見てみよか

兵庫県加西市で行列のできるラーメン店秘話【ウラマヨ!】

2025.01.18

兵庫県加西市で行列のできるラーメン店秘話【ウラマヨ!】
1月18日(土)午後1時からのカンテレ『ウラマヨ!』は、関西の行列グルメの裏側をのぞき見する【新店&カリスマ大集合 ウラマヨ!行列レストラン】を放送。そのうち“最大1日待ちの幻のラーメン”についてお届けします。
兵庫県南西部に位置する加西市。人口約4万人の自然豊かでのどかな町ですが、この町でオープンから1年で既に大盛況となっているのが“Ramen Dream桐麺”。一番人気は、加西ハッピーラーメン(750円・税込)です。
スープは鶏がらベースの魚介しょうゆ味、麺は自家製ストレート細麺を使用し、シンプルであっさりながらも旨みのバランスが整った究極の一杯。地元・播州地方の食材を取り入れて開発したそうです。
営業は月・水・金の3曜日のみで、1日50組限定。行列に並ぶのではなく名前を書いて順番を取る記名制になっていて、早い人は前日から名前を書きに来るのだとか…。そうして最大1日待ちにもなることから“幻のラーメン”と呼ばれ、人気となっています。
店主の桐谷尚幸さんは、実は大阪の行列店“桐麺”の創業者で、美しいビジュアルが話題となった人気メニュー“桐玉”を生み出したラーメン界のカリスマ。7年で関西に3店舗まで広げていましたが、2023年に突然2店舗を畳んだ上、残る大阪・十三の店は知り合いに渡し、わざわざ田舎町の加西に移住して再出発していたのです。
スタジオに登場した桐谷さんはその理由について、“成功した経営者”という立ち位置で感じた虚しさを挙げ、「1店舗出して忙しくなって、2店舗目、3店舗目と増やしていったんですけど、弟子がみんなできるようになって、結局どの店にも僕の居場所がなくなっちゃったんです。こんなにウチを愛してくれるお客さんがいるのに、俺は仕事もしないで何してるんやろう…と。それで全部自分で作ったラーメンをお客さんに出したいと考えて、嫁さんに“移住しよう”って(笑)」と当時の胸の内を明かしました。
また、MCのブラックマヨネーズ小杉竜一さんが「記名ボードを出す方式で50組限定にしたのは何か思いがあってなんですか?」と尋ねたところ、「そうですね。地元密着じゃないですけど、やっぱり近所の人に食べに来てほしいというのがあるので、家からパッと食べに来てもらえるようにしました」と桐谷さん。
「ただ記名がいっぱいになって、東京から来た人が“埋まってて食べられへんやないか”ってなったことがあって、“ファストパス”を作ったんですよ(笑)。枠が埋まってても2,000円のパスを買えば、並ばずにすぐ食べられるという(笑)」と商売上手な一面も見せ、小杉さんから「そのうちパレード始まるんちゃう!?」とツッコまれていました。
さらに変則的な週3日の営業に関しては、「10年間家族との時間が全然なくて。子供7人、ほったらかしだったんです。でも、一番下が7歳になったんですけど、彼だけはしっかり成長を見られるようになって。今はそういう家族との時間を一番にして、ラーメンは子供が学校に行ってる間とか、真剣にできる時にやることにしました。お金も好きですけど…自分軸で生きてます(笑)」と確固たる信念を披露。加西市でのリスタートを経て、理想のワークライフバランスに近づくことができたと笑顔を見せていました。
番組ではこのほか、世界大会3位のパン職人がつくるクロワッサンやカレーパンが人気の神戸市のパン屋“Mariage de Farine”や、大阪・吹田市にあり、おそば屋さんなのに一番人気が親子丼だという“鴨と醸し 鼓道”が登場。
さらに、大阪・福島の“中国菜 オイル”など、行列店で従業員に提供されているめちゃくちゃ美味しそうな“まかない”なども紹介。
miyoka
0