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パリ五輪、進まないバリアフリー化【海外特派員リポート】

2024.07.06

パリ五輪、進まないバリアフリー化【海外特派員リポート】

【パリ五輪】進まないバリアフリー化 地下鉄は1路線のみ 車いすユーザーは「失望」

7月26日の開幕に向けて、フランス・パリの街中はオリンピックの装いに変わりつつあります。
しかし工事で通行が制限されるなど、歩行者にとっては遠回りをしなくてはいけない事態に。
特に困っているのが車いすユーザーです。
出会ったのはフランク・マイユさん。1988年のソウルパラリンピックで銅メダルを獲得した元水泳選手です。
自宅の最寄り駅からパラリンピックの開会式会場となるコンコルド広場までの移動に同行してみました。
電車と地下鉄を乗り継ぎ、通常20分ほどの距離ですが、地下鉄で完全バリアフリー化されている路線は 17路線のうち、たった1路線のみです。

大回りをして目的地のコンコルド広場から少し離れた駅に到着すると、今度は工事で規制が多い歩道を通っていかなければいけません。段差が多い中、慎重に進んでいきます。
フランクさんが広場に着いたのは、結局出発から1時間30分たった後でした。

フランクさんの電動車いすのバッテリーでは、18kmしか走行できません。
街中の観光地が会場となる今回の大会では、う回を余儀なくされ、移動における精神的な負担は大きいです。
政府は大会に向けて大規模な駅のみバリアフリー化をし、それを補う形で車いすユーザー向けのシャトルバスを用意するほか、スロープ付きのタクシーを1000台に増やす予定です。

【パリ五輪】進まないバリアフリー化 地下鉄は1路線のみ 車椅子ユーザーは「失望」【関西テレビ・newsランナー】

miyoka
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