものだと思っています。
―北くんと東子たちの関係性は、推しとファンの関係にも似ている気がしますが、どう感じますか?
たしかにそうですよね。しかも北くんはなんでも「いいよ」って受け入れてくれて、みんなを包み込んでくれる優しさがある人。そういう所が、推しとファンの関係に似ているかも。
人と人って本当は思ったことを言い合ったり、嫌な部分が見えたり、ということもあると思うんですけど、今回のドラマではあんまりそういう面は出てこないので、見ていてほんわかする気持ちになれるドラマになっているんじゃないかと思います。
―志田さんは6歳のころから芸能界でお仕事していますが、俳優の道を選んでよかったと思うことはありますか?
う〜ん、生活の一部になりすぎていて、あんまりそういうふうに考えたことがないんですけど……。連続ドラマの場合、1つの撮影現場がだいたい3〜4カ月で終わるので、そのたびに達成感を得ることができます。そして次の現場では、また1から新しいことに挑戦するような気持ちになれるんです。そんなふうに常に自分が進化している感覚になれることは、この仕事をしていてよかったな、と思うところかもしれません。
―以前と比べて、自分が成長したこと、進化したと感じることはどんなことですか?
自分が30代になってから、共演者の方やスタッフさんに年下の人が増えてきましたが、年下の人にどうやって関わっていけばいいのか戸惑っていたんです。私は子どものころから現場で一番年下、という感覚があったので、アドバイスしたくても「偉そうかな」と気になってしまって、なかなか思ったことを言えずにいました。
でも、年齢を重ねるごとに自分が現場で素のままでいられるようになってきたと思います。みなさんとコミュニケーションを取りながら、「こうしたほうが円滑に進むかも」という自分の意見も言えるようになったことが自分の中での成長かなと思っています。
―では、志田さんが今後チャレンジしてみたいことは?
今回、ラブコメをやりたい、やりたい、と言っていたら出演する夢がかないました。かないたてホヤホヤでまだ次の夢が見つかっていないんですけど……でも、言葉にするとかなうと実感したので、これから目標や夢を見つけたときには、言葉にしていこうと思っています。
―では、プライベートで行ってみたいところなどはありますか?
メキシコのカンクンは憧れの場所です。ビーチリゾートが大好きなんです。昔の手帳に「行きたい場所リスト」として10カ所くらい書いたうち、カンクンだけまだクリアできていないから、いつか行ってみたいなぁ〜と思っています。
『北くんがかわいすぎて手に余るので、3 人でシェアすることにしました。』
公式HP
https://www.ktv.jp/kitakun-share/
インタビュー・文:早川奈緒子
川崎市在住のフリーランスライター。10代の子ども3人の母。子育て系やエンタメ系記事の取材・ライティングを行う。