毎回、SNSでの考察が盛り上がっているドラマ『
MADDER(マダー)その事件、ワタシが犯人です』。
その第4話が1日深夜に放送されました。第3話では、進学校・清爛学園の校内テスト「清爛統一」中止の理由探しが行われました。これらの中止騒動の原因を密かに作ったのは、もちろん学内屈指の天才・仲野茜(五百城茉央)です。テストのペーパーレス化を反対する古文教師・箕輪(おかやまはじめ)や同級生たちの関係性、心理を利用して波風を立てたのです。
天才ゆえに毎日につまらなさを感じている茜の退屈しのぎがじわじわ広がる、ここまでの物語。ただ第4話では、そんな茜の惑いを感じることができました。彼女は限られた学生に向けて、「清爛統一」のテスト問題を流出させ、みんながそれを事前に見るかどうか試します。ただ誰もそれを見ずに試験に挑みます。茜は、同級生たちの“真っ当さ”にがっかり。そして、そんな彼女の気持ちをさらに揺らしたのが、電気店に勤める黒川悠(山村隆太)でした。
ちなみに黒川は、世間を震撼させている猟奇殺人事件の犯人だと思われる青年です。茜は第1話で黒川と出会い、殺人犯ではないかと感じながらも「彩りのある世界とは、どういうものであるか」を聞かされたことで、彼に魅せられました。学内で小さな事件を起こしているのも、黒川の影響です。そして第4話で茜はあらためて、黒川という人物が持つミステリアスさに触れることに。